審査なしも同然?審査が甘いクレジットカード比較【即日あり】

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若い方は想像もつかないかもしれませんが、一昔前まで、クレジットカードの申し込みは紙の申込書に手書きで記入していました。記入が終わった紙の申込書を郵送申込もしくは店頭申込し、審査にかけます。郵送の場合は申込書を店頭で受け取るか、取り寄せる必要があったため、実際の発行・受け取りまでに考えられないほど時間を要していました。今でも、紙の申込書で申し込めるカードはありますが、時間的なデメリットは残ったままです。



クレジットカード業界は金融業界との結びつきが強いため、昔ながらの体質が色濃く残っており、変化に疎いところがあります。今でも銀行口座の開設にハンコが必要なのはそんな理由からです。しかし、ネットショッピングなどの普及によりクレジットカード契約者数は増加の一途を辿っており、紙の申込書だと処理に時間がかかる&人件費がかかるなどを理由に、クレジットカードは紙の申込書からインターネット申し込みへのシフトを余儀なくされました。



実は、紙申込からインターネット申込へのシフトの過程で、審査内容にちょっとした変化がみられるようになりました。紙時代には審査に通っていたはずなのにインターネット時代になり審査に通りにくくなってしまった、また、その逆の事例もあったりするので、審査がどのように変わったのか検証してみることにしました。






紙申込とインターネット申込は根本的に分析方法が違う


私達はクレジットカードを作るときに氏名や年齢、職業など様々な情報(これを属性といいます)を記入or入力します。その情報をもとにカード会社は審査を行うわけですが、紙申込とインターネット申込では実は根本的に分析方法が異なっています。



紙申込は「定性分析」、インターネット申込は「定量分析」を使って分析を行っています。



定性分析は筆跡や人柄などの主観的要素を判断材料にする



「定性分析」は、属性だけでなく、筆跡をはじめ、人柄や人相、言葉遣い、態度などを審査の要素にしますので、“この人にはカードを作らせたくない”と思わせてしまうと、属性に大きな問題がなくても審査に落ちる可能性がありました。カード会社によっては捺印の陰影や身分証明書の保存状態を見てくることもあるので、紙申込でかつ店頭申込の場合は、実は様々なところを見られていることになります。



定量分析はより細かい属性=客観的要素を判断材料にする



「定量分析」は、より細かい属性を審査の要素にします。例えば、職業一つをとっても、業種は何なのか、勤務年数はどのぐらいなのか、雇用形態はどうか、会社の規模(資本金や従業員数)はどのぐらいなのか、など定性分析よりも細かく見ていきます。より細かい属性をもとにスコアリング=点数付けし、その合計点が最低ラインを超えていれば審査通過となります。



紙申込を昔ながらの定性分析に分類しましたが、昨今の紙申込は、申し込まれた内容をカード会社側がデータ化し、スコアリングシステムで点数付けしていくため、定量分析の要素も取り込まれるようになってきています。定性分析のみで審査結果を弾き出すカード会社はほとんどなくなってきているのが現状です。



では、紙申込で主に重視される項目、インターネット申込で主に重視される項目は何なのか見ていきましょう。




紙申込で重視される項目


紙申込で主に重視されるのは、申込内容の“正確性”です。紙申込書には手書きで記入することになりますので、書き間違いをすると間違った情報のまま審査にかけることになり、場合によっては審査にネガティブな影響を与える可能性があります。



紙の申込書は正確に記入する必要があります



例えば、本当は消費者金融から借り入れがあるのにそれを忘れていて「借入状況なし」で申込をしてしまった場合、消費者金融からの借り入れは実は審査にかなりネガティブな影響を与えることになりまして、そのうえ虚偽申告となりますので、この場合、カード会社からの信用度は極めて低くなってしまうでしょう。信用情報機関に照会することで、カード会社はあなたの借入状況は把握できてしまうので、故意でも故意でなくても虚偽申告・間違いは逆効果になってしまいます。



紙申込は定性分析(+定量分析)になりますので、筆跡をはじめ、店頭申込の場合は人柄、人相、言葉遣い、態度なども見られます。もう一つの申込方法である郵送申込が面倒なのは、間違いがあると最初から書き直しが必要なことです。申込書の取り寄せ→記入→郵送→審査→間違いの発覚→申込書の再発送→記入→郵送→審査→結果通知、となり、間違いがあると相当の時間を要すことになりますので、正確な記入が求められます。




インターネット申込で重視される項目


インターネット申込で重視される項目は一つに絞れません。これは先述したように、実に様々な項目をもとに個人をスコアリング=点数付けし、その合計点を審査結果に反映させるためです。しかし、どの項目にスコアのウェイトが置かれているかはある程度わかっています。



勤続年数や雇用形態、金融事故の有無など細かい属性をチェック



例えば、職業の中で言えば「勤続年数」。勤続年数が長ければ、昇給などを理由により多くの収入を得ている、かつ、安定した収入を得ていると判断されるため、審査にポジティブな影響を与えやすいです。なので、勤務先が大企業でも勤務年数が浅ければ評価は低くなり、大企業勤めなのにただの一般カードの審査に落とされてしまうことは十分にありえます。



勤続年数と並んで「雇用形態」もチェックしておきたいところ。収入が多いと審査に有利だと思っている方は多いですが、実はこれは間違っています。たしかに収入が多いのはポジティブな要素になりやすいですが、雇用形態が個人事業主だったりすると、職業としての評価は低くなります。例えば、20代の個人事業主で年収2,000万円以上といった特殊ケースだと“一般的な”属性とかけ離れすぎているため、カード会社から怪しまれ、審査に落とされるケースがあります。



そして、「金融事故」はかなり大きなウェイトを占めることを覚えておきましょう。過去に延滞履歴があったり、消費者金融やカード会社からの借り入れが残っている場合、審査結果が否決となる可能性が非常に高くなります。延滞や借り入れは解消された日から5年間は個人信用情報機関に記録されますので、金融事故を起こさないことが審査に通るために最も大事なことと言っても過言ではありません。





インターネット申込ならではの審査要素とは?


