審査なしも同然?審査が甘いクレジットカード比較【即日あり】

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日本クレジット協会が発表した「クレジットに関する消費者向け実態調査結果」によれば、クレジットカードを利用する場所で最も多かったのは「インターネットショッピング(通販)」だったそうです。当然といえば、当然の結果でしょう。インターネットでのお買い物にクレジットカードは欠かせないものとなっています。



クレジットカード=お買い物に使うカード、というイメージを多くの方が抱いていると思いますが、それ以外にも便利な機能があることはあまり知られていません。例えば、その一つに「保険」があります。どのカードにも盗難・紛失保険が付帯しているので盗難・紛失してしまい不正利用されても基本的には被害額分の補償を受けることができます。



盗難・紛失保険以外の保険でぜひ知っておきたいのが「海外旅行傷害保険」です。旅行傷害保険については国内・海外の2つありますが、どちらかといえば海外旅行傷害保険のほうが重要視されることが多いので、今回は、海外旅行を頻繁にされる方、これから初めて海外旅行を計画している方のために海外旅行傷害保険について詳しくみてみたいと思います。





クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険の特徴



クレジットカード付帯なら手続き不要で十分な補償



そもそも、クレジットカード付帯の「海外旅行傷害保険」とはどのようなものなのでしょう。その名のとおり、クレジットカードに付帯する海外旅行時のトラブルを補償する保険で、保険会社が提供する海外旅行傷害保険のように別途で加入することなく補償を受けられるのが最大の特徴です。つまり、クレジットカードを契約した時点で海外旅行傷害保険の適用の対象となるというわけです。



クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険のもう一つの大きな特徴は「自動付帯」もしくは「利用付帯」の2パターンあることです。自動付帯は、クレジットカードを契約した時点で海外旅行傷害保険が自動的に付帯するので、特に厳しい条件などなく適用されるのがメリットです。利用付帯は、旅行代金や空港までの経路でカード決済することで海外旅行傷害保険が適用される、といった具合で一定の条件を満たすことで適用されるのが特徴的です。



では、どのような補償内容となっているのでしょう?「所詮は“付帯”なんだから大したことなんでしょう?」と思う方が多いですが、侮ってはいけません。場合によっては保険会社が提供する海外旅行傷害保険を凌駕するほどの十分な補償を受けられることもあるからです。



保険会社が提供する海外旅行傷害保険に別途加入する場合は事前に手続きをしなければなりません。頻繁に海外旅行・出張をされる方はこれを非常に面倒だと感じる方が多いです。クレジットカードに海外旅行傷害保険が付帯されていれば、事前の手続きは不要なので、面倒くさがり屋さんには特にクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険はおすすめできます。



保険会社が提供する海外旅行傷害保険との大きな違いは、出国から90日が保険の適用期間となることです。一見、短いと感じるかもしれませんが、長期の留学や出張でもない限り、90日=3ヶ月も補償期間があれば十分です。逆に長期の留学や出張の場合は、保険期間や補償内容を自由に選べる保険会社が提供する海外旅行傷害保険に加入すればいいだけの話です。短期旅行者は基本的にクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険で十分だと感じる方が多いです。





担保項目について



疾病死亡以外は基本的に対応



クレジットカードによって異なりますが、補償対象となる担保項目は基本的に「傷害死亡・後遺障害」「傷害治療費用」「疾病治療費用」「賠償責任」「携行品損害」「救援者費用」となります。各担保項目の内容は下記をご覧ください。


担保項目 内容
傷害死亡・後遺障害 海外旅行中にケガが原因で死亡したり、後遺障害が生じた場合
傷害治療費用 海外旅行中にケガや病気になり医師による治療を受け、治療費が発生した場合
疾病治療費用 海外旅行中または旅行後に発病した病気が原因で医師による治療を受け、治療費が発生した場合
賠償責任 海外旅行中に誤って他人の身体にケガを負わせたり、他人の物を破壊したときの法律上の賠償責任を負った場合
携行品損害 海外旅行中に携行する身の回り品が盗難・破壊・火災などの偶然の事故により損害を受けた場合
救援者費用 海外旅行中に救援対象者が死亡したり、ケガによる入院、遭難した場合等

