審査なしも同然?審査が甘いクレジットカード比較【即日あり】

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先日、知人と話をしていたときに「クレジットカードに年会費払うのは思っている以上に抵抗あるんだよ!」と言われました。クレジットカードに携わる仕事をしているとカード会社の苦労もわかってくるので年会費を払うことに全く抵抗がなくなるのですが、思い返せば、クレジットカードを持ち始めた頃は年会費を払うことに抵抗がありました。



筆者が抵抗なく年会費を支払えるようになったのは、年会費有料のクレジットカードは想像以上にサービスや保険の内容がしっかりとしていることがわかったからです。そのあたりを気にしない方は未だ年会費を払うことに抵抗があるはずです。事実、年会費無料のクレジットカードでも問題なく使えることが多いので、そこに満足してしまっている方は多いのでしょう。



そこで今回は「どういうサービスがあったら年会費有料のクレジットカードを作りますか?」という質問を20〜40代の男女にしてみました。筆者自身、色々と気付かされることがあったので、お時間に余裕のある方はぜひ最後まで目を通してみてください。あなたにも新しい発見があるかもしれません!





40代男性 サラリーマン


どういうサービスがあったら年会費有料のクレジットカードを作りますか?


私はクレジットカードを頻繁に使うほうですが、維持費を気にしてしまうタイプなので基本的には年会費無料のカードに惹かれてしまいます。


そうですよね。年会費がかからないのに越したことはないですからね。


私は頻繁に出張で飛行機を使いますし、旅行も好きなので、ANAカードがあれば便利だとわかっているのですが、確か年会費は2,160円かかってしまうはずです。よく考えればそんなに高くないですが、年会費無料のものでも問題なく使えているのでわざわざ変えようと思わないんです。


その気持ちわかります。年会費を払っても使い方次第では年会費相応のサービスを受けられないことがありますからね。年会費の元を取るためにそれ相応のサービスを受けられないと損をした気分になるものです。


はい、なので出張や旅行の多い私は“年1回の無料旅行券”がもらえたら年会費有料のクレジットカードを作ってもいいかな、と思います。もう少し具体的に言うと、例えば、「羽田→札幌間の航空券片道無料」「羽田→福岡間の航空券片道無料」といった形で複数の選択肢から選べるといいと思います。


なるほど!たしかに年1回の旅行券があると嬉しいですね。片道分のみにすれば、帰りの分も買わなければならないので、ANA側はそこでカードを利用してもらえるチャンスがあると考えるとウィンウィンになりそうな気はします。しかし、年会費2,000円ほどで航空券の片道チケットとなると少し厳しいかもしれませんね。格安航空会社であればなんとかなりそうですが...。


やっぱりそうですよね...。


はい、ANAの羽田→札幌間の航空券の片道チケットは正規料金で3万円前後となるので、年会費1〜3万円クラスのカードじゃないとカード会社側は厳しいはずです。ただ、先ほども言ったように、帰りの航空券の購入をANA“限定”にすることを条件にすればありえなくはなさそうです。


まぁ、そんなに期待はしていないのであったらいいなぁぐらいに思っています(笑)。あと、利用金額に応じて“ランクがわかるクレジットカード”を発行するサービスも面白いと思いませんか?


年間の利用金額に応じてクレジットカードを区別するという形ですか?


はい、そうです。例えば、年間の利用金額が10万円以下なら通常デザインのカード、年間の利用金額が30万円〜50万円以下の方は限定デザインのカード、年間の利用金額が100万円以上の方はキラキラした限定デザインのカード、といった具合でカードを見た人に「高級そう」と思われるようなカードを発行してくれたら年会費を払ってもいいかもしれません。


それは面白いサービスかもしれませんね!ただ、それって今でもゴールドカードとかプラチナカードがそういうものに相当しませんか?


