審査なしも同然?審査が甘いクレジットカード比較【即日あり】

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クレジットカードは、各カード会社が異なる基準のもと審査をし、合否を決めています。年収200万円以上ないと審査に落とすA社があれば、年収100万円台で審査に通すB社があるように、収入で合否を決める会社もあります。他にも、年齢や雇用形態、勤続年数、安定収入の有無など様々な条件を加味して審査結果が反映されます。



一般カードにおいては、入会資格に年収(収入)の下限を設けていないことがほとんどですが、例えば、SuMi TRUST CLUB エリートカードは、“年収200万円以上”を入会資格として明記しているように、ゴールドカード以上に関しては審査基準をよりわかりやすくするカード会社が増えてきています。



入会資格が審査左右する大きな要因であることは紛れもない事実です。



では、各社、どのような入会資格を設定しているのでしょうか?ランダムにクレジットカードを50券種選び、入会資格の統計をとりました。(※ゴールドカード以上のステータスを除く、一般カードが対象)





クレジットカード50券種の入会資格の統計結果


クレジットカードを50券種ランダムで選出したところ、入会資格には「年齢」「電話連絡」「居住地」「収入」に関しての記載があることがわかりました。それぞれの意味についても考察した結果をお伝えしていきます。




年齢に関して


入会資格の統計結果:18歳以上94%、20歳以上6%


  • 18歳以上:47券種
  • 20歳以上:3券種


年齢に関しては、ほとんどが「18歳以上」を入会資格としていました。50券種中47券種なので割合にして94%。「20歳以上」を入会資格とするクレジットカードは3券種ありましたが、うち、1券種は20歳未満向けにヤングカードが用意されていたため、実質2券種。クレジットカードは18歳から作成が可能となっているため、これは当然の結果といえるかもしれません。また、20歳以上と定めたカードは、18歳以上と定めたカードよりも審査が少し厳しい傾向があるかもしれません。



高校生は入会資格を持ちませんので、同時に「高校生を除く」と明記されることがほとんどでした。たとえ、明記されていなくても、同じことです。職業訓練校や高等専門学校生の生徒、また、中学卒業後に社会人となった18歳以上は高校生ではないため、入会資格があります。未成年がクレジットカードを作る場合、親権者の同意が必要となりますので、クレジットカードを作りたい旨を相談してから申し込むようにしましょう。



「未成年の方は親権者の同意が必要」と明記されていれば、高校生を除く18歳以上20歳未満でも申し込めるという意味なので、大学生や専門学生にも入会資格があります。「学生専用」と明記されていれば、高校生を除いた学生に入会資格があります。このように明記された入会資格によって審査対象は若干変わってきますので、特に学生は入会資格をしっかりと読んでから申し込むことが大事です。





電話連絡に関して


入会資格の統計結果:電話連絡が必要40%、明記なし60%


  • 電話連絡が可能:20券種
  • 明記なし:30券種


「電話連絡が可能な方」を入会資格としているのは50券種中20券種でしたので、割合にして40%。たとえ、明記されていなくても、申込項目に電話番号を入力する欄はほぼ必ずありますので、電話番号は必要だと思ったほうがいいです。



電話連絡は、申込者に本人確認をとるために必要になってきます。また、申告した勤務先に本当に働いているかどうかを確認する、在籍確認のために勤務先の電話番号を求められることも多いです。支払いや返済が滞った際に電話で確認がとれるかどうか(電話催促の可否)が審査に影響してきますので、電話番号は正確に申告しましょう。



また、自宅の電話番号をお持ちの方は申告したほうがいいです。というのは、自宅の電話番号は回線契約が面倒なうえ、解約も面倒なので一度契約すると長期間契約する傾向にあり、携帯電話のように簡単に解約されないため、電話連絡をとりやすい手段として重宝されているからです。自宅の電話番号があったほうが確実に催促できるため、プラス査定になることもあります。