一点覚えておきたいのは、ほとんどのクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は「疾病死亡」が補償の対象外となっていることです。疾病死亡とは、持病が原因で死亡してしまったときの補償を意味します。



「病気で亡くなった場合に補償されないと困るじゃないか」という声は少なからずありますが、例えば、一般的な生命保険は疾病死亡が補償されるような内容となっていることが多いので、生命保険に加入していれば疾病死亡をしっかりとカバーできます。



生命保険の加入率は90%前後と非常に高い値で推移しています。ただ、言い換えると一割の方は未加入ということになりますので、自分の身体のことを考えれば、海外旅行に行く行かないに関係なく生命保険には必ず加入しておきたいところです。





海外旅行傷害保険の適用条件と適用されない事例



利用付帯カードは保険の適用条件を事前にチェック



先述したようにクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険には、「自動付帯」「利用付帯」の2パターンあります。自動付帯は自動で付帯されるので特に気にかけることはありませんが、利用付帯の場合は旅行代金や空港までの経路でカード決済することが保険適用の条件となってきますので、まずはここをクリアする必要があります。



「自家用車で空港まで行く場合はどのようにすれば適用されますか?」という質問がよくありますが、自家用車の場合は基本的に“対象外”となってしまいます。例えば、自家用車で空港まで向かう場合のガソリン代をカード決済した、空港までの高速道路料金をカード決済した、空港の駐車場料金をカード決済した、これらすべて海外旅行傷害保険の適用の“対象外”となっています。



レンタカーの場合も同様に、たとえ利用料金をカード決済をしたとしても保険適用の“対象外”です。また、空港の近くのホテルに宿泊し、宿泊代金をカード決済しても保険適用の“対象外”です。空港利用税をカード決済したとしても適用の“対象外”となります。対象外とみなされる事例は多いので、対象外の事例を見るよりも対象となる事例を事前に確認しておいたほうがいいです。



困るのは、旅行代理店によって旅行代金をカード決済できない場合があることです。そういう場合は空港までの経路でカード決済するしかありません。空港までのタクシー代やバス代(リムジンバスを含む)、鉄道の乗車代(新幹線や特急を含む)をカード決済することで保険適用の対象となりますので、覚えておくと良いでしょう。



他にも、戦争や過激なデモなど異常事態が起こっている地域への渡航、ピッケルやアイゼンなど特別な登山用具を使用する山岳登はん、ハンググライダーやスカイダイビングなど特別なアクティビティでの事故は保険適用の“対象外”となることが多いので、こちらも事前に確認しておく必要があります。



また、もう一つ覚えておきたいのが、海外旅行傷害保険の適用期間です。クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険の適用可能な期間は、基本的に出国から90日となっています。治療費の補償を受けたい場合は、帰国後72時間以内に治療を済ませる必要があることを条件としている場合が多いので、こちらもあわせて覚えておきたいところです。





保険金の請求に必要な書類



現地でしか手配できない必要書類があるので要注意



たとえ海外旅行傷害保険が適用されても、保険金を受け取れなければ意味がありません。保険金の請求には必要な書類を揃える必要があります。担保項目によって必要書類が異なってくるので、保険金の請求手続きは非常に面倒な一面があります。しかし、保険金を確実に受け取るために用意しなければなりません。カード会社によって細かいところは異なりますが、請求に必要な書類をまとめておきましたので確認しておきましょう。



◯は必ず必要な書類

△は場合によって必要となる書類

は現地でしか手配できない書類

担保項目 必要書類
傷害死亡 ◯パスポート
◯保険金請求書
死亡診断書
◯除籍謄本
△委任状、戸籍謄本
△事故証明書
△その他の書類
後遺障害 ◯パスポート
◯保険金請求書
◯後遺障害診断書
△事故証明書
△その他の書類
治療費用
(傷害・疾病)
◯パスポート
◯保険金請求書
◯医師の診断書
◯医療費明細書
△事故証明書
△その他の書類
賠償責任
(対人)
◯パスポート
◯保険金請求書
◯医師の診断書
◯医療費明細書
◯示談書
△事故証明書
△その他の書類
賠償責任
(対物)
◯パスポート
◯保険金請求書
◯示談書
◯損害額の証明書類
△事故証明書
△その他の書類
携行品損害 ◯パスポート
◯保険金請求書
◯損害品証明書
◯損害額の証明書類
◯事故証明書
△その他の書類
救援者費用 ◯パスポート
◯保険金請求書
◯医師の診断書
◯支出の証明書類
△事故証明書
△その他の書類




海外の病院の高額医療費について



日本とは比べ物にならないほど海外の医療費は高額



「海外旅行傷害保険なんていらない。ケガしたら治療費を自費で払えばいいだけ。」そんな考えをお持ちの方は少なからずいるかもしれません。そう思うのも仕方ないでしょう。日本の医療費は海外と比べるととても安いのですから。では、海外の医療費の実情を知ったうえで同じことが言えるでしょうか?



