審査なしも同然?審査が甘いクレジットカード比較【即日あり】

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より良い職場環境を求め転職をする、これは当然の行動といえるでしょう。今の勤め先に不満があるのであれば、転職を考えるべきです。政府が取り組む「働き方改革」は、労働人口減少に歯止めをかけたいという狙いがあるため、今はどこの企業も労働者を求めている時代です。今こそ、より良い職場環境で働くために転職を考えるべきなのです。



ただ一つ、転職に伴って気になるのが、「クレジットカード」の存在です。クレジットカードは属性や信用情報を基に信用度があると判断された方にのみ発行されるものなので、転職をすることで信用情報に何らかのマイナスな影響が出るのはないか、と考える方が多いと思います。



実際、勤め先を変更したら強制解約されたという事例があるため、迂闊に勤務先の変更をするのは危険、という考え方があるのも事実です。ただ、虚偽申告は信用度を下げる原因になってしまうので、正しく申告する必要があります。そこで今日は、転職時のカード会社の再審査と審査合格率を高める方法をわかりやすく解説していきます。






転職は途上与信の対象となる



転職で属性が変わるので信用度を再審査する必要がある



まず覚えておきたいのは、「途上与信」の存在です。途上与信とは、転職などで契約者自身の属性に変化があった場合に信用度を再審査をすることを言います。転職だけでなく、カードの切替時やカード限度額の変更時、定年退職時も同じように途上与信の対象となりますので、カード会社が行う一般的な業務の一つとなります。



クレジットカードの審査は、申し込んだ時点での属性を基に審査結果の可決or否決を決めていくわけですから、その属性に変化があれば、再度、審査をし直す必要が出てくるわけです。そのため、途上与信は欠かせないものです。あくまで信用度を再審査するだけであって、必ずしもマイナスに働くとは限りません。その証拠に、信用度が上がっていれば限度額が引き上げられることもあります。





転職時の途上与信(再審査)の重視ポイント


転職時の途上与信(再審査)の手法は、カードの切替時や限度額の変更時、定年退職時とは少し内容が異なります。一つは「スコアリング」の再審査でこれはカード申込時にも行われるもので、今日のカード審査では必須となっています。もう一つが「ビヘイビアスコアリング」の審査で、これが転職時の途上与信の特徴になっていますので、2つのスコアリングのそれぞれの重視ポイントを確認してみましょう。





スコアリングを再審査



スコアリングは年齢や勤続年数など属性から信用度を採点



スコアリングとは、氏名や年齢、電話番号の有無、勤務先・雇用形態・勤続年数・年収、居住形態・居住年数、借入状況、事故情報の有無、延滞履歴の有無といった個人の情報(属性)をスコアリング=点数付けし、点数に応じて信用度を判断するシステムです。



転職時に特に重視されるのが、「勤務先」「勤続年数」です。転職するわけですから、当然この2つは変わります。結論から言ってしまうと、転職は、これまで構築した勤続年数が振り出し(ゼロ)に戻ってしまうため、たとえ中小企業から大企業への転職であっても、基本的には信用度を下げる要因となってしまいます。



アメリカでは古くから個人番号があり、これが信用度を示す指標となってきましたが、日本では個人番号(=マイナンバー)が長らくなく、その代わりに勤続年数が信用度を示す大きな指標となっていたという経緯があります。





ビヘイビアスコアリングの新規に審査



ビヘイビアスコアリングは利用状況から信用度を採点



ビヘイビアスコアリングの“ビヘイビア”とは、“ふるまい”のことで、主にカードの利用状況から総合的に信用度を採点するシステムです。カードの新規発行時の審査にはこの手法は使われず、転職時など途上与信の際に使われるのが特徴的です。



転職時に特に重視されるのが、「利用実績」「返済の遅延の有無」です。利用実績は、利用金額が多ければ、カード会社への収益を多くもたらしてきたと判断されることになり、ポジティブ要素になってきます。返済の遅延は、もちろんないほうがカード会社からの評価は高くなります。逆に返済の遅延があり、未だ返済されていない、返済の見通しが立っていない、貸倒状態になっている、なんて場合はかなりのネガティブ要素になってきますので、注意しなければなりません。