たしかに言われてみればそうですね(笑)。でも、ゴールドカードやプラチナカードは審査が厳しいから、持ちたくても持てない層が一定数いるわけじゃないですか。私も何度かゴールドカードを作ろうと思ったのですが、審査に落ちてしまって、もう諦めているんです。


じゃあ、ゴールドカードなら年会費を払ってもいいと思っていた、ということですか?


正直に言ってしまえばそうです。やはりこの歳にもなるとステータスとか気にしてしまうので、周りからみて「あ、高そうなカードだなぁ」とちょっとぐらいは思われたいわけです。


なるほど、なるほど!でも、ゴールドカードは審査に落ちてしまうから、一般カードをたくさん使っている分、そのカードで特典がほしい、って感じですね?


まさにそうです!一般カードでもたくさん使ってくれる人は結構いると思うので、そういう人にも何らかの恩恵を受けられるようになるといいと思います。


年間の利用金額に応じて翌年のポイント還元率が変動するクレジットカードがあったりするので、一般カードの高額利用者でも恩恵を受けられることがありますが、現状では想像を超えるような恩恵を受けられていないですもんね。


そうだと思います。私は絶対に年会費を払いたくないというタイプではないので、目に見えてわかるようなサービスや特典があれば普通に払います。





30代男性 個人事業主


どういうサービスがあったら年会費有料のクレジットカードを作りますか?


私は個人事業主なので、“確定申告書の作成代行”をしてくれたらすぐ作ると思います。確定申告書は自分で作ったことがある方は少ないと思います。今でこそ会計ソフトなどの登場で作りやすくなっているのですが、私は一人ですべてやっているのでところどころわからないことがたくさんでてくるんですよね。そのたびに税務署に電話をしてどうしたらいいのか聞いていたのですが、そういう手間がなくなるサービスがあるなら年会費を払いたいです。


私も個人事業主時代に確定申告書を作ったことがありますが、たしかにわからないことがたくさんありますよね。間違ってしまうと後で指摘を受けたりするので怖いですよね。


はい、税理士さんに頼むのが常套手段なのかもしれませんが、意外と高くつくんですよね。帳簿付けとかまで全てやってもらうと月5万円ぐらいかかってしまうこともあるそうなので、それだったら自分でやろうと思って一人でやっているのですが、忙しかったりするとどうしても後回しにしてしまっていつも期限ギリギリで提出する形になってしまっています。


個人事業主向けのクレジットカードは「アメックス・ビジネス・カード」を筆頭にいくつかありますが、確定申告書の作成代行サービスがあるものは今のところなさそうですね。


やはりそうですか...。確定申告書の作成代行まで求めるのはさすがに厳しいと私も重々承知しているのですが、そこまでしてくれるのであれば、年会費5万円ぐらいは払ってもいいと思っています。


5万円というとプラチナカードぐらいの年会費になってくるのですが、それでもいいんですか?


はい。確定申告書の作成代行を税理士さんにお願いすると安くて10万円、高いと20万円前後するらしいので、5万円ならむしろ安く感じます。


万が一のことを考えると税理士さんに頼んだほうが安心ですもんね。


前に一度、間違って申告してしまったことがあり、そのときは多く納税してしまってお金が戻ってきたので良かったですが、例えば、間違って少なく申告してしまって過少申告税をとられていたかもしれないと思うと、そういうサービスがあれば本当に安心できると思います。


個人事業主向けのクレジットカードなら税理士さんを使ったサービスは提供できそうな感じがしますよね。


確定申告書の作成代行までいかなくてもいいんです。税理士さんに無料相談できるような環境を用意してくれるだけでもいいです。それなら年会費5,000円ぐらいは払ってもいいかなって思います。


とてもいい案だと思いました。他にも何かありますか?


ええっと、そうですね、“ポイントの現金化”とかどうですか?


クレジットカードで貯めたポイントは他の共通ポイントや大手ネットショッピングサイトのポイント、ギフト券などに交換するのが一般的ですよね。それではダメですか?