はっきり言って、海外の医療費は日本とは比べ物にならないぐらい高いです。例えば、「救急車」を呼ぶ場合、日本は無料で呼ぶことができますが、アメリカは10万円以上、フランスは6,000〜7,000円の基本料金に走行距離に応じた加算料金が必要になると言われています。これだけでも日本がどれだけ親切なのかがわかるはずです。



初めて病院を利用するわけですから、当然、日本と同じように「初診料」がかかってきます。日本の場合、初診料は3,000円前後ですが、アメリカは15,000〜20,000円弱、フランスは16,000〜25,000円弱かかると言われています。



「病院の部屋代」をみても差は歴然です。個室の場合、日本は1泊20,000〜50,000円ですが、アメリカは1泊20万円前後、フランスは1泊12万円前後かかると言われています。



「治療費」を比較すれば、さらに現実を思い知らされます。盲腸手術の場合、日本は40万円前後ですが、アメリカは150〜220万円、フランスは90万円前後かかると言われています。



海外の病院の医療費は非常に高額となっていますので、海外旅行傷害保険に加入しないで旅行することはすごくリスクが高いことを覚えておきましょう。保険会社が提供する海外旅行傷害保険でも数千円程度で済みますし、クレジットカード付帯なら別途料金は不要ですので、最低でもクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険ぐらいは適用させたいものです。





キャッシュレス診療について



キャッシュレス診療なら医療費の建て替えが不要に



保険会社が提供する海外旅行傷害保険は基本的に医療費を建て替える必要がないのですが、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険の場合、カードによっては一時的な建て替えが必要になってしまうことがあります。海外の医療費は非常に高額のため、もし限度額の少ないカードを1枚しか保有していないような状況だと限度額をオーバーしてしまうことになり、これでは高額な医療費に備えることができません。



そこで覚えておきたいのが「キャッシュレス診療」です。キャッシュレス診療とは、現地で医療費を支払わなくてもよいサービスのことです。ただし、一つ条件があり、クレジットカードがキャッシュレス診療に対応している必要があります。キャッシュレス診療に対応していないクレジットカードでは現地で医療費を建て替える必要がありますので、心配な方はキャッシュレス診療対応のクレジットカードを選ぶことをおすすめします。



キャッシュレス診療を受けるには、まず、カード会社の海外サポートデスクに連絡をする必要があります。本人確認がとれるとカード会社のほうで現地の提携病院の診療予約をとってくれますので、あとは予約がとれた病院で診察を受けるだけです。カード会社のご厚意で日本人医師がいる病院を紹介してくれることもあります。



お持ちのクレジットカードがキャッシュレス診療に対応していない場合は、現地で医療費をカード決済する必要が出てきます。クレジットカード1枚では限度額の関係で医療費を支払えない可能性が出てきますので、出国前に増枠審査を申請したり、分割払いができる病院を紹介してもらうようにしたほうがいいでしょう。



ちなみにですが、海外旅行傷害保険は複数枚のカードで補償額を合算することが可能なので、保険をより強化する意味で複数枚保有を検討してみてください。





補償額が合算できる担保項目



傷害死亡・後遺障害以外は基本的に補償額の合算が可能



さて、ここからが今回の本題と言っても過言ではありません。「クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は補償額が少ないので使えない!」という声をよく聞くと思いますが、果たして本当にそうなのでしょうか。結論からいえば、決してそんなことはありません。もちろん、クレジットカードの種類やランクによって補償額は異なってきますが、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険でも十分な補償額となっています。



