クレジットカードを作るときに「せっかくならデザインのいいものがいい」と思ったことはありませんか?筆者もそう思う一人で、人前で使うことが多いため、なるべくデザインにはこだわるようにしています。
明言はしませんが某有名カードのように、誰しもがそのカード会社のクレジットカードだと認識できるものだと人前で出すのが恥ずかしかったりしますよね。なので、身の丈にあったクレジットカードの中であればデザインで選ぶのは全然アリだと思うのです。
そこで今回は、デザインが格好いいorオシャレなクレジットカードのランキングを審査難易度別に紹介していきます。招待制ではなく申込制のクレジットカードだけを選別しましたので、ぜひ参考にしてみてください。
- 目次 -
クレジットカードをデザインで選ぶのって実際どうなの?
そもそも、クレジットカードをデザインで選ぶことはいけないことなのでしょうか。結論からいえば、決してそんなことはありません。人前で利用することが多くなるのであれば、ある程度、デザインにこだわるのは悪くないです。
例えば、某クレジットカードは、通常デザインのほか、キャラクターやスポーツチーム、有名人とコラボしたデザインが用意されています。実はこの某クレジットカードは通常デザインが前々から不評で、それが理由でネット上では「ダサい」などと酷評されていました。
キャラクターやスポーツチーム、有名人などとコラボしたデザインのクレジットカードを発行することによって、ユーザーはより親しいやすさを感じるようになり、次第にネット上で酷評されることも減っていきました。このようにデザインを変更することで人々の反応は大きく変わるわけです。
ユーザーはもちろんのこと、お店側の反応が変わることもあります。例えば、筆者が以前、車のディーラーでとあるプラチナカードを提示した際、「このクレジットカードすごく格好いいですね。どこのカード会社ですか?」などと詳しく聞かれたことがあります。その後、クレジットカードについての話で盛り上がりました。
クレジットカードのデザイン一つでその人を判断するのは本来は良くないことですが、本能的に気になってしまう方は一定数おり、クレジットカードのデザインによって人となりが判断される可能性は少なからずあるのは事実なので、デザインにこだわって悪いことはないです。
しかし、何でもかんでもデザインで選ぶのは良くないです。それは、クレジットカードによって審査難易度が大きく異なるからです。例えば、デザインがいいと思ったクレジットカードがプラチナカードで、一般カードですら審査が危うい方がプラチナカードを申し込んだところで審査に通るわけがないのです。これでは本末転倒なので、デザインは大事ですが、身の丈にあったクレジットカードを選ぶようにしましょう。
デザインで選ぶメリット
では、クレジットカードをデザインで選ぶメリットについて見ていきましょう。
まず、第一に挙げられるメリットは、自分の好みのデザインを選べることでしょう。一つの券種でデザインが複数用意されている場合は、その中から好きなものを選ぶことができますので、好みじゃないものやダサいものを避けることができます。
また、人前や店頭で提示するのが恥ずかしくなくなるのもメリットです。デザインで選ぶのは基本的には自己満足なので、自分で恥ずかしいデザインでないと思えば、それだけで提示する恥ずかしさはなくなります。人前や店頭で使うためだけにデザインがシンプルなクレジットカードを専用に持つ方もいるぐらいです。
そもそも、恥ずかしいと感じたことがない、そういう方もいるかもしれません。ほとんどの店員さんはあなたがどのクレジットカードを使おうがなんとも思っていないので、自分で恥ずかしいと思わないのであればそこまでデザインにこだわる必要はありません。
デザインによって他人から羨ましがられるのもメリットの一つかもしれません。例えば、一般カードでもカラーリングがブラックなだけで、「それってブラックカード?」なんて勘違いをする方は一定数います。実際に一般カードでカラーがブラックのものは少ないですし、ほとんどの方はクレジットカードに詳しくないですから、そういう勘違いが起きても何ら不思議ではありません。
