クレジットカードの審査に時間がかかるイメージをお持ちの方は多いはずです。昔は審査結果を知るだけで数日かかってしまうこともありました。クレジットカードの発行に際しては必ず審査が行われます。審査では実に様々なことを調査していくので時間がかかってしまうのは仕方ない一面があります。
審査期間が長くなると不安な気持ちが増幅してしまうものですが、他の方が審査にどのぐらい時間がかかっているのか知る由もないので比較しようがありません。「審査にどのぐらい時間かかった?」なんて知人に聞かないですよね?そこで今回はクレジットカードの平均的な審査期間や審査時間を短縮する方法を紹介していきます。
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最低限知っておくべきクレジットカード審査の流れ
まず知っておいてもらいたいのは、クレジットカードの審査がどのような流れで行われているのかということです。審査の流れを掴むことでどこに時間がかかっているのか、など審査で重視されるポイントもわかってきます。ウェブ申込による審査の流れは主に5つのステップに分けることができます。
1.申込情報を元にスコアリング
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2.指定信用情報機関にクレヒスを照会
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3.在籍確認や本人確認
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4.社内審査
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5.クレジットカードの発行
ウェブ申込の際、氏名や年齢をはじめ、住所、電話番号、勤務先(住所/電話番号)、年収、借り入れの有無などをウェブ上の申込欄に入力して送信します。その後、カード会社は申込情報を元にスコアリングシステムと呼ばれる信用を数値化するシステムを用いて、あなたの信用度をスコアリング(=点数付け)していきます。クレジットカードのランクや発行会社によって合格スコアには違いがあり、合格基準点を突破することで次のステップに移ることができます。
スコアリングで合格基準点を突破できると次は指定信用情報機関にクレヒスを照会します。指定信用情報機関とは過去のクレジットカードの利用履歴や借り入れの有無を記録している信用機関のことで、あなたのクレジットに関する“歴史”をまとめた情報をチェックすることで、信用できるかどうかを判断する作業をしていきます。歴史は英語でヒストリーですから、クレジットカードヒストリー=クレヒスと表現されます。クレヒスの照会によって注視されるのが返済の遅延の有無と現在の借り入れの有無です。金融事故を起こしていないことが確認できれば、次にステップに移ることができます。スコアリングシステムは基本的に機械審査なのでここで時間を取られることはほとんどないです。
クレヒスに問題が見当たらなければ、次に在籍確認や本人確認に移ります。在籍確認とは、申込情報の勤務先に電話をかけてあなたが本当にその会社に在籍・勤務しているのかを確認する作業のことで、これで本人確認をとることができます。申込者と契約者が一致していることを確認するための大切な作業です。自営業や個人事業主の方でご自宅でお仕事をされている方は自分で本人確認の電話をとることになり、稀に仕事内容などを聞かれる場合がありますので、丁寧に説明するようにしましょう。会社が休みだったり、忙しかったりして電話にとれない状況が続くとここで時間を要してしまうことがあります。
在籍確認や本人確認で問題がなければ、社内審査を行います。指定信用情報機関にクレヒスを照会することを社外の情報を元に審査することから社外審査などと呼び、社内で独自に保持している情報を元に審査することを「社内審査」と呼んだりします。過去に該当のカード会社で指定信用情報機関に記録されるほどではない程度の軽い遅延を起こしていたりすると、社内審査で落とされてしまうことがあります。社内ブラック情報があると社内審査に時間がかかります。