“ビヘイビア”“ふるまい”ですから、カード会社によっては、電話応対したときに横柄で態度が良くなかったと判断されると、それがビヘイビアスコアリングでネガティブ要素になることがあるので、日頃から気をつけなければなりません。





信用度が著しく下がる転職の事例


転職は、基本的に信用度を下げることになります。場合によっては著しく信用度を下げるような転職パターンもありますので、その事例をいくつかみてみましょう。





個人事業主への転職



個人事業主は職業のスコアリング評価が低い



転職活動をする方で個人事業主への転職を考える方は少なくありません。アパレルの通販をしたい、イラストレーターになりたい、スタイリストになりたい、カフェやサロンなど店舗を開きたい、芸能人になりたい、代行サービス業をしたい、これらすべて個人事業主として成り立ちます。



しかし、「スコアリングの点数配分」を見てもわかるように、個人事業主は職業のスコアリングで低く評価されてしまいます。パートと同等かそれ以下だと判断されてしまうこともあります。



これは、税務署に「開業届」を出すことで誰でも個人事業主になれる性質があるためです。自分がニートだと思っている方でも、ブロガーとして開業届を出し、ブログに広告を貼って収入を得ていれば、立派な個人事業主になるわけです。広い意味で個人事業主は使うことができてしまうので、他の職業(雇用形態)よりも低く評価されてしまいます。個人事業主は安定した収入を得るのが難しく、芸能人になって年収数千万円を稼ぐようになっても、年収500万円の一般企業の正社員よりも信用度が低いと判断されるのはこのような理由からなのです。





ベンチャー企業の設立



ベンチャー企業は実績が乏しく安定収入を手放すと判断される



比較的、厳しい評価が下される可能性があるのがベンチャー企業の設立です。第一に、会社としての実績がゼロであり、また、収入がゼロになる可能性があるため、カード会社が求める“安定した収入を得ている”を手放してしまうことになり、場合によってはクレジットカードの強制解約もあり得ます。



筆者は個人的にこのように起業しようとする方を応援したいですし、世間もこういった動きを歓迎すべきだと思っていますが、カード会社はそのようには評価してくれないので、ベンチャー企業の設立を画策している方はある程度覚悟しなければなりません。もちろん、無事に起業して、数年間しっかりと会社としての実績を積めば、今後カードを作れる可能性は十分に出てくるので、野心のある方は自分の夢のために諦めないでもらいたいです。





有職から無職になる



無職は信用度が低下するが実家への出戻りはプラスになることも



転職とはまたニュアンスが異なるかもしれませんが、有職から無職になることは審査でネガティブ要素になってしまいます。無職になることで、一定期間は雇用保険の手当を受けられますが、基本的に収入がなくなることに変わりないので、カードを利用したとしても返済が滞る可能性が高く、信用度の低下は避けられません。



ただ、無職になっても申告する必要はありません。たとえ無職であっても返済能力があるのであれば、カード会社にとって優良な顧客であることには変わりないからです。つまり、転職活動中に一定の無職になる期間があっても、申告しなくていいということです。ただ、返済能力のない無職となる場合は話は別です。カード会社が最も恐れるのは貸倒なので、利用した分はしっかりと返済しなければなりません。



審査時に無職であることは基本的にネガティブ要素になりやすいですが、一つだけ特殊な例があります。それは、有職・一人暮らしから無職・実家暮らしに戻るパターンです。実家暮らしの場合、家族所有でも持ち家ならプラス要素に、賃貸でも親が支払うのであればあなたの経済的負担は減るのである程度のプラス要素に、そして、親が返済を肩代わりすることが可能なので返済能力があると判断され、クレジットカードを作れる可能性がわずかながら出てきます。たとえ作れなくても家族カードなどで代用することができるので、無職になったら一度実家に戻るのも一つの手段として覚えておくといいです。





転職時の審査合格率を高める方法


ここまで転職が審査に与えるネガティブ要素ばかりを見てきましたが、では、どうにかしてポジティブ要素に変えることはできないのでしょうか。実は転職もマイナスばかりではないです。転職の考え方を少し変えることで、カード審査のポジティブ要素を増やせるので、いくつか方法を紹介します。