クレジットカード上級者の中にはあえてデザインが奇抜なものを選ぶ方もいます。というのは、近年、店員さんがカード情報を盗み見して不正利用する事件が増えているため(カードの番号などを暗記して不正利用するパターンが多い)、パッと見た感じでカード情報が見えにくければ不正利用されにくくなるからです。
デザインで選ぶデメリット
クレジットカードをデザインで選ぶメリットはたくさんありますが、残念ながらデメリットもあります。デメリットもしっかりと確認しておきましょう。
最大のデメリットは、格好いいデザインのクレジットカードほど審査難易度が高いことでしょう。デザインが格好いいものはゴールドカードやプラチナカードに多いので、そうなると審査難易度も高くなってしまい、欲しくても審査に通らない人が多くなってきます。
審査に通らないのは本末転倒です。基本的には自分の属性に合わせたカード選びをしていかないとダメです。いくらデザインが格好いいものであっても審査に到底受からなそうなものなら、申し込むのは時間の無駄です。
また、デザインによっては海外で利用を断られる可能性があることもデメリットです。これは実際にアメリカで起きた話なのですが、ある日本人男性がアニメキャラクターがデザインされたクレジットカードを利用した際に詐欺だと疑われ、利用を断られたそうです。
日本ではアニメデザインのクレジットカードは一般的になっていますが、海外ではクレジットカード=信用の証となるため、アニメデザインを採用していることはなかなか理解されにくいです。なので、海外での利用が多くなる場合はアニメデザインなど特殊なデザインはなるべく避けたほうがいいです。
アニメキャラクターや有名人とコラボしたデザインは飽きてしまったときのことを考えたときもデメリットとなりやすいです。クレジットカードの有効期限は平均3〜5年となっていますので、作ったときは好きだったけど今はそんなに...となってしまっても3〜5年はそのデザインのまま使わないといけないので、デザインで選ぶときは流行モノはできるだけ避けるのが賢明です。
審査難易度(★☆☆☆☆)
一般的に審査難易度が低いクレジットカードはデザインもあまり良くありません。カード会社はあえてデザインをいまいちなものにすることで上位グレードのカードを作ってもらう戦略をとっているからです。それでも審査が甘いクレジットカードの中で格好いいデザインのものは少なからずあるので、おすすめのものをいくつか紹介します。
Orico Card THE POINT
今回紹介するデザインで選ぶクレジットカードの中で最も審査難易度が低く、かつ知名度が高いのが「Orico Card THE POINT」です。
券面デザインを見てもわかるように、ブラックカードを彷彿とさせるようなブラックのカラーリングが特徴的で、愛用者もとても多く人気の一枚です。一般カードの中でシンプルなブラックの券面デザインのものは実は意外と少ないので、このブラックの券面デザインに惚れ込む方はかなり多いです。
発行元のオリエントコーポレーションは信販系となっていますので、審査難易度は低く、属性に不安のある方でも安心して申し込めるクレジットカードとなっています。
ポイント還元率は1.0%と高還元率となっていますし、使い勝手もすごく良いので、今後も一般カードの中ではデザイン・人気・満足度のランキングで上位に居続けるでしょう。
リクルートカード
とにかくシンプルさを求める方におすすめなのが「リクルートカード」です。一般カード=シルバーのイメージが強いですが、その中でも特にシンプルさが際立っている一枚です。
一般カードはシルバーの券面デザインのものが多いですが、券面に大きな文字でわかりやすくカード名が刻印されていたり、また、デザインが頻繁に更新されるなど、デザインに統一性がないことが多いので、“シンプルなシルバー”で長年統一しているのがリクルートのいいところです。一見、プラチナカードにも見えてしまう券面デザインなので、どんな場面でも躊躇せずに提示できます。
国際ブランドはVISA・Mastercard・JCBから選べますが、JCBが株式会社JCBから発行されるのに対し、VISAとMastercardは三菱UFJニコス株式会社から発行されるため、属性に不安がある方は比較的審査が易しいVISA・Mastercardを選ぶのがおすすめです。JCBより利用できるシーンも多いです。