社内審査で問題がないと判断されれば、無事、クレジットカードの発行となります。ウェブ申込の場合、クレジットカードは郵送となり、受け取りの際に運転免許証などの本人確認書類が必要になりますので、基本的には本人が受け取る必要があります。不在で受け取れない場合は再配達の依頼をしなければならなので、受け取るタイミングが合わないとここで時間を要してしまうことになります。
クレジットカードの審査期間に差が出る理由
これからクレジットカードに申し込む方の多くはなるべく早く手元に欲しいと感じているはずです。ホームページには「3営業日内に発行」といったようにカード発行までの期間が記されている場合がありますが、実際に手元に届くまでにかかる時間は、クレジットカードの系統、発行会社の違い、同じ発行会社でもカードのランクによってどうしても差が出てしまいます。例えば、一般カードとプラチナカードでは後者のほうが審査難易度が高く、審査内容もかなり複雑で審査に時間がかかってしまうように、差が出るのは仕方ないと思ったほうがいいです。
審査結果だけなら機械審査で最短5〜15分
信用度を数値化するスコアリングシステムにコンピュータを用いた機械審査を導入するカード会社が増えたことで審査スピードは格段に上がりました。年齢や年収、勤務年数、住居形態、借り入れの有無などの情報にそれぞれ点数をつけていき、その合計点が合格基準点に突破していれば次の審査に移ることができます。手動で行っていたときよりも審査スピードは何倍にも上がり、機械審査なら最短5〜15分ほどで審査結果を知らされるようになりました。本当に早い場合は5分もかからないこともあるので、今後さらに審査スピードは上がっていくかもしれません。ただこれはあくまで審査結果をお知らせするだけなので、実際のカードの発行から受け取りまでにはもう少し時間がかかってきます。
平均的な審査期間は3日〜1週間前後
クレジットカードには実に様々な種類があります。平均的な審査期間は3日〜1週間前後となっています。先述したように審査スピードが格段に上がったことで、審査結果だけなら当日から遅くても翌日・翌々日にはお知らせが来るようになりましたが、カードの発行までには時間がかかってしまう状況はあまり変わらず、早いところで3日程度、1週間前後はかかるものだと思ってください。、お急ぎの方は最低でも1週間以上の余裕をみて申し込んだほうがいいです。
審査期間が長いと2〜3週間かかる場合もある
審査結果だけなら当日〜遅くても翌日・翌々日にはお知らせが来ると言いましたが、来ない場合もあります。例えば、銀行系のクレジットカードは銀行の営業実に合わせて土日祝日に審査や発行の手続きを行っていなかったりするため、連休に挟まれると審査結果のお知らせだけでも4〜5日以上かかる場合があります。銀行はお金を貸すことを主業務としているため、契約者には返済能力の高さを求める一面があり、かなり厳しく審査をすることで知られていますので、4〜5日ならむしろ早いぐらいです。場合によっては審査結果だけで1週間、カードの発行までにさらに2〜3週間かかることがあり、実際に手元に届くまでに1ヶ月程度要するような場合もあるので、銀行系のクレジットカードは辛抱強い人でないとイライラしてしまうかもしれません。
増枠審査の目安は1〜2週間
クレジットカードの新規審査とは別に「増枠審査」と呼ばれる審査があります。増枠審査はその名のとおり、枠を増やす、つまり、利用限度額を引き上げたいときにこちらからカード会社にお願いをして審査をしてもらうものです。利用限度額の引き上げ審査は年に1〜2回程度行われると言われていますが、これはカード会社が任意で行うものですから、増枠審査のように契約者からの予期しない依頼となると様々な審査が必要になってきますので、増枠審査は結果を知るだけで1〜2週間ほどかかってしまうことがあります。増枠審査を依頼する場合はある程度時間に余裕をもってください。
審査期間が長くなってしまう人の特徴
前章ではカード会社事由で審査期間が長くなってしまうことを主に解説してきましたが、申込者事由で審査期間が長くなってしまうパターンもいくつか考えられます。
例えば、本人確認がとれないパターンがあります。個人事業主の方で電話番号に自宅の電話番号を登録している場合があると思います。フリーランスで出先での作業が多いとなると、自宅の電話番号ではなかなか在籍確認がとれず、本人確認に時間がかかってしまいます。本人確認がとれない限り、審査は次の段階には移れませんので、こういった場合には審査期間が長くなってしまいます。