紙申込とインターネット申込の重視項目を見てきましたが、実はインターネット申込ならではの審査要素がいくつかありますので、そこも解説しておきたいと思います。




どこから申込ページに飛んできたのか



ページへの遷移はGoogle?Yahoo?



昨今は、アクセス解析ツールの進化によって訪問者がどこから飛んできたのかが容易にわかる時代です。カード会社によってはどこから申込ページに飛んできたのかを見ているところがあるようです。



申込みページへのアクセス手段が審査に与える影響は明らかにされていませんが、例えば、「三井住友カード」というワードでGoogle検索からの流入が統計で多かった場合、今後、Googleにかける宣伝広告費を増やし、露出を増やす可能性があります。



流入の統計はカード会社の今後の経営戦略に主に用いているようです。一つ確かなのは、宣伝広告費にお金をかけられるということは、資金繰りがうまくいっている証拠でもありますから、広告を出していればその間は審査を緩くする可能性があります。





約款(やっかん)ページの滞在時間



約款ページを熟読したかどうかを滞在時間で判断



約款ページとは、契約内容などの条項が記載されているページのことで、本来であればしっかりと目を通す必要があるページですが、多くの方は軽く目を通す程度で次のページに移ろうとするものです。



アクセス解析ツールによって、各ページの滞在時間を計測することが可能で、約款ページの滞在時間が長いと契約内容を熟読していると判断されますので、信用度が多少高くなる可能性があります。



「契約に関する重要事項」などと記載されたリンクがある場合は、そちらにも飛んでいるか、また、その滞在時間を調べることもあるようです。しかし、すべてのカード会社が参考にしている要素ではないので、そこまで神経質になる必要はなさそうです。





アクセスは自宅か外出先からか



外出先からのアクセスは正確性を欠く可能性あり



PCからのアクセスが多かったインターネット申込も、今日ではスマホ(モバイル)からのアクセスが多くなり、トラフィックは逆転しています。PCからの申込はほとんどが自宅からのアクセスだったのに対し、スマホ(モバイル)からのアクセスは自宅もしくは外出先に分かれます。



クレジットカードの申込にあたっては勤続年数や収入、居住年数など数字に関わる情報を手元に把握しておく必要があるため、外出先よりも自宅からアクセスしたほうが数字に関わる情報を確実に把握できることから、自宅からアクセスしたほうが情報の“正確性”が上がる可能性が高いと判断される可能性があります。



とはいえ、外出先から申し込んだからといってそれが審査否決の理由にはなりません。あくまで、自宅から申し込んだほうが間違いをせずに済む確率が高まるというだけの話です。





紙申込とインターネット申込の違いを表で比較


紙申込とインターネット申込の審査内容の主な違い、その他の違いを表にして比較してみましょう。

紙申込 インターネット申込
審査の重視項目 情報の正確性 勤続年数・雇用形態などの細かい属性
金融事故の有無
ミスの多さ 多い 少ない
ミスの訂正方法 再郵送で手書き修正 アラートで即座に修正
発行の所要日数 2週間〜1ヶ月 最短即日or2〜3営業日
(2週間程度かかる場合もあり)




結論:インターネット申込はメリット多し


インターネット申込が現在の主流になっている理由は、申込者数の増加に伴う処理速度の改善のためなど様々な理由がありますが、理由の一つに、より細かく属性をスコアリング化することによって少しでもプラス要素になる属性を審査結果に反映させる狙いがあります。



カード会社は本当は多くの申込者を審査に通したい



カード会社は常に新規顧客の獲得を目論んでおり、なるべく多くの獲得を目指しています。しかし、すべての方を審査に通すわけにはいかない、でも、属性が優秀でなくても返済能力がある方はいるのでそういった方は審査に通したい、という葛藤と戦っています。



そこで、属性をより細かくみて、少しでもプラスになる要素を審査に取り入れること(スコアリングシステムの採用)で、属性が優秀でない方の中からも信用できる方を割り出すことが可能になり、より良い審査結果をもたらす形にシフトしています。



インターネット申込は、間違った入力を行うとミスを訂正するアラートが出たり(※存在しない郵便番号を入力すると正しい入力するように警告が出ます)、申込後に即座に審査にうつることが可能なので最短で即日or2〜3営業日内にカード発行が可能だったり、すべての面で紙申込を凌駕しているので、今の時代に紙申込をわざわざ選択する必要はなくなっています。



昨今は多くのクレジットカードが入会キャンペーンを実施しており、その多くは、“インターネット申込限定”で入会特典として数千ポイントをゲットできるようになっています。



言い方はあまり良くないですが、ポイントを餌にして新規顧客を獲得する、プラス、インターネット申込をしてもらうことで審査スピードの改善&人件費を削減できるので、申込者とカード会社、両者にとってウィンウィンな関係になってきています。



入会キャンペーンを実施しているカードは審査難易度が低め



ちなみにですが、入会キャンペーンで数千ポイントプレゼントしているカード会社は、資金繰りにある程度余裕があるため、そのキャンペーン期間は審査が緩くなる傾向があり、狙い目といえます。ぜひこの機会にキャンペーン中のクレジットカードを作ってみてはいかがでしょうか。




キャンペーン実施中のクレジットカードはコレ!







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