ポイント還元率は1.2%と業界最高クラスの超高還元率となっていますので、ポイントを効率よく貯めたい方にもすごくおすすめです。一般カードですが、メインカードとしても十分に機能してくれる一枚です。
au PAYカード
auユーザーに特におすすめしたいのが「au PAYカード」です。比較的歴史の浅いクレジットカードですが、今破竹の勢いで人気急上昇中です。
シルバーの落ち着いた券面デザインが好評です。KDDIの企業カラーであるオレンジがデザインどこかに採用されていたら一気にチープ感が出ていたでしょうが、“au PAY”のカラーリングをホワイトにしたことでシンプルでかつ高級感を感じさせるデザインに仕上がっている印象を受けます。一見、プラチナカードと見間違えるほど落ち着きのある券面デザインです。
発行元のauフィナンシャルサービスは信販系ですが、銀行業務も行っていますので銀行系寄りの信販系カードとなります。とはいえ、一般的な銀行系カードのようにガチガチの審査をするわけではないのでご安心ください。
ポイント還元率は1.0%と高還元率で、さらにau PAYマーケットでは最大15%貯まるので、auユーザーは特に恩恵を受けやすいクレジットカードとなっています。
審査難易度(★★☆☆☆)
既にクレジットカードをお持ちの方で、2枚目、3枚目を狙っている方は審査難易度を少し上げてみましょう。審査難易度が少し上がるだけで、さらにデザインの良いものが増えてきますので、その中でも筆者おすすめのデザインのクレジットカードをいくつか紹介します。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
デザインにこだわりながらステータスも気にしたい方におすすめなのが「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」(以下セゾンアメックス)です。
プロパーカードのアメックスと同じように古代ローマ軍の百人隊長がデザインされているため、クレジットカードに詳しくない方はアメックスと見間違う方もいます。アメックスブランドへの憧れがある方に特に定評があるデザインに仕上がっています。
発行元は国内大手のクレディセゾンとなりますが、信販系なので審査は決して厳しくありません。一般的にアメックスといえば審査が厳しいイメージがありますが、セゾンパール・アメックスはクレディセゾンとアメックスの提携カードとなりますので、単独のアメックスよりはるかに審査難易度は易しくなっており、属性に不安のある方にもおすすめできます。
ポイント還元率は0.5%と平均的ですが、優待店で指定日に5%割引を受けられたり、ポイントの有効期限がなかったりと使い勝手はとてもいいので初心者の方にも十分におすすめできます。何なら上級者からも高評価を受けているクレジットカードです。
REX CARD
世間からの知名度こそ低いものの、クレジットカード愛好家の中で保有率が高く、シンプルな券面デザインに定評があるのが「REX CARD」です。
ブラックもしくはレッドのカラーリングから選べますが、圧倒的に人気なのがブラックのほうで、シンプルな券面デザインで好評となっています。ブラックの券面デザインをよく見てみると薄い斜線が入っており、これがまた高級感を感じさせると愛好家からも好評です。
国際ブランドはVISAとMastercardを選べますが、どちらかといえば、ロゴがホワイトでカラーリングされるVISAのほうがよりシンプルなデザインとなっていておすすめです。
発行元は株式会社ジャックスで信販系となり、審査難易度も決して高くないので、属性に不安を抱える方にもおすすめのクレジットカードとなっています。
何よりもポイント還元率1.25%、さらにJACCSモールではポイント還元率1.75%を実現するなど、数あるクレジットカードの中でも最高水準のポイント還元率を実現していますので、ポイント好きの方皆さんにおすすめできる一枚となっています。
三菱UFJニコス VIASOカード
2020年に行われた大規模なデザイン変更により人気ランキングが急上昇したのが「三菱UFJニコス VIASOカード」です。広告塔に広瀬すずさんを起用するなどして、若者からも人気も急上昇中です。