他にもよくあるのが、申し込み内容と異なる内容が確認できたというパターンです。申込欄には「借入状況なし」で申し込んだが、指定信用情報機関に照会した結果「借入状況あり」だった場合、後者の情報が正しい情報だと判断されますので、そこでカード会社としては疑問を感じるようになります。本人に電話をして事実確認をする場合もありますし、カード会社が独自に判断してそこで審査に落としてしまうこともあるので、情報は正しく申告しなければなりません。
また、軽めの遅延情報がある場合も注意が必要です。遅延を繰り返すと延滞情報として指定信用情報機関に記録されますが、軽めの遅延情報については記録されないことがあり、社内で独自に記録されている場合があります。社内ブラック情報があると社内審査を入念に行う必要が出てきて、審査期間が長くなってしまうことがあります。
稀にあるのが、審査結果を見逃してその後の手続きを忘れてしまっているパターンです。審査には受かったのに、カードの発行までにウェブサービスのIDを作らないといけないことを忘れてしまっていてそれで発行までに時間がかかってしまうような場合があります。
ただ、審査時間が長くなっても審査に落ちるわけではないのでその点は安心してください。
これは審査期間とは少し違う話になるかもしれませんが、無事にカードが発行されたのに本人確認書類が準備できずに受け取れなかったというパターンもあります。カードの受取に際して運転免許証などの本人確認書類が必要になるのですが、何らかの理由で用意できず、受け取れなかったりすると手元にカードが渡るまでに時間がかかってしまいます。
余談ですが、結果的に審査に落ちた場合、審査落ちの理由をカード会社に問い合わせても教えてくれません。問い合わせても意味がないので問い合わせないほうがいいです。
審査時間を短縮する方法
審査時間が長くなるにつれ、「審査に落とされるのでは?」と不安は募るものです。審査が長いということは、属性に何らかの問題がある可能性が高いので、審査時間は短いのに越したことはありません。では、審査時間を短縮することは可能なのでしょうか。いくつかの方法を実践すると審査時間を短縮することができますので、実践できそうなものからやってみてはいかがでしょうか。
ウェブから申し込む
審査時間を短縮する最も簡単な方法は、ウェブから申し込むことです。クレジットカードはウェブ申込と紙面申込に大きく分けることができ、2つを比較した場合、ウェブ申込のほうが圧倒的に審査時間が短いです。クレジットカードの審査にはスコアリングシステムが採用されており、コンピュータで自動に信用を採点(=数値化)するため、ウェブ申込のほうが審査時間が短縮できます。
一方で、紙面申込の場合、手書きで記入された情報をコンピュータで自動的に採点するために再入力する手間がかかってしまううえ、申込書を発送してからカード会社が受け取るまでにも時間がかかってしまうので、審査をするだけでウェブ申込より2〜3日ほど遅れてしまうことになります。
また、紙面申込の場合、申込情報に漏れやミスがあると正しい情報を再記入しなければならず、申込書の再取寄→受け取り→申込書の再発送の手順を踏まなければならず、さらに時間がかかってきます。ウェブ申込の場合、間違った情報は即座に修正できるため、紙面申込のように時間をとらせません。
流通系or信販系のクレジットカードを選ぶ
カード会社の系統によって審査時間が大きく左右する場合があります。審査時間を短縮したい方は、流通系もしくは信販系のクレジットカードを選ぶことをおすすめします。流通系・信販系のカード会社は土日でも審査を行ってくれますので審査期間が短い傾向があり、場合によっては週末に申し込んで週初めにはカードが発行されることもあります。
流通系や信販系のカード会社は、クレジットカードを実際に利用してもらうことによって会社の利益を確保or拡大することを主な経営戦略としていますので、審査期間をなるべく短くし、より多くのカードを発行し、新規顧客の獲得につなげようとしています。
逆に審査時間が長いのが銀行系のクレジットカードです。銀行が土日に営業をしていない関係で週末は審査が進みません。また、銀行は優良顧客でない層を取り入れることを嫌うので、審査を非常に厳しく行う傾向があり、それもまた審査時間を長くしてしまう理由となっています。
店舗受取対応のクレジットカードを選ぶ