全然ダメじゃないんですが、使い道が限られるのが少し不安です。ポイントの現金化ができれば使える幅が広がるので損をした気分にならなくて済むじゃないですか。


残念ながら、現状ではポイントの現金化ができるカード会社はないですね。「Tポイントを現金化する方法」はありますが、Tポイントに交換できるクレジットカードは限られますし、換金率が低くなってしまうのであまりおすすめできません。


あーそうなんですね。自分で言っておいてアレですが、このサービスは有料と無料で区別して考えるのはおかしい気がしてきました。年会費有料のクレジットカードだけポイントの現金化ができて年会費無料のクレジットカードはできないとなると「不公平だ」という声がいっぱい出てきそうですし。


そうですね。でも、将来的にポイントの現金化ができるようになれば嬉しいですね。ポイントの現金化ほど使い道は多くないですが、例えば、今だと電子マネーへの交換が可能なクレジットカードが多いので、一昔前に比べれば交換後のポイントの利用シーンは増えてきていると思います。


じゃあ、私の場合は電子マネーへの交換が良さそうですね!電子マネーは普段からよく使うので、これからしばらくは電子マネーに交換して使っていこうと思います。





20代男性 学生


どういうサービスがあったら年会費有料のクレジットカードを作りますか?


学生だからそもそもクレジットカードを持てない人が多いじゃないですか?それを考えると“年会費を担保として必ず作れるカード”があるといいなぁと思いました。


実は「ライフカード(有料版)」のように、年会費有料でスマート審査が売りのクレジットカードはあるんです。でも、これでも審査はあるので誰でも必ず作れるってわけじゃないんです。クレジットカードを作る時は必ず審査があるので、審査自体を飛ばすことはできないんですよね。だから、ネガティブ情報が強かったりするとどうしても落ちちゃう人は出てきます。学生は定職に就いていないので安定継続収入がないと判断されて審査に落とされるパターンが多くなっています。


やっぱりそうなんですね。でも、スマート審査が売りのクレジットカードがあるんですね。そういうのが希望になってくると思います。さすがに僕も100%作れるカードはないと思っていましたし、カードを作らせては行けない人もいると思うので、年会費を担保にできるだけ審査に受かる確率が上がったらいいのにな、ぐらいに思っています。


学生の方は学生専用のクレジットカードを狙ったり、それでもだめならデビットカードやプリペイドカード、電子マネーという手段もありますし、落ちても全然落ち込むことはないですし、チャンスはいくらでもあるので、強い気持ちで望んでもらいたいです!では他にどのようなサービスがあったら年会費を払ってもいいと感じますか?


う〜ん、、これは学生特有の悩みだと思うのですが、“学費をサポートするサービス”があったりすれば年会費を払う価値は十分にあるんじゃないですかね?無理は承知ですが...。


すごくいい案だと思います。学生専用のカードがあるぐらいなので、そういうカードなら学費サポートは思いのほか現実的な話だと思いますよ。例えば、教育ローンを提供しているオリエントコーポレーションという会社は「Orico Card THE POINT」というクレジットカードも発行しています。


ちなみに今は学費サポートみたいなサービスはないですよね?


全てのカードのサービスを把握しているわけではないので確信はないですが、おそらくないと思いますね。もし、学費サポートを提供するクレジットカードが登場したらそのサービス内容に注目が集まりそうですね。


というと?


あくまでクレジットカードの付帯サービスなので、普通の教育ローンのサービスをそのまま100%受けられることはないと思うんです。例えば、教育ローンの毎月の返済にカードが使えるようになって、そこにポイントがつく、このあたりが現実的な路線になりそうです。


そうですよね。さすがにカード会社も全ての面倒を見るわけには行きませんもんね。


そうなんです。基本的にはカード会社はカード事業を主軸としているのであまり手を広げすぎるのは良くないと考えているはずです。カード会社が一番困るのは期日通りに返済してもらえないことなので、そのあたりは意外とシビアです。


そういう意味でも安定した収入がない学生などに向けて、さきほど教えていただいたスマート審査を売りにしているクレジットカードがもっと増えてくるといいですね。


そうですね。ここまでは学生生活に関連した話をしてきましたが、個人的に期待したいサービスは何かありますか?