デザイン変更前は薄いグレーを基調に濃いグレーの文字で“VIASO”と描かれており、お世辞にも素敵なデザインとは言えなかったのですが、デザインの変更によりエメラルドグリーンの鮮やか、かつ、シンプルなデザインとなり、かなり見違えました。“VIASO”の文字も小さくなり、ほどよいシンプル感が好評です。
発行元は三菱UFJニコスで信販系となりますので、そこまで審査難易度も高くなく、過去に金融事故等を起こしていなければ合格の可能性は十分にあります。
ポイント還元率は0.5%と平均的ですが、VIASO eショップで最大10%になったり、特定の加盟店でポイントが2倍になるなど充実の優待サービスがありますので、使い方によってはポイントのうまみをちゃんと感じられます。
審査難易度(★★★☆☆)
これまでに何枚もクレジットカードを作ったことがあり、審査にもほとんど落ちたことがない方はもう少し審査難易度の高いクレジットカードに目を向けてみるといいでしょう。このあたりまでくるとデザインの格好いいものがかなり増えてきてますし、選択肢もかなり広がってきますので、デザインで選ぶのが楽しくなってきます。その中でもおすすめのデザインのカードをいくつか紹介します。
JCB一般カード
多少のステータス感は欲しい、それでもデザインにもちゃんとこだわりたい方におすすめなのが「JCB 一般カード」です。区分は一般カードですが、一般カードの中ではステータスが高い部類で人気が出ています。
券面デザインを見てみると、一般カードの中では少々複雑なデザインとなっていますが、シルバーを基調に枯山水のようなデザインが施されているのが日本的だと定評で、高級感もあると特に中高年からの評価が高いです。
発行元は株式会社JCBとなり、プロパーカード(※国際ブランドが独自に発行するクレジットカード)となりますので、ステータスがそれなりにあるのがメリットです。上位カードにはゴールドカードやプラチナカードもありますので、その通過点としてまずこの一般カードを選ぶ方も多いです。
ポイント還元率は0.5%と平均的ですが、国内発のJCBのプロパーカードということでサービスの安心感に定評があります。
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
“ザ・大人のカード”として人気なのが「ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」です。区分はゴールドカードとなり、飛行機を利用する機会の多い大人たちから人気を獲得しています。
派手なゴールドカードが多い中、あえてギラギラ感を出していないのがいいところです。ANA CARDというシンプルな文字にアメリカン・エキスプレスのロゴマークがいかにも落ち着き感を感じさせる一枚です。
アメックスブランドなので発行元はアメックスとなり、一見、審査はかなり厳しめに感じるかもしれませんが、ANAと連携して発行される提携カードのため、通常のアメックス・ゴールドよりも狙いやすくなっています。
ポイント還元率は1.0%と高還元率で、ANAグループではポイントが2倍になり、さらに貯まったポイントはマイルに移行できるため、特に出張などで飛行機を頻繁に利用する方におすすめできます。デザインも人気ですが、満足度の高さも随一です。
ビューゴールドプラスカード
きらびやかなゴールドカードが欲しい方におすすめなのが「ビューゴールドプラスカード」です。通勤・通学の手助けをしてくれるクレジットカードなので多くの方におすすめできます。
一般的なゴールドカードと違うのはその輝き。ゴールドカードと言っても実際に目のあたりにするとちょっと金色なだけ、というものが意外と多い中、ビューゴールドプラスカードはひし形部分のデザインが金色にしっかりと輝いているため、高級感のあるゴールドカードとして人気を博しています。
発行元はビューカードで信販系となりますが、親会社のJR東日本は交通系となりますので、シンプルな信販系のゴールドカードよりは審査は易しくなっており、比較的狙いやすいゴールドカードとなっています。
ポイント還元率は0.5%と平均的ですが、Suicaのチャージや定期券の購入でポイントが3倍になり、通勤・通学にお得に利用できるクレジットカードなのでかなり実用的で、普段から頻繁に公共交通機関を利用する方に特におすすめの一枚です。年間の利用金額によってはボーナスポイントももらえます。
審査難易度(★★★★☆)