実は本人確認の電話連絡は、近年、減少傾向にあると言われています。また、在籍確認に関しても、減少傾向にあります。基本的に、在籍確認の際はカード会社の審査担当者は担当名しか名乗らないため、もし電話があっても、何の審査に関する電話なのかを勤務先に勘づかれないように気を使ってくれるため、その点はご安心ください。



昨今は格安SIMの普及により、データ専用SIMを利用し、電話番号を持たないという方も少なからずいます。対策として、「SMARTalk」や「050Plus」というアプリを使うと、050からはじまるIP電話の番号を無料で取得できますので、電話番号が必要な際にぜひ利用してみてください。










居住地に関して


入会資格の統計結果:日本国内に限る18%、明記なし82%


  • 日本国内に限る:9券種
  • 明記なし:41券種


「日本在住の方」「日本国内居住者」といったような日本国内に居住していることを入会資格としているのは、50券種中9券種でしたので、割合にして18%とそこまで多くありませんでした。



居住地に関しての入会資格が設定されていても、在留カード(中長期滞在者へ発行)や特別永住者証明書(日本への永住を許可された外国人に発行)、留学生の場合は学生証があれば、外国人でも審査の対象となる可能性があるので諦めなくても大丈夫です。外国人のほうがむしろクレジットカードの重要性を感じているでしょうから、こういった制度があるのは安心できますよね。



居住地に関する入会資格を設けている理由は、クレジットカードが本人限定受け取りで発送された場合、原則として本人が受け取る必要があり、そのために国内の住所が必要になってくるからです。本人に直接受け取らせることで、カード会社は架空の名義で発行されるなどの悪用を対策することができます。現状、ほとんどのクレジットカードは本人限定受取郵便で発送されてきます。ただ、アメックスは普通郵便で送っておくこともあるそうです。



長期的に海外にお住まいの方は、日本に帰ってくる前にクレジットカードを申し込んでおけば、帰国時に受け取れる可能性があります。万一、受け取りのタイミングを逃しても、不在票があれば、自宅もしくは郵便窓口でカードを受け取ることが可能です。つまり、実際に日本にいなくてもクレジットカードは作れるということです。ただし、そのためには申込段階で国内の住所が必要になります。





収入に関して


入会資格の統計結果:継続収入が必要18%、明記なし82%


  • 安定継続収入が必要:9券種
  • 明記なし:41券種


50券種中9券種、割合にして18%が「安定継続収入がある方」を入会資格としていました。割合的には多くなかったですが、審査が厳しいカード会社ほど、この条件を求めてくる傾向が強いです。



安定継続収入が入会資格に明記されている場合、収入の大小に関係なく、毎月or毎年決まった額の収入があるかどうか、を審査で見ていくことになります。なので、例えば、パートで月収はさほど多くなくても、毎月安定した収入があれば審査対象となりますから、“安定継続収入”という言葉に惑わされなくて大丈夫です。



“安定継続収入”という言葉は、何をもって安定しているか、捉え方が人によって異なりますので、抽象的な一面があります。何をもって安定しているかの鍵を握る項目の一つが「勤続年数」です。



年功序列制度で構成される日本社会において、安定継続収入を得ているかどうかは勤続年数の長さで判断することができますので、収入が多くなくても勤続年数が長ければ、審査にポジティブな影響を与える可能性が高いです。



また、「雇用形態」も安定継続収入を判断する材料となってきます。高い評価を受けるのは公務員や正社員ですが、契約社員、派遣社員、パート・アルバイトでも低い評価を受けるわけではないので、実際はそこまで気にする必要はありません。





統計から読み解く近年の審査難易度の傾向


統計結果から、「高校生を除く18歳以上で、電話連絡が可能な方」を入会資格を設定するクレジットカードが多いことがわかりました。この条件なら、ほとんどの方がクリアしているのではないでしょうか。



