審査なしも同然?審査が甘いクレジットカード比較【即日あり】


クレジットカードには、「年会費無料」「年会費有料」の2タイプがあります。クレジットカードを所有している方であれば、ご存知だと思います。「年会費はないほうがいい」と答えるのが大半の意見でしょう。そもそも、年会費がもらたす審査への影響は何かあるのでしょうか?





クレジットカード会社の収入源は大きく3種類


まず知っておきたいのが、クレジットカード会社の収入源は何か、ということです。主な収入源は「手数料収入」「金利収入」「その他の収入」の3つに分けられます。



意外と多いカード会社の収入源



「手数料収入」は、加盟店手数料や提携カード手数料、通販サービス手数料などがあります。加盟店手数料は、加盟店がクレジットカード決済の手続きを行ってもらったお礼のような形で渡す手数料のことで、カード会社にとって大きな収入源となっています。提携カード手数料は、メーカーがカード会社に依頼してできた提携カードのお礼として支払手数料などを受け取ります。通販サービス手数料も同じようにカード会社が通販会社から支払手数料などを受け取っています。


参照:加盟店手数料の詳しい解説



「金利収入」は、キャッシングやリボ払い、分割払いなどで生じる金利(利息)による収入のことです。例えば、キャッシングの場合、ほとんどが実質年率18.0〜20.0%に設定しているため、利用後の返済時に多くの金利収入を獲得することができます。キャッシングは、ATMやCDを使った小口融資サービスであり、“現金に困っている層”が使うことから、延滞・貸倒のリスクを伴いますが、金利収入を多く得られることから、多くのクレジットカードに付帯することができます。



「その他の収入」の一つが年会費です。他にも、有料会報誌やシステム回線利用料からの収入、利用明細書に掲載する広告収入があります。年会費は、有料と無料の2パターンに分かれますが、1年に1度、数百円〜数千円を確実に徴収でき、大きな収入となるため、クレジットカード会社は年会費を設定したいと考えていますが、年会費が有料だと会員数が増えにくいため、昨今は年会費による大きな収入を手放して、会員数の確保に各社躍起になっています。





年会費無料のままでは発行会社は赤字


質問は「年会費が無料のカードは審査が厳しいのは本当?」というものでしたね。結論から言ってしまえば、年会費無料=審査が厳しい、は可能性としてなくはないです。



年会費無料のカードは使われないと赤字になるだけ



クレジットカード会社の身になってみると内情がわかってきます。カード会社は、年会費無料のクレジットカードを発行する時点で、すでに赤字となるわけです。というのも、発行するカードの作成費用、利用ガイドや会員規約等の印刷費用、カードの配送費用、その他様々な手数料、審査に関わることをすべて無料でやることになるわけですから、そこには当然、人件費もかかっていて、通常は無料で行える業務ではないのに無料で行っています。



そのため、年会費無料のクレジットカードは、多くの利用が見込めそうな収入の多い方を審査に通過させよう、という傾向が少なからずみられるわけです。これが年会費無料のクレジットカードは審査が厳しい、と言われる所以です。





収入が少ないと多くの利用を見込めないと判断されがち?


収入が少ない方だとクレジットカードの利用がそこまで多くはならないと予想できるので、カード会社としては、年会費無料でずっと持たせておいても、あまり意味がなくなるわけですよね。でも、少しでも使ってもらえば利益にはなるので、審査には一応通している。しかしながら、貸し倒れのリスクは多少なりともあるので、そこが審査可否の判断を難しくしている一つの要因になっています。



ほとんど利用しない人に利用明細書を配送するのにも、また、費用がかかってきますから、昨今は紙の利用明細書を廃止し、ウェブ上で利用明細書を確認できるようにするところも増えてきています。利用明細書はダウンロードが可能で、これを各自、印刷・保管することを勧めることで、少しでもコスト削減をしようと務めています。



ただ、更新時期になれば、新しいカードの作成費用に加え、利用ガイドや会員規約の印刷費用、さらにそれらを配送する費用がかかるのには変わりないので、そこはカード会社の大きな悩みの種になっているようです。