5〜10年以上クレジットカードを使ってきており、ゴールドカードの審査も難なく突破できるようになってきた方は、次はプラチナカードに狙いを定めてみるといいでしょう。一昔前まではプラチナカードは高嶺の花だったのですが、近年はクレジットカードの需要が全体的に高まっており、それに伴い、プラチナカードも以前よりは作りやすくなっています。
Orico Card THE PLATINUM
デザイン性と実用性でプラチナカードを選ぶなら「Orico Card THE PLATINUM」の右に出るものはいません。プラチナカードの中で最安値クラスの年会費20,370円を実現しているので、初めてのプラチナカードとしてもピッタリです。
プラチナカードはシルバーデザインのものが多いですが、カラーリングはブラックを基調に、下部にさりげなくシルバーのデザインを施しているため、やや控えめなプラチナカードとなっており、それが落ち着き感を感じさせ、人気を博している理由にもなっています。
発行元のオリエントコーポレーションは信販系となり、下位カードであるOrico Card THE POINTは一般カードの中でもかなり審査難易度が低いことでよく知られているように、このOrico Card THE PLATINUMはプラチナカードの中ではかなり審査が易しいほうに入りますので、プラチナカードを作るのが初めての方に特におすすめできます。
ポイント還元率は1.0%とプラチナカードの中でも高還元率で、さらに誕生月はポイント2倍になったり、それでいてコンシェルジュサービスや空港ラウンジサービス、手荷物無料宅配サービス、レストラン1名無料サービスといった他のプラチナカードで受けられる上質なサービスを受けられます。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
アメックスへの憧れはあるもののプロパーのアメックスプラチナには手が届きそうにない方におすすめなのが「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」です。アメックスならではの百人隊長が描かれている満足度の非常に高いプラチナカードです。
デザインを見てもわかるようにプロパーカードのアメックスと見間違うほどのデザインです。比較的、輝きの少ないプラチナカードではあるものの、百人隊長が描かれているだけで高級感を感じてしまうのは、日本でいかにアメックスが信頼されているかを示している証拠ではないでしょうか。
発行元は国内大手のカード会社、クレディセゾンとなり信販系となります。プラチナカードというと縁遠い存在に感じがちですが、他社のプラチナカードと比べると審査難易度はそこまで高くなっていませんので、初めてのプラチナカードとしても向いています。
ポイント還元率は0.75%と平均的なプラチナカードよりも高く設定されているため、ポイントが貯まりやすく、単にステータス目的だけでなく実用性もしっかりと兼ね備えています。貯まったポイントはJAL・ANAマイルに交換が可能です。
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
ステータス・堅実さを重視したい方におすすめなのが「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」です。MUFGカード最高峰のプラチナカードとなっています。
カラーリングはブラックを基調に、七色で“PLATINUM”の文字が印字されており、背景にオシャレな模様を施すことでより高級感を感じさせる仕上がりとなっています。アメックスのロゴが存在感強めでやや気になるところですが、アメックス好きには嬉しいデザインでしょう。
発行元の三菱UFJニコスは国内大手のカード会社で信販系となりますので、審査は決して甘くなく、ステータスを求める方にもおすすめできる一枚となっています。
ポイント還元率は0.2%とかなり低めですが、その代わりにプラチナカードとして最安値クラスの年会費22,000円を実現するほか、コンシェルジュサービスやプライオリティ・パス、手荷物無料宅配サービスなどのサービス付きで年会費とのバランスがとれたプラチナカードとなっています。
審査難易度(★★★★★)