注目すべきは、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は補償額が合算できることです。傷害死亡・後遺障害については補償金額が高いため、どちらか高い金額のほうが限度として支払われますが、それ以外の担保項目については補償額は合算されます。つまり、「傷害治療費用」「疾病治療費用」「賠償責任」「携行品損害」「救援者費用」の補償額は合算ができるということです。


例えば、「疾病治療費用※1」の補償額がカードAで最高200万円、カードBで最高250万円だとしたら、その合計額である450万円まで医療費をカバーできることになります。海外の医療費は非常に高額になる場合が多いので、このぐらいカバーできればかなり安心感が出てきます。ただし、支払われる保険金は損害額(請求額)が上限となります。


※1 海外旅行中または旅行後に発病した病気が原因で医師による治療を受け、治療費が発生した場合





補償額を増額させるテクニックとは?



カードを複数枚保有すれば補償額もアップ



海外旅行傷害保険の補償額が合算できることは説明したとおりですが、どのぐらいまで増額できるのでしょうか。実は、3枚目、4枚目とカードの保有枚数を増やしても補償額は合算されます。なので、さきほどの「疾病治療費用」を再度例にとると、カードAで最高200万円、カードBで最高250万円、カードCで最高200万円、カードDで最高100万円だとすると、最大750万円までカバーできることになります。



ただし、一つ覚えておきたいのは、お持ちの全てのカードの海外旅行傷害保険を適用させるのは現実的にかなり難しいということです。例えば、クレジットカードを4枚保有していて、4枚とも海外旅行傷害保険が自動付帯であれば全て適用させることができますが、自動付帯のカードは年会費有料タイプが多いので、4枚とも全て海外旅行傷害保険が自動付帯したカードを保有している方は少ないはずです。



4枚持ちなら、自動付帯のカード1枚、利用付帯のカード3枚、これが現実的ではないでしょうか。この場合、利用付帯のカード3枚のうち1枚で旅行代金を支払い、もう1枚で空港までのタクシー代を払えば、計3枚のカードの海外旅行傷害保険を適用させることができますが、残りの1枚のカードの海外旅行傷害保険を適用させるのは厳しいですよね。途中でタクシーを降りて、また新しいタクシーを捕まえる、なんて面倒なことはしたくないですよね?4枚全てが利用付帯であれば、この場合、2枚しか適用できないことになります。





海外旅行傷害保険を利用した方の声



カード付帯の海外旅行傷害保険は意外なほど高評価



海外旅行傷害保険を利用したことがある方が周りにいないと実情がわからず、不安に感じるものです。クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険を利用したことがある方に限ると数はさらに減ってくるはずです。そこでクレジットカード付帯の海外旅行傷害保険を実際に利用した方の声を集めてみました。





体験談その1:疾病治療


緊急サービスに連絡したところ、折返しの電話をもらいました。海外では通話料が気になるので、こういうサービスは嬉しかったです。本人確認を行ったあとに、キャッシュレス診療が可能な病院を紹介してもらいました。受付は外国人の方でしたが、予約したことが伝わっていたみたいで、「Japanese」と簡単な英単語だけで理解してくれました。しかも、日本人のお医者さんがいるところだったので、不幸中の幸いといった感じでした。診療後は書類に何枚かサインをして無事終わりました。海外旅行傷害保険はかなり面倒だったり、適当なイメージがあったのですが、そういった勝手なイメージは完全に覆されました。今では感謝の一言です。





体験談その2:疾病治療


海外旅行保険を初めて利用する立場だったので本当にわからないことだらけで最初は心配でした。しかし、電話担当の方が優しく、それでいて丁寧に教えてくださったので、安心して診察を受けることができました。病院の予約までとってくれるとは思っていなかったので正直びっくりしました。体調が悪くタクシーで病院まで向かったのですが、のちにタクシー代も補償してくれると言われて感心しました(領収書なしでも大丈夫でした)。クレジットカード付帯の海外旅行保険には直期待していなかったのですが、私はこれで十分だと思いました。自動付帯のカードを選んでおいてよかったと思います。これからは安心して海外旅行を楽しむことができそうです。





