今やクレジットカードは誰しもが保有できる時代になっていますが、昔は誰でも保有できるものではありませんでした。クレジットカードが誕生したのは1950年のことで、アメリカの実業家マクナマラ氏がレストランで食事をした際に財布を忘れてしまい、財布を届けてもらう間、気まずい時間を過ごしたことがきっかけとなり、友人と出資してツケで食事ができるクラブを作ろうとしたことが現在のクレジットカードの由来だと言われています。
話は逸れましたが、現代は多くの方がクレジットカードを保有できる時代ですので、作るかどうかではなく、どのカードを作るかで迷う方が多くなっています。クレジットカードに関する知識が乏しい方ほど自分に適したカードがわからないものです。問題なのは、属性に不安のある方が審査に到底通りそうもないカードを選んでしまうことです。大事なのは、自分に適したカードを選ぶことなのです。そこで今回は、類似の人気クレジットカード2券種を例にとり、どちらが審査難易度が低い=審査が甘いのか比較検証してみた結果をお伝えしてみたいと思います。
券種によって審査難易度は大きく異なる
比較検証を行う前にまず知っておきたいのが、クレジットカードは各券種によって審査難易度が大きく異なってくるということです。
日本が世界に誇る国際ブランドとしてJCBがあります。JCBは国際ブランドでありながらクレジットカードの発行を行っていまして、国際ブランドが直接発行するカード=プロパーカードとして非常に人気があります。何かと“JCBカード”と一括りにされることが多いですが、プロパーカードとしてのJCBカードには様々な券種があることをご存知でしょうか。
JCBカードは正しくはJCBオリジナルシリーズと言われており、「JCB一般カード」「JCBゴールド」「JCBプラチナ」が人気のカードとなっています。
さらに、39歳以下向けの「JCB CARD W」や「JCB CARD W plus L」、29歳以下向けの「JCB CARD EXTAGE」、29歳以下向けのゴールドカード「JCB GOLD EXTAGE」や招待制ゴールドカード「JCBゴールド・ザ・プレミア」、招待制プラチナカード「JCB ザ・クラス」が用意されています。
結局のところ何がいいたいのかと言うと、同じカード会社(または国際ブランド)が発行しているクレジットカードでもカードのランクによって審査難易度は全く違うということです。一般的に流通系のクレジットカードは審査が甘いと言われていますが、それはあくまで一般カードのことを指しており、流通系でもゴールドカードになると審査はそれなりに厳しくなってきます。なので、流通系カード=審査が甘いと一括りにはできません。
以下、多種多様な類似の人気クレジットカード2券種の審査難易度を比較検証した結果を報告していますので、気になるクレジットカードがありましたらぜひご覧になってみてください。
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流通系カード2券種の審査難易度を比較検証
ヤフーカード VS イオンカード
属性に不安のある方に当サイトがおすすめしているのは流通系のクレジットカードです。そもそも、流通系カードとはどのようなカードを指すのかというと、デパートやスーパー、コンビニ、専門店などの流通業者が発行もしくは提携しているクレジットカードのことを言います。
流通系は顧客との距離が非常に近く、クレジットカードを作ってもらうことで自社のサービスを利用してもらう機会が増えると判断できるため、様々ある系統の中でも比較的審査は甘いです。自社のサービスを積極的に利用してもらうために自社利用で還元率が高くなるなどの施策を実施している場合が多いです。
代表的な流通系カードとして「ヤフーカード(現PayPayカード)」と「イオンカード」があります。ヤフーカードはYahoo!の子会社であるワイジェイカード株式会社が発行しており発行元は信販系ですが、Yahoo!JAPANはショッピングサイトやオークションサイトなど流通系のサービスを多く提供しているので流通系に分類でき、イオンカードは株式会社イオン銀行が発行しているため正確には銀行系になりますが、イオンは流通業者であるため流通系に分類することができます。
ヤフーカードとイオンカードの審査難易度ですが、どちらも審査は比較的甘いです。初めてクレジットカードを作る方をはじめ、2〜3枚目のクレジットカードを作りたいという方にもおすすめできるクレジットカードとなっています。