実際にはもう少し細かく入会資格は設定されていますが、そこは明らかにされていないため、こちらで紹介しているように、発行会社の系統で比較したり、Twitterなどから審査通過状況を確認するのが今できる最も有効な審査難易度の判断材料となります。



収入に関しては、金額の大小を気にしなくて大丈夫です。多くて有利になり、少なくて不利になるということはありません。「安定継続収入がある方」と明記されている場合、パートやアルバイトでも勤続年数が長ければ安定した収入があると判断されます。実際に、勤続年数が短い正社員が審査に落ちて、勤続年数が長いパート・アルバイトが審査に受かった、という事例は少なくないです。



クレジットカードに申し込んで審査で合格している人の割合が発表される」でも紹介していますが、クレジットカードの申込件数が増えている中、2013〜2016年の審査合格率は76.2%と非常に高く、10人に7〜8人は合格しているため、近年のクレジットカードの全般的な審査難易度は全体的に低くなっている、と推測できます。



ただし、冒頭でも記したように、各社が“独自”に設定されている入会資格に注視しなければなりません。



例えば、「PayPayカード」は、“有効なYahoo! JAPAN IDをお持ちの方”を入会資格としています。Yahoo!のサービスを利用するにあたって必要になってくるものなのですが、誰でも無料で取得できるので大きな心配はいりません。自社のウェブサービスを利用させるために申込時にアカウントを作らせるカード会社は多いです。



マジカルクラブTカードJCB」は、“日本在住で日本語の読み書きができる方”と明記されています。“永住権をお持ちの方”とも明記されているため、これらに該当しない方は審査対象とならない、と読み解くことができます。逆に言えば、これらの条件に当てはまっていれば外国人でも保有できるというわけです。



三井住友VISAデビュープラス」は、“満18歳〜25歳までの方(高校生は除く)”と明記されています。銀行系クレジットカードは一般的に審査が厳しいと言われていますが、このように若年層向けに作られたカードの審査難易度は実は高くないのです。20代限定カードや学生専用カードにも同じことがいえます。属性に不安がある方はこういった専用カードを狙うのがおすすめです。





何はともあれ、まずは申込をしましょう


「審査に通るか不安だなぁ」と思うのは、実は皆同じです。でも、実際に審査に通してみないと結果はわからないので、まずは実際に申込をすることが大事です。全く自信がなかったのに、申し込んでみたらすんなり審査を通過した、という事例はたくさんあります。



審査に通るか悩むより審査に通った喜びを感じよう



もし、審査に落ちてしまっても、またチャレンジすればいいだけの話です。その際、雇用形態が改善する(例:派遣社員から正社員になった)など属性に変化があれば同じクレジットカードに再挑戦してもいいでしょう。



逆に、属性に特に大きな変化がなければ違う券種のクレジットカードに申し込むことも検討しましょう。この場合、より審査が甘いクレジットカードを狙ったほうがいいです。例えば、銀行系や外資系のクレジットカードに落ちたら、信販系や流通系のクレジットカードに狙いを定める、といった感じです。



ただし、審査に再挑戦する際は、前回の申込から半年ほどの期間を空けましょう。これはクレジットカードの申込記録が個人信用情報機関に半年間記録されるためです。短期間に何度もクレジットカードの申込記録があると「お金に困っているのでは?」と思われてしまい、審査にネガティブに働くことがあるので注意が必要です。



落ちるのが不安で申し込まずに月日が経過していくのが一番もったいないので、次に狙うクレジットカードを選別したり、クレヒスを少しでも構築するために少額のショッピングローンを利用したり、時間を有効活用するようにしましょう。



ちなみにですが、少しでも審査に通りやすくするために、不要であればキャッシング枠を設定しない、自宅の電話番号がある場合はプラスになるので申告する、といったテクニックを実践してみてください。また、クレジットに関する支払いの延滞がある場合はなるべく早く解消させる、消費者金融やカード会社からの借り入れは避ける、といったことも大事になってきます。






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