はい、もちろん!僕はフェスが大好きなので、年会費有料のクレジットカードで“優先的にフェスやコンサートのチケットがとれるサービス”があると嬉しいです。


私も若い頃はよくフェスやコンサートに行ったものですが、人気アーティストのチケットとなるとたった1分で完売してしまうことも珍しくないですよね。


はい、それだけならまだしも、今は転売が結構ひどいじゃないですか?本当に行きたい人が行けない仕組みになっているのは本当におかしいと思います。


わかります。転売は昔からなくならないですね...。これはフェスやコンサートではないですが、伊勢丹のネットショッピングサイトでは数量限定商品を販売するときに伊勢丹と提携したクレジットカードしか決済手段として選べないようにすることで転売を対策したりしています。フェスやコンサートも提携クレジットカードを発行するなどして、一次先行や二次先行などでこういった仕組みを導入すると本当に欲しい人がチケットをゲットできるようになるかもしれません。


えーそうなんですか!本当にそうなってほしいです。それなら2,000〜3,000円の年会費は全然惜しくないです。単独コンサートとかならファンクラブに入ればチケットをとれるかもしれませんが、フェスはそうもいかないので、ぜひとも実現してもらいたいサービスです。





40代女性 兼業主婦


どういうサービスがあったら年会費有料のクレジットカードを作りますか?


サービスというか、“一度でも利用したら年会費が翌年無料になる”とか?今でも年間50万円使ったら翌年無料とかはありますけど、主婦なのでそんなに使わないんですよね。だから、今のところは年会費無料のカードを使ってます。


年間の利用金額に応じて翌年の年会費が無料になるクレジットカードはたくさんありますね。実は、年1回の利用で翌年無料になるクレジットカードも実在するんです!例えば、「ビックカメラSuicaカード」や18〜25歳向けの「三井住友VISAデビュープラス」がまさにそうです。


え!あるんですか!でも、ビックカメラは普段使わないですし、もう30代なのでデビュープラスというカードも作れないですねぇ。結局、自分が作りたいカードにはそういうものがない気がします。


ビックカメラSuicaカード」はSuicaのオートチャージ機能があるので、Suicaが使える電車やバス、タクシー、あとはコンビニやドラッグストアをよく利用するなら結構おすすめですよ。でも、言われてみれば、たしかに人気のクレジットカードにはあまりないサービスかもしれません。人気だからそんなことをしなくても入会したい人が後を絶たないのでしょう。


電子マネーはあまり使ったことがないので不安がありますが、今聞いただけでも色々なところで使えるみたいなので検討してみたいと思います。


ぜひ検討してみてください。他に何かありますか?


あ、旅行が好きなので、旅行に関するお得なサービスが受けられたら年会費払ってもいいかもしれないです!例えば、“ANA楽パックのクーポン”とか!


ANA楽パックですね、私もよく利用します!ANA楽パックは楽天トラベルが提供していて、航空券とホテルを自由に組み合わせられるので本当に便利ですよね。


うん、本当に!個別で予約するよりも安く済ませられることが多いので、家族旅行のときにはいつもANA楽パックを使っています。例えば、年会費有料の楽天カードを作ったらANA楽パックの5,000円クーポンを無条件でもらえたりしたら最高ですね。


楽天カードは年会費無料のクレジットカードですが、キャンペーンにかなり積極的で、時期によってはキャンペーンだけで5,000ポイントぐらいもらえるときがあるので、そのポイントを旅行代金を決済するときに使うのはダメですか?