2券種の審査難易度を比較した場合、近年はどちらかといえば「ヤフーカード(現PayPayカード)」のほうが審査難易度は低くなっています。というのは、イオンカードは以前までかなり審査難易度が低いカードとして知られていましたが、ここ数年で審査が少し厳しくなってきているからです(そもそも銀行系でもあるので厳しいのは仕方ない)。実際に一昔前に比べるとイオンカードの審査通過率は下がった印象を受けます。その背景にはイオングループ全体の営業収益の停滞感や純利益の減益が影響していると推測できます。クレジットカードの審査難易度は会社やグループの業績で変動してしまうことがあるので、その影響を受けているのはどちらかといえばイオンカードのほうです。
信販系カード2券種の審査難易度を比較検証
リクルートカード VS 楽天カード
流通系と同様に信販系カードも審査が甘いので属性に不安のある方におすすめです。信販系とは信販会社が発行しているクレジットカードのことです。信販会社とは代金の建て替えを主業務としている会社のことで、その中でクレジットカードの発行を行っている信販会社を信販系に分類しています。
信販系は流通系ほど顧客との距離は近くないですが、主業務がクレジットカードに大きく関わり、顧客の獲得=収益の拡大に繋がるため、常に顧客獲得に躍起になっていることから、審査は甘いと判断できます。しかし、ブラックでも審査に通るほど緩くはありません。
代表的な信販系カードとして「リクルートカード」と「楽天カード」があります。リクルートカードはVISAが三菱UFJニコス株式会社、JCBが株式会社ジェーシービーから発行されており、楽天カードは楽天カード株式会社から発行されています。
リクルートカードと楽天カードの審査難易度ですが、どちらも審査は甘めです。一般的に信販系カードは流通系よりも審査が少しだけ厳しい一面がありますが、リクルートカードと楽天カードに関しては流通系と同じぐらいかそれよりも審査が甘い印象があります。これはネット上のネタですが、「楽天カードは職業をスナイパーにしても審査に通った」と言われたほどです。
2券種の審査難易度を比較した場合、近年はどちらかといえば「リクルートカード」のほうが審査難易度は低くなっています。楽天カードは審査が甘いクレジットカードとしてよく知られていましたが、実はカード会社の多くは審査が甘いということを売りにすることを好んでおらず、審査が甘いことを謳ってしまうと優良顧客ではない層が増えてしまい貸倒などのリスクが増えてしまうため、楽天カードはここ数年で審査が厳しく行われるようになってしまい、以前よりも審査に落ちる方が増えた印象があります。筆者の周りにも楽天カードの審査に落ちてしまった知人が数名います。
銀行系カード2券種の審査難易度を比較検証
三井住友VISAクラシックカード VS イオンカードセレクト
銀行系のクレジットカードは未だ審査が厳しく行われています。銀行の収入構造がわかると、審査が厳しいのは納得できます。銀行は預金や貸付を主業務としており、預金を貸付に回しています。つまり、私たちが預けたお金を企業や個人に貸付しているわけです。そして、その貸付に対して利子をもらう金利収入を大きな収入源としています。
お金を借りたら利子を支払うのは当然のことですね。しかし、不特定多数に貸付を行っていると中には返せない人も出てきてしまいます。そこで銀行は貸付を行う人を厳しく審査し、貸しても問題ないかを見極めていくのです。つまり、銀行は返済能力の有無を確かめることを非常に得意としているわけです。これはクレジットカードの審査でも全く同じことが言えて、返済能力をしっかりと見極めるために審査には特に時間を裂き、流通系や信販系に比べて審査が厳しくなっているのです。
代表的な銀行系カードとして「三井住友VISAクラシックカード」と「イオンカードセレクト」があります。三井住友VISAクラシックカードは三井住友カード株式会社が発行しており、イオンカードセレクトは株式会社イオン銀行が発行しています。イオンカードとイオンカードセレクトはよく一緒にされますが、イオンカードセレクトはイオン銀行の口座開設が必要となるため、銀行系の色がより強いのがイオンカードセレクトとなります。
三井住友VISAクラシックカードとイオンカードセレクトの審査難易度ですが、どちらも審査はそこそこ厳しいです。とはいえ、どちらも銀行系の一般カードとなりますので、審査が特に厳しくなってくる銀行系のゴールドカードやプラチナカードに比べれば、審査は甘いほうです。しかし、属性に少し不安があるような方になると審査に落ちてしまうことがあるので、万人におすすめできる系統とはいえません。
