審査なしも同然？審査が甘いクレジットカード比較【即日あり】

QRコード決済（スマホ決済）が話題になる中、忘れてはいけないのが電子マネーの存在です。電子マネーもQRコード決済と同様、スマホで決済できるので、気軽にはじめられるキャッシュレス決済として人気を誇っています。

その電子マネー業界から驚きのニュースが舞い込んできました！それが「おサイフマイル」の新規参入です。簡単にいえば、新しい共通ポイントですが、現在主流の4大共通ポイントを脅かす存在となるかが注目されています。

今回は共通ポイント「おサイフマイル」の特徴をはじめ、メリット・デメリットについても紹介していきたいと思います。特にSuica／楽天Edy／nanaco／WAONを利用している方は要チェックです！

おサイフマイルとは？

「おサイフマイル」は、Suica／楽天Edy／nanaco／WAONの4種類の電子マネーを利用することによって貯められる共通ポイントです。

2020年4月より約1万人規模で実証テストが開始される予定で、その後、本格展開を目指すとのことです。QRコード決済に話題を掻っ攫われる中、電子マネーの利用者拡大を図る狙いがあるようです。

より具体的な話をすると、100円の利用で1マイル貯まる仕組みとなる予定です。また、毎月の獲得マイル数に応じたランキングによってさらにマイルをもらえるとのこと。このように、利用金額に応じたポイント制度のある共通ポイントは珍しいので、メインでの利用にも向いていそうです。

従来どおり、4種類の電子マネーの利用することで各ポイントも獲得できますので、電子マネー利用分のポイント＋おサイフマイル分のポイントが獲得でき、ポイントの二重とりができるようになります。これが最大のメリットといえるかもしれません。

貯めたマイルは、各社の電子マネーであるJRE POINT／楽天Edy／nanacoポイント／WAONポイントに交換することができますので、貯めたポイントがムダにならずに済むのもいいところです。

ちなみにですが、実証テストの対象参加者を2020年2月12日〜3月10日まで募っており、同年4月より3ヶ月間の実証テストを実施する予定とのことなので、参加されたい方はコチラからぜひ応募してみてください。また、参加対象はAndroidユーザーとなっており、iPhoneユーザーは対象外です。

おサイフマイルの使い方

2020年2月時点ではまだ実証テストの段階なので確定情報ではありませんが、「おサイフライフ+（プラス）」というアプリを使ってポイントを貯めることができます。

スマホのおサイフケータイ機能を使って電子マネー決済をし、「ラッキータッチ」というコンテンツからポイントを獲得できます。各電子マネー50円以上のご利用で1日1回ゲームに参加できます。

ただし、モバイルSuicaでの電車・バスのご利用の場合はゲーム参加の“対象外”となっています。また、モバイルWAONはお買い物のみゲーム参加の対象です。

スマホで全ての作業が完結できるので、電子マネー利用者なら誰でも気軽にはじめられます。他の共通ポイントのように店頭で必要事項を記入してカードを作成して...という手間がなくなっているのがいいところです。

共通ポイントについて

共通ポイントといえば、TポイントやPontaポイント、楽天スーパーポイント、dポイントが“4大共通ポイント”として知られています。今回登場するおサイフマイルはこの中に仲間入りを果たし、今後“5大共通ポイント”として知られることになるでしょうか。

4大共通ポイントの中でも、Tポイントは古くからサービスを展開しており、最も認知度の高い共通ポイントであったのですが、近年は勢いを失ってきており、楽天スーパーポイントやdポイントに勢いを奪われている感じがあります。その原因はスマホ対応が遅れたことが大きいでしょう。

例えば、楽天スーパーポイントはアプリをインストールすればスマホで利用できます。決済時にスマホ画面を提示するだけでポイントが貯められるのでとても便利です。Tポイントも実はモバイルアプリはありますが、使えないお店が結構多いため、使い勝手で既に負けています。

ちなみに、楽天スーパーポイントはその名のとおり、楽天市場を利用することで貯められるポイントで、また、ユーザー数が日本一多いと言われる楽天カードの利用でも貯められるため、現在の地位まで上り詰めてきたのは必然的だったと考えられます。

共通ポイントのいいところは、それぞれが運営するサービス以外でもポイントを貯められるところです。例えば、コンビニを例にとると、Tポイントはファミリーマートやスリーエフ、Pontaポイントとdポイントはローソン、楽天スーパーポイントはサークルKサンクスやポプラで貯めることができます。

おサイフマイルは、Suica／楽天Edy／nanaco／WAONのいずれかの電子マネーを利用することで貯められる共通ポイントとなりますので、他の共通ポイントと比べて使えるシーンが多く、その分、ポイントを貯めやすくなっています。

おサイフマイルのメリット

おサイフマイルには様々なメリットがあります。メリットを知っておくことで、よりお得感を実感しやすくなるので、今後おサイフマイルを使う予定がある方はぜひチェックしてみてください。

ポイントの二重とりができる

筆者が考えるおサイフマイルの最大のメリットは「ポイントの二重とり」ができることです。ポイントの二重とりとは、その名のとおり、2つのポイントを獲得できるという意味です。