体験談その3:傷害治療


実際に保険金を受け取るために、様々な書類が必要になることを覚えておいたほうがいいです。現地でしか手配できない書類があるので、事前にしっかりと調べておいたほうがいいです。といっても今の時代、Wi-Fiがある環境なら調べられるので何が必要かは誰でも分かります。私の場合、1社に委任状を渡したら書類を取り纏めると言われたので、診断書等の書類1通だけで済み、大変助かりました。実際に診療を受けるときにはパスポートが必要になるので、病院に行くときにパスポートを忘れないでくださいね。日本人対応の病院を紹介してくれるので、基本的には病院側の指示に従って事を進めれば大丈夫ですので、安心してください。





体験談その4:賠償責任


長期の出張でのことです。勤務先から用意された家があり、普段どおり鍵を開けようとしたら何故かその日は鍵が開かず、少し力を入れたところ、鍵が壊れてしまいました。一瞬パニックになりましたが、マンションの電光掲示板に鍵修理業者の電話番号が書いてあることを思い出し、とりあえずそこに電話しました。あとでわかったのですが、鍵が壊れるのはよくあることらしいので電話番号が掲載されていたそうです(笑)。ただ、高いお金を払ったので、無理を承知で念のためにカード会社に連絡をしてみました。すると領収書など必要書類がちゃんと残しておいたおかげで補償してもらえることになりました。無理かもしれないと思ってもとりあえずカード会社に連絡することが大事だと思いました。





体験談その5:携行品損害


ノートパソコンを盗まれてしまったときの話です。20万円ほどするノートパソコンを見ず知らずの人に奪い取られてしまい、その瞬間は頭が真っ白になってしまってどうしたらいいのかわからなかったのですが、とりあえず現地の警察に盗難届を出しにいきました。少し経って海外旅行保険があることに気づき、カード会社に連絡してみると「必要書類を準備すれば補償できる」と言われたのですが、ノートパソコンを買ったときの領収書が必要と言われ、「ないです」と答えると「購入先を示せるものはないか」と聞かれ、購入したときのメールを返送したら補償してもらえることになりました。ただ、限度額であった10万円までしか補償されなかったので、このあたりは私のミスだったと思います。海外では日本で起こらないことが起こるという想定を忘れてはいけないと思い知らされました。





海外旅行傷害保険付帯クレジットカードの選び方



自動付帯カードを軸に利用付帯カード追加で補償額UP



海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを選ぶときに大きなポイントとなるのが「自動付帯」なのか「利用付帯」なのかです。自動付帯とはクレジットカードを保有した時点で海外旅行傷害保険が適用されるタイプのことで、利用付帯とは旅行に関する支払いでカード決済することを条件に海外旅行傷害保険が適用されるタイプを言います。



自動付帯のカードは無条件で保険適用の対象となるのに対し、利用付帯のカードの場合は、旅行代金や空港までの公共交通機関(電車、バス、タクシーなど)でカード決済することが保険適用の条件となってきますので、旅行に関わる事柄でカード決済できなかったorできない場合には海外旅行傷害保険が適用されないことになってしまいます。これが利用付帯のカードの大きな欠点といえます。



なので、クレジットカードを選ぶときは海外旅行傷害保険が「自動付帯」されているほうが安心できます。ただし、海外旅行傷害保険が自動付帯のクレジットカードは年会費有料タイプが圧倒的に多いです。中には海外旅行傷害保険が自動付帯の年会費無料のカードもありますが、限られた券種のみとなるので選択肢は狭まります。そういう意味では、利用付帯のカードを選ぶのも決して悪い選択ではありません。



自動付帯の年会費有料クレジットカードは、年会費を払っているからこそ充実した海外旅行傷害保険が受けられるのです。「年会費がかかるのはちょっと...」とお思いの方は多いでしょうが、数千円の年会費なら保険会社が提供する海外旅行傷害保険料と同程度で済むわけですし、それで海外旅行傷害保険が付帯するのでむしろお得だと考えるべきです。



理想は、海外旅行傷害保険が自動付帯のクレジットカードを1枚保有しておき、海外旅行傷害保険が利用付帯のクレジットカードを2枚保有し、その2枚で旅行代金や空港までの運賃をカード決済して海外旅行傷害保険を適用させることです。これで3枚分の保険金を合算した補償を受けられるので、保険会社が提供する海外旅行傷害保険よりも補償内容を強化することができます。