2券種の審査難易度を比較した場合、近年はどちらかといえば「イオンカードセレクト」のほうが審査難易度は低くなっています。理由はずばり、イオンカードセレクトは銀行系でありながら流通系の色が強いからです。同じ系統のクレジットカードを比較する時に、その系統に他にどのような系統が混じっているかをよく見るのですが、銀行系でありながら流通系の色が強いイオンカードセレクトに対し、三井住友VISAクラシックカードは銀行系であり信販系なので、銀行系+流通系のイオンカードセレクトのほうが審査は甘いといえます。しかしながら、どちらも厳しいと言われる銀行系の中では審査は甘いほうなので、初めて銀行系のクレジットカードが欲しい方にはどちらも候補としてもらいたいものです。
リボ払いカード2券種の審査難易度を比較検証
セディナカードJiyu!da! VS ファミマTカード
クレジットカードには様々な種類があります。日本のクレジットカードが海外のクレジットカードと大きく異なるのが、1枚のカードで一括払いや分割払い、リボ払い(=毎月の支払額を一定にする支払い方法)といったように様々な支払い方法を選択できることです。海外だと一括払い専用カードや分割払い専用カードといったように支払い方法によってカードが別々に存在します。近年、日本でもリボ払い専用カードが続々登場しており、属性に不安を抱える方の大きな味方となってきています。
代表的なリボ払いカードとして「セディナカードJiyu!da!」と「ファミマTカード」があります。セディナカードJiyu!daは株式会社セディナが発行しており、ファミマTカードはポケットカード株式会社が発行していますので、どちらも発行元は信販系です。信販会社はクレジットカード業務を大きな収入源としているため、流通系と並び、審査は甘いです。
セディナカードJiyu!da!とファミマTカードの審査難易度ですが、どちらも流通系色の強い信販系になりますので審査は甘いです。そもそも、リボ払いカードは審査が甘い傾向にあります。それは、リボ払いカードを作ろうと考えている方の多くが、以前に普通のクレジットカードの審査に落ちていたり、経済的な余裕がないためリボ払いにすることで毎月の不安を減らしたい、と考える方が多いためです。このような優良顧客ではない客層の受け口となっているのがリボ払いカードの一面でもあるのです。
2券種の審査難易度を比較した場合、どちらかといえば「セディナカードJiyu!da!」のほうが審査が甘いかもしれません。というのも、セディナカードJiyu!da!は信販系ですが、スーパーやコンビニとの連携が強く流通系の色が強く見られるだけでなく、IBISというスマート審査を売りにしているので、同じ信販系+流通系のファミマTカードよりも審査に通りやすい一面があります。リボ払いカードではありますが、設定で一括払いにすることが可能なので、普通のクレジットカードと同じように使えるのが大きなメリットです。
高還元率カード2券種の審査難易度を比較検証
Orico Card THE POINT VS REX CARD
多くの方はクレジットカードに還元率の良さを求めるものです。高還元率であるほど利用した金額分に対してポイントを多く受けとることができるわけですから、高還元率=お得なのは紛れもない事実で、お得になることを好まない方はいないはずです。通常還元率が1.0%以上であれば、立派な高還元率カードといえるでしょう。しかし、近年は還元率の改悪が増えていますので通常還元率0.75%もあれば高還元率カードに分類して構わないでしょう。
代表的な高還元率カードとして「Orico Card THE POINT」と「REX CARD」があります。Orico Card THE POINTはオリエントコーポレーションが発行しており、REX CARDはジャックスカードが発行していますので、どちらも信販系カードに分類されます。Orico Card THE POINTは通常還元率が1.0%で、REX CARDは通常還元率が1.25%となりますので、還元率ではREX CARDに分があります。高還元率カードの多くは信販系が多い印象ですので、この2つが信販系であることには何ら驚きはありません。