即日発行に対応しているクレジットカードがあります。即日発行が可能なクレジットカードは基本的に店舗受け取り型となっています。事前にウェブ上で審査に申し込んでおき、審査に通過することで、カードを発行している店舗(サービスカウンター)でその日のうちに受け取ることができます。このパターンが審査期間は最速といえるでしょう。
即日発行に対応していなくても、店舗(サービスカウンター)で受け取れるようなパターンならカード発送の手間を省けるので審査期間を短縮することができます。
ただし、即日発行可能なカードで店頭申込をした場合、ウェブ限定の入会キャンペーン特典を受けられないので、入会ポイントが欲しい方はウェブ申込→店頭受取が可能なクレジットカードを選ぶことをおすすめします。
また、即日発行が可能なクレジットカードはICチップ機能のないカードでお渡しとなるパターンが多いです。ICチップがないとセキュリティーが弱くなってしまったり、暗証番号による決済ができなかったりします。
キャッシング枠をゼロにして申し込む
クレジットカードには大きく分けて2つの審査があります。一つがカード自体の審査です。あなたにクレジットカードを発行しても問題ないか審査します。もう一つが「キャッシング」の審査です。キャッシングとは、現金を借り入れる機能のことで、クレジットカードに付帯させることができます。
キャッシング枠を追加する場合はカード自体の審査とは別にまた違う審査が必要になってきますので、キャッシング枠を追加することで全体としての審査期間が伸びてしまうことになります。逆に言うと、キャッシング枠をゼロにして申し込めばキャッシング枠の審査が不要になるため、審査時間が短縮できます。
キャッシング枠を追加するか否かはご自身で決めることができますので、不要であれば枠をゼロにして申し込みましょう。ただ、キャッシング枠を利用すると外貨両替がお得にできたりしますので、海外旅行を頻繁にされる方はキャッシング枠をある程度とったほうがいいかもしれません。それでも5〜10万円もあれば十分なので、キャッシング枠を自由に設定できる場合は欲張りしないほうがいいです。
平日の午前中に申し込む
カード会社によって審査を行っている時間は異なります。例えば、A社では平日の9:00〜17:00までしか審査を行っていないのに、B社は平日や休日を問わず9:00〜19:00まで審査を行っている、となれば後者のほうが審査結果を受け取るのに時間がかかりにくいといえるでしょう。
ただ、各カード会社が審査を行っている時間を公表しているわけではないので、その実情を把握するのは難しいです。そうなると、各社共通で審査を行っている時間帯に申し込むようにしたほうが審査時間が短縮できることになります。平日の9:00〜15:00まではどのカード会社でも審査を行っている可能性が高いので、基本的にはこの間に申し込むようにしたほうがいいでしょう。
とにかく早く審査結果を知りたいのであれば、平日の午前中に申し込むのがおすすめです。午前中であればその日のうちに審査結果を知ることも可能です。また、なるべく早くカードを発行してもらいたいのであれば、週初めに申し込むことをおすすめします。月曜日の午前中に申し込めば、週内にカードを受け取れる可能性も出てきます。
クレヒスを構築してから申し込む
クレジットカードの審査に落ちる原因は様々ですが、「スーパーホワイト」が原因で審査に落とされる場合があります。スーパーホワイトとは、これまでにクレジットヒストリー(クレヒス)、つまり、クレジットカードやローンなどの利用実績が全くない方のことを指します。これが20歳前後であれば何ら問題ないですが、例えば、30歳を超えてクレヒスが全くないとなると、カード会社は「クレジットカードを作れない理由やローン契約をできない理由があるのでは?」と判断することがあり、審査でOKを出すことを渋ってしまうことがあります。
スーパーホワイトでなくてもクレヒスがほとんどないと審査時間が長くなってしまう可能性があるので、ある程度クレヒスを構築したほうが審査はスムーズに進んでくれます。
30歳を超えてクレジットカードを作ったことがない方はクレヒスを構築してからカードに申し込むことをおすすめします。クレヒスにはローン契約も含まれますので、例えば、ショッピングローンを組んで返済していくだけでもクレヒスは構築できます。家電など数万円単位の買い物でショッピングローンを組んでクレヒスを構築してみてはいかがでしょうか。
即日発行が可能なクレジットカードは存在するが...