それでもいいんですけど、それって入会したときだけもらえるポイントですよね?それだとたった一度きりなので、年会費有料の会員には毎年1枚ずつANA楽パックに使えるクーポンをくれたら年会費を払うのを考えます。


なるほど、そういうことですね!他のクレジットカードでは厳しいかもしれませんが、楽天カードならやってくれそうな気がしますね。


楽天トラベルを何気なくチェックしているとたまにクーポンが配布されていて、それで10,000円クーポンとか5,000円クーポンとかゲットできるので今のままでも十分お得なんですけどね(笑)。


たしかにそうですね(笑)。他にもあったらお願いします。


ええっとなんだろう、、あとはやっぱり“ギフト券”ですかね!デパートのギフト券とかでもいいんですけど、カード会社の提携会社のギフト券がいいと思います。


というと??


例えば、コンビニと提携しているクレジットカードだったらセブンの700円くじ引きみたいに商品無料券をもらえる感じです。年会費有料のクレジットカードを持っているだけ毎週何らかの商品がもらえる、みたいな特典があると面白いと思います。


ま、毎週ですか?!これが実現できたら相当太っ腹ですね(笑)。でも、コンビニ系のクレジットカードは意外と人気がないので新規顧客を獲得する手段としてはとても面白い案だと思います。


でも本当のこと言っちゃうと、年会費を払うのはやっぱりかなり躊躇しちゃいます。年会費無料のカードがいっぱいあって特に困ることがないので年会費を出そうという気になかなかなれないんですよね...。





30代女性 OL


どういうサービスがあったら年会費有料のクレジットカードを作りますか?


私がずっと考えているのが、“金色じゃないゴールドカード”です!


え?!たしかにゴールドカードはその名のとおり、券面デザインはゴールドできらびやかなものがほとんどですが...。ちなみに今はゴールドカードをお持ちで?


はい。クレジットカードをよく使うでして、いつだったかインビテーション?が来て、それでゴールドカードを作ったのですが、あまりにもキラキラしすぎていてなんだか成金っぽい感じがして、人前で出すのがすごく恥ずかしいんです。でも、一般カードより還元率がいいので使わざるを得ないというか...。


男性はゴールドカードに憧れたりするものですが、女性はゴールドカードが苦手な方が多いのでしょうか?


苦手な女性は意外と多いと思いますよ。私でも作れたぐらいなので今の時代誰でもゴールドカードは作れると思うんですが、それを知らないのか、同世代の専業主婦の知人にゴールドカードを見られたときに「え、お金持ちじゃん!」って言われてしまいました。「いや、誰でも作れるから!」と返したのですが、その子は審査に落ちたみたいで...。


そうなんですね。たしかにゴールドカードの敷居は以前よりも明らかに低くなっていて、契約社員や派遣社員をはじめ、個人事業主、フリーターの方でも作れたりするようになっています。ちなみに今ゴールドカードをお持ちということは今は年会費は払っているってことですよね?


いえ、もともとこのカードは年会費があるのですが、年間の利用金額に応じて無料になるタイプなので、私は毎年それを突破しているのでずっと無料ではあるんです。そういう仕組みがあることがわかったからゴールドカードに切り替えたんです。


じゃあ、ゴールドカードはそのまま使い続けるとして、券面デザインをゴールドじゃなくてシンプルなデザインに変更できるなら年会費を払ってもいいという感じですか?


はい、すごく不思議に聞こえるかもしれませんが、そんな感じです。もちろんそれでまた年間の利用金額に応じて無料になればなおのこといいですが。


面白いサービスかもしれないですが、需要は少ないと思うので、カード会社が積極的に動くとは思えませんね...。券面デザインを選べることは多いですが、選べるのは年会費無料のクレジットカードに多い印象があります。ゴールドカード以上になってくるとなぜか券面デザインを選べないことのほうが多いので、たしかにこの点は疑問ですね。プラチナカードを作る手もありますが、プラチナカード以上になると急激に審査も厳しくなるので難しいですかね...。


プラチナカードって年会費がかなりすごそうなので、さすがにそこまでは考えていないです(笑)。金色じゃないゴールドカードが無理そうなら、年会費を支払う代わりに“有効期限を長くする”ってのはどうでしょう?


これもまたなかなか面白い案ですね!