損失なのに年会費無料をやめられない理由


「年会費無料で顧客を獲得したはいいけど利益が増えないから年会費を有料にしたい」と考えているクレジットカード会社は必ずあります。しかし、実際にそのようなことにならないのは、無料から有料に切り替えると、多くの利用者からの反対の声が上がり、解約する人が増えたり、評判が悪くなることを避けたいという本音があるからです。



一度、年会費を無料にしてしまったら、有料にすることは不可能に近いわけですね。言ってみれば、年会費を無料にすることはカード会社の“英断”でもあるわけです。そこは私達も感謝しなければなりません。



「たとえカードを利用する機会が滅多になくても、あるのに越したことはないし、無料だからこそ持ち続けている」というパターンは非常に多いです。中には、こうした事情をうまく利用するカード会社もあります。例えば、初年度は年会費無料にして多くの方に入会してもらい、翌年以降は本来500円の年会費がかかるところ、年1回ご利用して頂くだけで翌年も年会費を無料にする、というパターンです。このように利用を促すことによって、年会費無料で発行しても最小限の収入を得ることができるようになっています。カード会社も努力を重ねているのです。





実際は審査はそこまで厳しくなっていない


“年会費無料=審査が厳しい、は可能性としてなくはない”と言いましたが、実際はそこまで厳しくなっていないのが現状です。「クレジットカードに申し込んで審査に合格している人の割合が発表される」という記事でも紹介していますが、2013年〜2016年のクレジットカード審査合格率は平均で76.2%でしたので、10人中7〜8人は審査に合格している計算になります。この事実から、“近年のクレジットカードの審査は厳しい”とは決して言えないとわかると思います。



昨今、クレジットカードの契約数は年々増加しているのですが、営業利益の伸び率は思ったほどではないカード会社が多いです。



リクルートカードの営業利益(単位/百万円),2011年度67745,2012年度91962,2013年度92912,2014年度75156



上の図はリクルートカードの決算公告の損益計算書に記載されている営業利益です。2011〜2014年の4年間の営業利益の推移ですが、単位は百万円で、2011年度は67,745、2012年度は91,962、2013年度は92,912、2014年度は75,156といったように、必ずしも営業利益は毎年増え続けるわけではないことがわかります。



背景には、全く利用しない層がいることや人件費が嵩んでいるなどの理由が挙げられます。顧客獲得に必死になっている状況は変わりないどころか、加速している状況なので、今後もそこまで厳しい審査にはならないのではないか、と推測できます。





年会費無料でも審査が甘いカードはある!


ここからはさらに突っ込んで見てみたいと思います。ここで大きなポイントになるのが、実は還元率です。還元率が高ければ、ポイントは貯まりやすくなります。低ければ、ポイントは貯まりにくいです。これは周知の事実ですね。



高い還元率を維持できるのは限られたカード会社だけ



例えば、年会費無料で人気のカードに楽天カードがあります。楽天カードの場合、通常のショッピングの際、還元率は1%となるので、1,000円分の利用で10ポイント付与されます。楽天カードは人気カードで、利用者は急増中、さらに年齢層も幅広いため様々なシーンでご利用していただける、ということを見込んで、還元率の高さを維持できています。



楽天市場でのショッピングなら、楽天カード利用で還元率が+3%(アプリ利用でさらに+1%)に上昇する仕組みになっているので、楽天カードを持っている人は、必然的に楽天市場で楽天カードを利用して購入する機会が増えます。このように、自社サイトまたは提携サイトの利用客増加を見込めるカードは、「年会費無料」を難なく実現できています。



Yahoo! JAPANカード



楽天カード以外にも、Yahoo!ショッピング”といった大きなショッピングサイトを持っているYahoo! JAPANカードのようなクレジットカードも、年会費無料でも自社サービスへの利用増加に期待できるため、比較的、審査は甘くなっているのです。今後も年会費無料を維持するには、このような自社or提携サービスの利用増加を見込めるようなクレジットカードでないと厳しいでしょう。




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