金銭的な余裕がある方は海外旅行傷害保険が自動付帯の年会費有料のクレジットカードをたくさん保有して、さらに保険を強化するといいでしょう。





初めて海外旅行をされる方にアドバイス



緊急デスクの電話番号を控え万が一に備えましょう



海外旅行傷害保険のことで頭がいっぱいになっていませんか?もちろん、万が一の備えとして加入しておくことはとても大事です。クレジットカードがあれば海外旅行傷害保険にわざわざ加入する必要はないので面倒が省けます。ただし、保険を適用させるために細かい条件がありますので、保険の適用条件やトラブル発生時の対処方法は事前にチェックしておきましょう。万が一のときの対策を頭に入れておけば、それだけで不安が取り除かれるはずです。



筆者は、はじめて海外旅行をするときに保険会社が提供する海外旅行傷害保険に加入しました。当時、デビットカードしか持っていなかったこともあり、クレジットカードに海外旅行傷害保険が付帯していることすら知りませんでした。海外の医療費が高額であることは知っていたので、備えとして保険会社の海外旅行傷害保険に加入しましたが、今思い返してみると後にも先にも保険のことばかり考えていた気がします。



保険のことばかり気にしていては旅行は楽しめません。せっかく海外旅行に行くのですから、楽しむことを一番に考えてもらいたいのです。海外旅行傷害保険は私たちが予想しているよりもしっかりとした保険で、クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険でも十分な補償を受けることができますので、どうぞ安心して旅行を楽しんでください。



安心して楽しく海外旅行をするためには、入念な下調べも欠かせません。渡航先の治安は毎回必ずチェックしてください。日本は非常に治安のいい国なので、基本的には日本よりも治安が悪くなると思ったほうがいいです。少し前までは治安が良かったのに数年で治安が悪くなってしまうことはよくあります。日本では起こりえないことが起こることを想定しましょう。



ただ、治安の悪さにも程度があります。例えば、ヨーローパは比較的治安はいいとされていますが、スリが非常に多いので、いつも以上に気を使う必要があります。アメリカなんかは道を一本外れると急激に治安が悪くなるようなエリアがあるので、滞在先のホテルの周辺の治安は特にしっかりと下調べしておきましょう。



ルールやマナーも日本とは大きく異なってきます。例えば、シンガポールでは路上でガムを食べたり、所持することさえ禁止していたりします。ガムを噛んで歩くことは日本ではごく普通ですが、それが通用しない国もあるので、渡航先のルールやマナーをしっかりと下調べし、現地の人に迷惑をかけないようにしましょう。どの国でも共通しているのはレディーファーストで、男性は女性をエスコートする意識を強く持つようにしてください。



臨機応変に対応すれば海外旅行はより楽しくなる



臨機応変な対応を心がけるようにすれば、より安心して海外旅行を楽しむことができます。筆者はフランスでイタリア人に道を聞かれたことがあります。そのときがはじめての海外旅行だったら「わかりません」の一言で済ませていたかもしれません。しかし、既に数カ国経験していたこともあり、「その場所はわかりませんが、スマートフォンで調べてみましょうか?」と言うと、「ありがとうございます、助かります」とお互い拙い英語ではありましたが、そこから会話がはじまり、偶然にも向かう方向が同じだったので、同じバスに乗り、数分間の間、会話を楽しみ、今ではとてもいい思い出となっています。



英語力なんて正直言って必要ないです。某人気バラエティー番組の某芸人さんが見ず知らずの土地で英語で質問をして目的地を目指す企画にもあるように、意思疎通するのに最も大事なのは英語力ではなくコミュニケーション力なのです。英語がわからないことを恥ずかしがる必要はありません。私たちだって日本語が苦手な外国人を無視することはないですよね。これからは自信をもって外国人とコミュニケーションをとってみてください。



日本では街中で他人に話しかけられることはほとんどないですが、海外ではフランクに話しかけてくることが多いです。もちろんそれが押し売りだったりすることもあるのですが、基本的に街中で話しかけてもらえるということは相手に警戒されていない証拠でもあるので、そこで会話を楽しむようにしてもらいたいのです。一度、この経験ができれば、「海外旅行ってなんて楽しいんだろう!」ときっと思えるはずです。無愛想な対応をしてしまいがちな人は、海外旅行をきっかけに臨機応変に対応をして、いつもの自分とは違う自分をさらけ出してみてはいかがでしょうか。






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