そうですよね!カードなんて手元にあればずっと使えるわけですから、交換する必要がないと思うんです。更新時ってたしかカード番号は変わらないですよね?でも、有効期限が変わるので通販で決済するときにそこを変えなきゃいけいないのが面倒ですよね。


はい、わかります。有効期限を一度覚えてしまうと癖で入力してしまいがちですよね。間違うと当然またやり直しになるのでたしかに面倒です。でも、なぜ有効期限があるか考えたことはないですか?


えー、ないですよ!無職になったときにカードの契約を打ち切れるように、とか?


たしかに「途上与信」というものがあって、カード会社は定期的に契約者の属性を調査するようにしていたりしますが、支払いを延滞する等の目立ったマイナス情報がなければ、職が変わっても契約を一方的に打ち切るようなことはないです。


有効期限を設定するのは、「カード本体の老朽化対策」と「セキュリティー対策」が主な目的です。まず、老朽化対策ですが、読み取り端末にスライドさせるとカードに傷がついたりして、カード本体は必ず老朽化してしまうので、有効期限に合わせて数年に一度新しいものに交換する必要があります。セキュリティー対策については、クレジットカード犯罪が年々巧妙化していて、対策のために最新のテクノロジーを搭載したカード(例:ICカード)を全てのお客様に行き渡らせるために定期的なカードの交換が必要になってきます。


へぇ、すごく勉強になりました。セキュリティー対策が目的なら有効期限を長くするのはあまり良くないですね。じゃあ、これはどうですか?ICチップがつけられるので、GPS機能みたいなものを搭載して、“iPhoneを探す”みたいに“クレジットカードを探す”みたいなサービスができそうじゃないですか?


それはいい機能ですね!クレジットカードを紛失したときは利用停止をしたり、再発行をすることができますが、サポートデスクに電話をして諸々の手続きをしなければなりませんので、正直言って面倒です。GPS機能なら自分で見つけることが可能になるかもしれませんから、年会費有料の会員のみのサービスにしたら意外と需要が出てくると思います。


私は幸いカードを落としたことはないですが、よく財布をなくす知人がいるのでそういう人の手助けになったらいいですね(笑)。





20代女性 アルバイト


どういうサービスがあったら年会費有料のクレジットカードを作りますか?


ディズニーランドが大好きなので“ディズニーリゾートの無料チケット”をくれるなら年会費を払ってもいいです!でも、高いならいりません。


ちなみにいくらだったら払いますか?


う〜ん、1,000円ぐらい?


2019年時点でディズニーランドの1デーパスポートは大人7,400円となっているので、年会費1,000円でチケットがもらえたらかなりお得ですよね。でも、ディズニーランド側からすると厳しいですね...。


ディズニーとJCBが提携した「ディズニー★JCBカード」というクレジットカードがあるのですが、知っていますか?一般カード2,000円(税別)、ゴールドカード13,000円(税別)でどちらも年会費がかかりますが、抽選でパークチケットがもらえるキャンペーンを実施していたことがあります。10万円以上の利用が申し込みの条件となっているので、厳しいのは変わりないんですけどね...。


そうなんですね...。私は稼ぎが少ないし、カードもそんなに頻繁に使うわけじゃないので、そもそも年会費を払うことを考えたことがないんです。私みたいな人って結構たくさんいると思いますよ。


年会費はやはり大きな壁となっているんですね。例えば、ディズニーランドならスターライトパスポートは大人5,400円、アフター6パスポートは大人4,200円なので、これならまだ可能性としてはありそうな感じですかどうでしょう?


スターライトパスポートは土日祝日の午後3時から、アフター6パスポートは平日午後6時から入園できるパスポートだったと思うので、それだとちょっとしか楽しめないですよね。それなら1デーパスポートを買ったほう満喫できると思うので、それ目当てでカードを作ることはないと思います。


たしかに...。少し調べてみたのですが、ディズニーランドの1デーパスポートは開業当初の1983年が3,900円で、それが今7,400円になっているので、今後も値上がりが続く可能性が高いことを考えると、特典として無料チケットをもらうのはやはり厳しそうですね。


じゃあ、ディズニーのチケットは諦めます(笑)。もっと現実的に考えて、“ギフト券”とか“クーポン”はどうですか?