より良い雇用形態で転職する



スコアリング評価の高い正社員を目指そう



スコアリングの点数配分」を見てもわかるように、パートやアルバイト、個人事業主といった雇用形態は職業としての評価が低く、審査においてネガティブ要素になってしまう可能性があります。最も評価が高いのは公務員ですが、公務員への転職は誰でもできるわけではないので、ここでは除外して考えていきましょう。



ポイントになるのは、より良い雇用形態で転職することです。例えば、現在、派遣社員であれば正社員を目指して転職活動をする、これが審査でポジティブ要素を増やすワザになってきます。もちろん、派遣社員や契約社員でもクレジットカードを持つことはできますが、転職は基本的に信用度を低下させるという前提があるため、転職後になるべく早くカードを作りたいのであれば、より良い雇用形態に転職することが新規カード作成への近道になってきます。



年金受給者は安定した収入がありますが、金額が少ないため、スコアリングで評価は低くなります。もし、何らかの収入がある場合、年金受給者でも開業届を出して個人事業主になったほうが審査においてポジティブ要素を増やせる可能性があります。





スコアリング評価が高い業種へ転職する



転職先の業種のスコアリング評価が高いと審査で有利になることも



転職する業種(業界)が既に決まっているのであれば、「スコアリングの点数配分」から業種のスコアをチェックしてみてください。転職先の業種が前職の業種よりも評価が高い場合は、審査においてポジティブ要素になる可能性があります。



ただ、それぞれの業種にそこまで大きなスコア差があるわけではないので審査に占める比重は小さいです。しかし、今後その転職先の業種で勤続年数を構築していけば、今まで狙えなかったカードを狙える可能性が出てきたりするので、業種も一つの指標になると覚えておくといいです。



そんな方はいないと思いますが、興味ない業種だけど審査で評価が高いから転職を考えてみる、なんてことは絶対にしないでくださいね(笑)。あくまで、あなたの求める環境・スキルに合った転職先を見つけることを最優先してください。





審査が甘いクレジットカードを狙う



流通系や信販系カードを狙うべし



「カードの審査に落ちたのは転職のせいだ」と思っている方は多いかもしれませんが、中には単純に属性が良くなくて否決となったパターンもあります。例えば、人気の三井住友VISAゴールドカードやアメックスゴールドといったゴールドカードは、当然、一般カードよりは審査が厳しく、審査合格率がそもそも低いので、落ちるのは転職のせいだけではありません。



ここでポイントになるのは、審査合格率が高い審査が甘いクレジットカードを選ぶことです。候補は一般カードにしましょう。一般的に流通系や信販系カードは審査が甘い傾向があるので、そのあたりが狙い目になってきます。具体例をあげると、流通系は「セディナカードJiyu!da!」、信販系は「PayPayカード」あたりが筆者のおすすめです。





審査に落ちたら次回申込までにしておくべきこと


転職後、クレジットカードを強制解約されたり、新規のカード審査に落とされたりしても、落ち込まないでください。次回申込までにできることがたくさんあるので、紹介しておきます。





勤続年数を構築する



勤続年数はカード審査における最大の武器



クレジットカードの審査手法は少しずつ変化を見せてきていますが、変わらないのは「勤続年数」が重視されるということです。勤続年数がゼロになってしまうのが、転職の最大のデメリットといえますが、より良い職場環境を見つけられた代償として考えれば、痛くも痒くもないはずです。前職よりも環境の良い職場が見つかれば、そこで勤続年数を構築していくのは苦ではないでしょう。



勤続年数は、クレジットカードの審査だけでなく、様々なローン審査においてポジティブ要素になってきますので、構築した勤続年数は自分の武器として今後に生かしていきましょう。





別のクレジットカードで過ごす



眠っているクレジットカードを探そう



もし、他のクレジットカードがあるのであれば、まずはそちらのクレジットカードで過ごしてみてはいかがでしょうか。放置していたカードを使っていなかった理由は、還元率の悪さのせいではないでしょうか。多くの方は、還元率の良いカードをメインカードとして使う傾向がありますが、放置していたカードのほうがサービス内容が意外と良かったということはよくあることです。