既にゴールドカードをお持ちで2〜3年以上使っている方は、さらに審査難易度の高いプラチナカードに狙いを定めていきましょう。数が少ないと思われているプラチナカードですが、実は数は結構増えてきているので、その中でも特にデザインが格好いいものを紹介します。
JCBプラチナ
国内最高峰のステータスを手に入れたい方におすすめなのが「JCBプラチナ」です。ご存知、日本発の国際ブランドであるJCBが輩出する最高級クラスのプラチナカードとなっています。
プラチナカード以上のクラスになってくると重視されるのがシンプルさです。カラーリングはブラックを基調にシルバーで上品に象った“JCB”の文字、プラチナカードとして普遍的なデザインではあるものの、実際に目のあたりにすると高級感をしっかりと感じることができる一枚です。
発行元のJCBは言わずとしれた日本発の国際ブランドで、プロパーカードとなりますので、プラチナカードともなれば十分なステータスを得られます。一般カードやゴールドカードに比べてより厳格に審査を行いますので、JCBプラチナは保有できる喜びをしっかりと感じられます。最終的にJCBの最高峰であるJCB THE CLASSを狙うためのステップとして選ばれる方も多いです。
ポイント還元率は0.5%と平均ですが、使い方次第でポイントアップ、さらには、コンシェルサービス、プライオリティ・パス、旅行傷害保険が最高1億円まで付帯、といった国内ブランドならではの上質なサービスに定評があります。
アメリカン・エキスプレス・カード・プラチナ
アメックスゴールドでは飽き足らないと感じている方におすすめなのが「アメリカン・エキスプレス・カード・プラチナ」です。国際ブランドであるアメックスが独自に発行するプロパーカードのプラチナカードとなります。
アメックスゴールドでも十分に格好いいのですが、プラチナになるとさらに高級感が増します。実際に手にとると印象はさらに変わります。というのは、アメックスのグリーンやゴールドはカードがプラスチック製ですが、プラチナはチタン製カードになっているため、高級感だけでなく重厚感まで感じられてしまうのです。
チタン製のクレジットカードは国内では数少ないので、“特別感”を実感したい方には特にアメックス・プラチナはおすすめしたい一枚です。
発行元は厳格な審査で知られるアメックスなので、審査はかなり厳しいです。厳しいからこそステータスを得られるとして人気となっています。ちなみに、プラチナは以前まで完全招待制だったのですが、申込制になったことで誰でも申し込めるようになっています。その分、審査難易度は少し落ちたと言われることもありますが、まだまだ十分すぎるほどのステータスがあります。
ポイント還元率は1.0%と意外にもよく、年会費は143,000円と一般的なプラチナカードに比べて高額でありながらも、コンシェルジュサービスをはじめ、プライオリティ・パス、高級ホテルの無料グレードアップ、最高1億円の旅行傷害保険などプラチナカードとして最高クラスのサービスを受けられます。
ラグジュアリーカード(チタンorブラック)
“唯一無二”まさにこの言葉がぴったりのクレジットカードが「ラグジュアリーカード」です。グレードと審査難易度は、チタン<ブラック<ゴールドの順となり、全てのグレードの審査難易度が高くステータスはバッチリで、申込制はブラックとチタンとなります。
デザインもさることながら、質感にもこだわっています。「ブラック」がステンレススチール、「チタン」がブラッシュド加工ステンレスを採用するなど重厚感でも他を凌駕する唯一無二のクレジットカードとなっています。
ちなみに、招待制の「ゴールド」に関してはカードに24金を採用しているため、高級感だけでいえばこの世のクレジットカードの中でも最高レベルと言えるでしょう。
発行元は新生銀行となり、銀行系のカードとなりますので、審査は厳格に行われます。最もグレードの高い招待制のゴールドに関してはあのアメックスブラックに次ぐ審査難易度と言われています。ブラックやチタンも他社の同グレードよりも審査難易度が高くなっていますので、しっかりとステータスを感じられる一枚です。
ポイント還元率は、チタンが1.0%、ブラックが1.25%、ゴールドが1.5%と実はポイントが貯まりやすいクレジットカードとして知られています。賞品交換時には最大でチタン2.2%、ブラック2.75%、ゴールド3.3%にまでアップします。