今でもクレジットカードを使って貯めたポイントをギフト券に交換することはできるのですが、それは知ってましたか?


はい、もちろん知ってます!私が言っているのは、カードを作った時点で入会特典としてギフト券をもらえたらいいな、ってことなんです。


あーなるほど!たしかにギフト券が入会特典となっているカードはあまり聞いたことがないです。入会特典で多いのはやはり入会ポイントで、最近だと入会するだけで3,000〜4,000ポイントもらえることも少なくないんです。利用特典と合わせると10,000ポイントぐらいもらえることも珍しくなくなってきています。


えーそんなにもらえるんですか!でも、そのポイントが使える場所って限られていますよね?


それはクレジットカードによりますね。カード会社によってポイント交換先の選択肢は全く異なっていて、例えば、ポイントをギフト券に交換できる場合は、もらった入会ポイントでギフト券を作ればいいので、さきほど言っていたカードを作った時点でギフト券をもらえるのと同じことになりますよね!


そういうことができるんですね。私はどちらかというとポイントの使い道よりもポイントを貯めることを目的にしてしまっていたところがあって、具体的にどういう風に使っていくのがベストなのかわからなかったのですごく参考になりました。


ただ一点注意してもらいたいのは、入会特典でもらえるポイントは期間限定だったりすることが多いので、有効期限がある場合はポイントをもらったらなるべく早めに交換してしまったほうがいいです。あと、ポイントの交換には「最低交換ポイント数」が設定されていることが多く、それを超えていないと交換できないことがあるので覚えておきましょう。


あー、そういうからくりがあるんですね。でもやっぱり年会費を払うことに抵抗があるのは変わらないです...。どうしても高く感じてしまうんです。


「年会費」として捉えるから高く感じるのかもしれません。例えば、年会費1,200円だったら月たった100円って考えればいいんです。年会費2,400円でも月たった200円です。年会費有料のクレジットカードは無料のものに比べてサービス内容や補償内容が優れているので、月たった100〜200円で充実したサービスが受けられると考えれば安く感じるはずですよ。


たしかにそう考えると普通の旅行保険に入るより全然安いですよね。年会費を月額料金として払えるようになるなら少し考えたいと思います。





考察


まず、この場を借りて、インタビューに協力してくださった皆さんにお礼申し上げます。筆者一人では考えもつかなかった面白い案がたくさん飛び出したのでとても参考になりました。とともに、年会費有料のクレジットカードを普及させるにはまだまだ時間がかかると感じました。



今回、様々な年齢層の男女と話してみてわかったことは、入会ポイントをもらうことはもはや当たり前で、それ以上のサービスや特典を受けられないと年会費を払いたくないと感じている方が多いことでした。



ただ、こうした意見はカード会社も既に知っています。特定の限定的なサービスや特典を与えるよりも、使い道が多いポイントを与えたほうがより多くの方に納得して使ってもらえると感じており、現状では入会時の特典としてポイントを付与するカード会社が多く占めています。



そして、そもそも年会費を払いたくない人の心を動かすことは相当大変だと感じました。ステータス欲しさに年会費10,000円前後のゴールドカードや年会費50,000円を超えるプラチナカードを作る方はいますが、それ以外は基本的に年会費を払いたくない層で占めています。年会費無料のクレジットカードでも何不自由なく使えることが多いので仕方ないことかもしれません。



カード会社の収入源は手数料収入や金利収入など様々あり、その中で「年会費収入」も重要な収入源の一つになっています。クレジットカードを頻繁に利用されている方は日頃の利用に感謝し、より品質の高いサービスを受けるために年会費有料のクレジットカードへの加入を検討されてみてはいかがでしょうか。






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