Orico Card THE POINTとREX CARDの審査難易度ですが、どちらも審査は甘いです。通常、カード会社は年会費や加盟店手数料、金利収入を大きな収入源としていて、還元率を高くすると自社の収益が減ってしまうため、還元率をなるべく低く抑えたいと考えています。言い換えると、高還元率カードは新規顧客を獲得し続けることで高還元率をキープすることができますので、高還元率カードは一般的なクレジットカードに比べて審査を甘くしてより多くの顧客獲得に必死になっている一面があります。
2券種の審査難易度を比較した場合、どちらも審査は甘いので、お好きなほうを選んで構いませんが、筆者は個人的に「Orico Card THE POINT」をおすすめします。理由はずばり、Orico Card THE POINTのサービスの充実度の高さにあります。お伝えしたように通常還元率は1.0%ですが、入会後半年間はポイント付与2倍(2018年11月現在)になり、オリコモール経由で0.5%アップになるなど、上手に使えば、REX CARDよりも効率よくポイントを貯められるのです。長年愛用すればゴールドカードやプラチナカードといったステータスカードへのランクアップに期待できるのもメリットの一つです。
プロパーカード2券種の審査難易度を比較検証
JCB一般カード VS アメリカン・エキスプレス・カード
プロパーカードとは国際ブランドが発行するクレジットカードのことです。VISAやMastercardは二大国際ブランドとして世界中でよく知られていますが、実はこの2ブランドはクレジットカードを発行しておらず、プロパーカードがありません。VISAやMastercardはクレジットカード会社と交渉し、提携カードという形でクレジットカードを発行しています。プロパーカードは国際ブランドが独自に発行するカードであるため、審査が厳しいと言われており、その分、ステータスがあるため、プロパーカードを持つことを夢見る方は非常に多いです。
代表的なプロパーカードとして「JCB一般カード」と「アメリカン・エキスプレス・カード」があります。JCB一般カードは株式会社ジェーシービー、アメリカン・エキスプレス・カードはアメリカン・エキスプレスが発行しており、どちらもプロパーカードとして非常に人気があります。また、どちらもゴールドカードやプラチナカード、ブラックカードを用意していますので、長く愛用していけばよりステータス性の高いカードをゲットできるチャンスがあります。
JCB一般カードとアメリカン・エキスプレス・カードの審査難易度ですが、どちらも一般カードではありますが、プロパーカードになりますのでどうしても審査は厳しめになってしまいます。流通系や信販系、銀行系の一般カードと比較してしまうと、審査の厳しさがより際立ってきます。
2券種の審査難易度を比較した場合、どちらかといえば「JCB一般カード」のほうがおすすめです。JCBは日本国内であればクレジットカード加盟店のほとんどで利用できますし、JCBは日本発の国際ブランドになりますので、サービスも充実しており、使いやすいです。アメリカン・エキスプレス・カードは日本国内では使えない場面があったりするので、どうしてもアメリカン・エキスプレスブランドが欲しい方は国内のカード会社が発行している「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」などの提携カードを狙うのがおすすめです。
20代限定カード2券種の審査難易度を比較検証
三井住友VISAデビュープラスカード VS JCB CARD EXTAGE
クレジットカードは原則として高校生を除く18歳以上から作ることができます。しかし、現実では10代は信用が低いと判断されるため審査に落ちる可能性が高いです。20代に入っても、20代前半だとまだ大学生だったり、社会人になっても勤続年数2〜3年というところでは信用はまだ低く、審査に落ちてしまう層は一定数いるので、若年層は審査に苦労してしまいます。
そこで注目されているのが20代限定カードです。その名のとおり、20代向けに提供されているクレジットカードで、限度額を抑えたり、キャッシング枠を0にする代わりに通常のクレジットカードよりも審査に通りやすくなっているのが特徴的です。通常のクレジットカードよりも敷居が低くなっているため、20代で初めてカードを作るときの候補となってきます。