もちろん、コンシェルジュサービスをはじめ、プライオリティ・パス、手荷物無料宅配サービス、最高1億2千万円の旅行傷害保険、高級ホテルのグレードアップ、高級レストランのコース料理のアップグレードなど高い年会費を支払う価値が十分にあるサービス内容となっています。
カードによっては券面デザインを選べる
クレジットカードによっては、同じ券種でデザインを複数の候補から選べる場合があります。同じ券種であれば、デザインによって審査難易度が変わることはないので、この場合、お好きなデザインを選んで構いません。
ただ、券面デザインを選べるのは一般カードに多いです。ゴールドカードやプラチナカード、それ以上になってくると基本的には券面デザインが選べませんので、元々のデザインから決めていくしかありません。
なぜ、券面デザインを選べる場合があるのかというと、一般カードはゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードのように圧倒的な高級感があるデザインではなく、普遍的なデザインになりがちで、好き嫌いが分かれやすいためです。
正直に言ってしまうと、一般カードは付帯保険やサービスがほとんど似たりよったりになってきています。なので、券面デザインが好みでないという理由だけで選ばれないことをカード会社は避けたいと感じているわけです。だからこそ、一般カードほど好きなデザインを選べるようになっているわけです。
筆者は個人的には、プラチナカード以上こそデザインを選ばせるべきだと感じています。それこそ、3種類の中からどれか選ぶというレベルではなく、カード会社名のロゴを漢字にするかローマ字にするか、国際ブランドのロゴをカラーにするか白黒にするか、ぐらいまで選べるようになれば、プラチナカード以上のカードの需要はもっと高まるのではないか、と感じます。
いずれにせよ、現時点ではカード会社が作ったデザインの中から選ぶしかないので、券面デザインが選べる場合はお好きなデザインを選んでください。ただ、デザインによって発行に時間がかかったり、期間限定や数量限定だったりすることもあるので、お好きなデザインがある場合はお早めにお申し込みください。
デザインは大事だが最も大事なのは使い勝手
筆者はクレジットカードをデザインで選ぶことは決して悪くないことだと感じています。デザインが悪いクレジットカードよりもデザインがいいクレジットカードのほうが人前や店頭で躊躇なく提示できるでしょうからね。
実際に、CMなどでもおなじみの某クレジットカードを保有している友人は「このカードしかないからお店で出すときにちょっと恥ずかしいんだよね」と言っていました。そういう考えをする方も結構多いのではないでしょうか。そのせいでカード決済を躊躇してしまうのはもったいない話です。
これから日本はキャッシュレス化がさらに加速します。クレジットカードを使う機会は確実に増えますので、デザインにもこだわっていきたいものです。
今回、格好いいデザインのクレジットカードをたくさん紹介してきましたが、改めてみてみるとやはり「アメックス」はデザインが洗練されているものが多いことを実感します。アメックス側の指示なのかわかりませんが、アメックスはプロパーカードはもちろん、提携カードもデザインがシンプルで高い評価を得ている印象です。
クレジットカードに詳しくない方はアメックス=高所得向けというイメージがあります。実際はそんなことはないのですが、これもある種、ステータスを感じられる要因になっているので、デザインだけでなくステータスも気にする方はアメックスブランドを選んでみるといいかもしれません。
しかし、デザインは大事ですが、何よりも大事なのは使い勝手です。デザインだけよくてもポイント還元率が0.5%にも満たない、年会費が高額なのにサービスは大したないとなれば、そのカードを選ぶ意味はほとんどなくなってしまいます。
デザインを重視しながらも、ポイント還元率は最低でも0.5%はほしいところで、年会費が有料であれば、海外旅行傷害保険が自動付帯しているかどうか、お得になる優待店は多いか、ポイントアッププログラムがあるかどうな、などをチェックし、サービスと年会費が割りに合っているかどうかをしっかりとチェックしたうえで申し込むことをおすすめします。