直近で旅行の予定がある等の理由ですぐにでもクレジットカードを作りたいと考えている方はいると思います。そういった方は即日発行のクレジットカードに目を向けるはずです。即日発行という名のとおり、その日のうちにクレジットカードを受け取れることは確かに大きなメリットですが、即日発行のクレジットカードが必ずしもおすすめできるかと言われるとそうではありません。
即日発行のクレジットカードをおすすめできない最大の理由は、ICチップがつかない場合が多いことです。ICチップには様々な情報が集約されており、ICチップのおかげでセキュリティーが非常に向上しています。つまり、ICチップ機能のないカードはセキュリティーが万全ではないのです。クレジットカード関連の犯罪は年々急増していますので、安心してクレジットカードを利用するためにもICチップ機能がついているものを選びたいものです。
また、ICチップ機能のないカードは磁気カードとなりますので、暗証番号のみで決済することができず、カード決済の度にサインを求められ、煩わしさを感じることが多くなります。セキュリティー面での不安はもちろん、利便性の低さもICチップ機能なしのカードを選ぶ弊害となっています。
即日発行のクレジットカードはサービスカウンター等での店頭受取が基本となりますので、カードの受け取りに行く必要があります。忙しい方にとってはむしろカードが自宅まで発送されるほうが受け取りやすいかもしれません。
即日発行に対応しているクレジットカードが極めて少ないのもおすすめできない理由の一つです。クレジットカードを使う上で大事なのは使い勝手がいいかどうかで、相性には良し悪しもありますので、限られたクレジットカードの中から選ばなければならないのは大きなデメリットといえるでしょう。今後数年間使っていく可能性があることを考えると、発行スピードよりも使い勝手を重視したほうがいいことは言うまでもありません。
審査に落ちた方にアドバイス
審査時間を気にする方は審査に不安を抱えている傾向があり、その中には、過去に審査に落ちてしまった方も多いです。クレジットカードの審査に落ちることは誰でもありえることなので、そこまで気にしないでもらいたいものです。カード会社との相性が良くなっただけ、ぐらいの感じで軽く流したいものです。
審査に落ちてしまう方にはいくつかの共通点があります。例えば、過去にクレジットカードや(スマホの割賦契約を含む)ローン契約の支払いを遅延してしまったことがある方は審査に落ちやすいです。返済が計画的にできない方はカード会社から信用されにくいです。遅延情報は指定信用情報機関という信用情報を扱う機関に記録されますので、しばらくの間、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。
現在、借り入れがある方はまずは完済することに努めましょう。借り入れがある状況だと審査に通りにくいので、クレジットカードの審査は完済してから考えるべきです。自動車ローンや住宅ローンといった借り入れはクレジットカードの審査にはさほど影響は与えませんので、このあたりは気にしなくてもいいです。
クレジットカードに関する知識が乏しい方がよくやってしまいがちなのが、多重申込です。多重申込とは一度に複数のクレジットカードに申し込むことで、カード会社はすごく嫌う行為です。クレジットカードの申込情報は先述した指定信用情報機関に記録されますので、短期間に複数の申込情報が確認できると審査に落ちやすくなってしまいます。
申込情報は6ヶ月残ると言われています。つまり、クレジットカードの審査に申し込んだら、審査結果に関係なく、次回申し込む際は最低でも6ヶ月は期間を空けたほうがいいということです。前回の審査から6ヶ月以内に申し込んで審査に通過する方は稀にいますが、これはただのレアケースなので、立て続けに申し込むことはやめるようにしてください。
今回は審査期間や審査時間について詳しく解説してきました。たしかに審査スピードが早いのに越したことはないですが、一番大事なのはあなたに合ったクレジットカードを選ぶことなので、審査スピードを最優先としたカード選ぶをすることはおすすめできません。
ポイントをたくさん貯めたいならポイント還元率の高いカード、審査に落ちるのが不安な方は流通系や信販系のカード、ステータスを感じたいならプロパーカードや銀行系のゴールドカード以上のカード、といったように自分の目的に合ったものを選ぶようにしてください。それがあなたの充実したクレジットカードライフを送るために最も大事なことです。