代表的な20代限定カードとして「三井住友VISAデビュープラスカード」と「JCB CARD EXTAGE」があります。三井住友VISAデビュープラスカードは三井住友カード株式会社が発行しており、JCB CARD EXTAGEは株式会社ジェーシービーが発行しています。どちらも日本で人気のカード会社が輩出する20代限定カードということで、今後、ステータスカードを作るために若いうちにこの2つのカードブランドのどちらかでカードを作っておきたいと考える方に選ばれています。もちろん、単純に審査に不安があるから20代限定カードを選ぶ方も多くいます。
三井住友VISAデビュープラスカードとJCB CARD EXTAGEの審査難易度ですが、どちらも審査は厳しめとなっています。いくら20代限定カードと言っても、国内で絶大な存在感を放つ三井住友とJCBになりますので、審査は厳正に行われます。なので、審査が甘いということは決してありません。それでも、三井住友とJCBどちらも国内では高いシェア率を誇っていますので、20代でも保有できないことはないです。むしろ、20代のうちにこの2社でカードを作っておくほうが今後のためになるでしょう。
2券種の審査難易度を比較した場合、近年はどちらかといえば「三井住友VISAデビュープラスカード」のほうが審査難易度は低くなっていると言えるでしょう。それは、JCB CARD EXTAGEは審査が特に厳しいと言われているプロパーカードだからです。三井住友ブランドのカードをプロパーカードとおっしゃる方は多いですが、プロパーカードは国際ブランドが発行しているカードのことを言いますので、三井住友VISAカード全般は厳密にはプロパーカードではないのです。しかしながら、ステータス的にはどちらも互角といえます。
ゴールドカード2券種の審査難易度を比較検証
三井住友VISAゴールドカード VS アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
ゴールドカードは昔に比べると手の届きやすい存在となりました。昔はゴールドカードは高嶺の花というイメージすらありましたが、今では申込制のゴールドカードが多くなり、審査通過率も昔より上がっている印象を受けます。
背景には、クレジットカードの利用増加が挙げられるでしょう。より多くの方がクレジットカードを使うようになり、その中で毎月一定の金額を使う顧客に対してはインビテーションという形でゴールドカード(またはそれ以上のカード)の招待のお知らせが昔よりも簡単にくるようになりました。
代表的なゴールドカードとして「三井住友VISAゴールドカード」と「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」があります。三井住友VISAゴールドカードは三井住友カード株式会社が発行しており、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードはアメリカン・エキスプレスが発行しています。
三井住友VISAゴールドカードとアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの審査難易度ですが、どちらも審査は厳しいです。ゴールドカードは以前よりも敷居が低くなっているのは事実ですが、この2券種に関しては未だに厳しく審査が行われている印象があり、未だにステータス性の高いゴールドカードとして人気を誇っています。今もなお流通系のゴールドカードと一線を画する存在であることには変わりません。
2券種の審査難易度を比較した場合、どちらかといえば「三井住友VISAゴールドカード」のほうが審査難易度は低くなっています。その理由は、プロパーカードではないからです。三井住友VISAカードはプロパーカードであるとよく言われますが、国際ブランドではなく提携カードのゴールドカードとなるため、厳密にはプロパーカードではありません。一方で、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは国際ブランドであるアメリカン・エキスプレスが発行していますので、立派なプロパーカードのゴールドカードです。
それでも、三井住友VISAゴールドカードが入会資格を30歳以上と定めているのに対し、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは入会資格を20歳以上(以前は25歳以上年収500万円以上)となっていますので、審査難易度は高いものの三井住友VISAゴールドカードよりも早く保有できるゴールドカードとなっています。