例えば、メインカードは還元率は高いけど海外旅行傷害保険が利用付帯で補償金額も少なかった、対して、放置していたカードは還元率が低いけど海外旅行傷害保険が自動付帯で補償金額も十分、となれば放置していたカードのほうがクレジットカードとしての充実度は高いです。



まずは眠っているクレジットカードがないか今一度確認してみましょう。過去に作ったけど引き出しにしまっていた、未だに封筒に入ったまま、なんてカードがある可能性は意外と高いです。そういったカードのサービス内容をしっかりと把握して、メインカードとして使ってみてはいかがでしょうか。還元率が低くても、サービス内容が充実していれば、カードの機能を十分に発揮させることができます。



そして、放置していたカードをメインカードにして利用実績をしっかりと積むことで、クレジットヒストリー(通称:クレヒス)を構築でき、今後のカード審査にポジティブ要素を増やすことができます。





クレジットカードの代用を探す



デビット・プリペイドカードという選択肢もあり



必ずしもクレジットカードでなければならない理由があるのでしょうか。最近の代用カードはクレジットカードとほとんど同じように使うことができ、ほとんど困らないどころか、クレジットカードを凌駕することもあるので、無視できない存在になってきています。



代用カードの一つが「デビットカード」です。デビットカードは銀行口座と直結したカードで、決済と同時に即座に口座から利用金額が引き落とされるのが特徴的です。基本的に審査なしで作れること、口座残高以上の利用ができないため使いすぎ予防になるのがメリットです。クレジットカードと同じく、ショッピング保険や紛失・盗難保険、海外旅行傷害保険が付帯されているものもあります。決済が1回払いのみ、還元率がクレジットカードよりも低いものが多いのがデメリットです。



もう一つの代用カードが「プリペイドカード」です。プリペイドカードは事前にチャージすることで、チャージした金額分のみ利用できるカードで、国際ブランドのVISAやJCBがついているものはそれらの加盟店でクレジットカードと同じように決済できます。審査なしで作れること、種類によってはクレジットカードよりも高還元率のものがあるのがメリットです。ショッピング保険や紛失・盗難保険、海外旅行傷害保険は付帯されず、決済は1回のみ、1日の利用限度額が決められている場合がある、といったことがデメリットです。



デビットカード、プリペイドカードともにデメリットはありますが、ともに審査なしで作れるため、クレジットカードの代用として即座に活躍してくれます。特にプリペイドカードは還元率が最大2.0%のカードも登場していたりするので、クレジットカードよりもポイントを貯めやすい場合があります。





クレジットカードのために転職しないはナシ


転職は信用度を低下させる要因になることをここまで説明してきました。この説明を目にすると、「転職しないほうがいいんじゃないか」と思ってしまう方がいますが、その考えは100%間違っています。クレジットカードは確かに生活を便利にしてくれるものですが、あなたの生活の中心ではありません。あなたの生活の中心はあくまであなたであり、あなた自身がより良い環境を求めることを最優先してもらいたいのです。



なので、転職を考えているのであれば、転職を第一に考えるべきです。筆者も転職経験者ですが、転職をしてよかったと心から思っています。転職は何かと不安がつきまとうものですが、実際に転職してみると「転職してよかった」と思えることがたくさん出てくるはずです。



3ヶ月以内に転職先を決めるのが成功の秘訣!!



転職経験者のアドバイスとして、「転職活動は3ヶ月が勝負」と思ったほうがいいです。時間をかけることは大事ですが、期間を設定しないとダラダラしてしまい、求職期間が長くなり、それが採用面接で不利に働いてしまうことがあるのです。転職で後悔してしまいやすい人は退職までの時間と新しい職を見つけるまでに時間をかける傾向があると言われているので、時間のかけ方を重視して転職活動を行うことをおすすめします。



さらなるアドバイスですが、求人情報はいくつかの求人サイトを比較することをおすすめします。何事にも言えることですが、情報量を増やすことは大事で、特に求人情報の情報量を増やすことは、客観的・主観的な情報の精査に役立ち、情報の質を高めることができ、より良い職場環境を見つけやすくなります。



転職活動中は下を向きがちになりやすいですが、常に前、いえ、上を向いて歩くぐらいの晴れやかな気持ちで取り組むことが大事です。






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