通常、ポイントというものは、例えば、クレジットカード決済の場合、利用金額に応じてそのカード会社が設定したパーセンテージ分のポイント還元（例：0.5％還元なら1000円で5ポイント）を受けることができます。1つのポイントしか還元されませんが、これはこれでお得です。

例えば、nanacoでおサイフマイルを使う場合、nanacoは100円で1ポイント貯まる（対象期間2019年10月15日〜2020年8月31日）ため、nanaco利用分のポイント、そして、おサイフマイル利用分のポイントの2つのポイントを獲得することができます。

さらなる上級テクニックがあります。リクルートカードでnanacoにチャージするとチャージポイントがもらえるため（2020年3月12日以降はnanacoチャージのカード登録対象除外に。同年3月12日以前に登録したリクルートカードであれば継続利用可能）、このようにチャージポイントがもらえるクレジットカードと連携すれば、“ポイントの三重とり”も可能になります。よりお得にポイントを獲得するためにこういった使い方をすることも検討したいものです。

電子マネー利用者はお得感を実感しやすい

おサイフマイルの登場をきっかけとして、これまで電子マネーを利用したことがなかった方が利用しはじめるということは少ないかもしれません。PayPayの100億円キャンペーンのようなインパクトはさすがにないですからね...。

しかしながら、これまでSuica／楽天Edy／nanaco／WAONのいずれかの電子マネーを利用していた方はおサイフマイルの登場でよりお得感を実感できるようになるので、これまで通り電子マネーを利用していくことをおすすめします。

近年、QRコード決済に話題が集中しているのは、ポイント還元率が期間限定で数十％にアップする施策を実施するなど、お得感を得やすいためでした。それと比べると、たしかに電子マネーはこれまでお得感を実感しにくかったです。明らかなメリットは決済スピードぐらいでした。

それがおサイフマイルの登場によって電子マネー利用者でもポイントによるお得感を実感できるようになるので、これは大きなメリットとなるでしょう。

特にSuicaあたりは通勤通学で使っている方が多く、非常に身近な電子マネーで、鉄道だけでなくバスやタクシーなどの公共交通機関、さらにはコンビニやドラッグストアなど様々なシーンで使えるため、QRコード決済よりも使い勝手が良かったりします。他の電子マネーも同様です。使いやすいのにお得、となれば、使わない手はないでしょう。

ゲーム感覚でポイントを貯められる

電子マネーを利用していて自然とポイントが貯まるのならそれはそれでもいいですが、どうせなら楽しみながらポイントを貯めたいものです。おサイフマイルは「おサイフライフ+（プラス）」というアプリでゲーム感覚でポイントをゲットできるので、毎日楽しくポイントを貯めることができます。

もしも、これがただのポイントを貯めるアプリだったら話は変わっていたはずです。ポイントを獲得するために毎回アプリを起動をして...なんてことはちょっと面倒ですよね。ゲーム感覚でできるからこそ、アプリを起動したくなるものなのです。このあたりはうまく考えたなぁ、と感心しました。

ゲームアプリのようにすることで普段あまりスマホをいじらない方でも毎日の日課としてアプリを起動するようになるはずです。ゲームを全くしない方でもLINEやInstagramのように毎日起動するアプリがありますよね？おサイフマイルも日課として利用されるアプリを目指しているのでしょう。

将来性がある

現在、4大共通ポイントと言われているのがTポイント／Pontaポイント／楽天スーパーポイント／dポイントです。正直に言ってしまえば、4大共通ポイントは存在感が薄れつつあります。

というのは、TポイントとPontaポイントに関しては以前ほどの勢いがなくなっている印象が強いからです。どちらかといえば、以前は勢いのなかった楽天スーパーポイントやdポイントのほうが近年は勢いを増しているぐらいで、立場が逆転している状況です。

共通ポイントの存在意義が疑問視されている中で今回の「おサイフマイル」の登場は、共通ポイントの存在意義を再度高められるチャンスといえます。他の共通ポイントと仕組みは少々異なりますが、それでも存在意義を高めるためにおサイフマイルには共通ポイントの将来が託されている感じがあります。

キャッシュレス決済を利用する方は増えており、その中で電子マネーを利用する方も増えてきていますので、電子マネーに特化した共通ポイントであるおサイフマイルの未来は明るいと筆者は感じています。

おサイフマイルのデメリット

残念ながらおサイフマイルにもデメリットはあります。どんなサービスにもデメリットは必ずあります。大事なのはデメリットをしっかりと把握して使うことです。デメリットを知ってこそ、そのサービスの真価がわかるものです。では、おサイフマイルにはどのようなデメリットがあるのでしょうか？

Androidユーザーしか利用できない

おサイフマイルの最大のデメリットは対象がAndroidユーザーのみで、iPhoneユーザーは対象外であるということです（サービス開始時点）。

ウェブレッジの調査によれば、2019年8月時点で国内のスマホシェア率はiPhoneが59.2％で、Androidが40.8％ということでしたので、日本ではiPhoneユーザーがとても多いことがわかります。Androidユーザーしか利用できない＝過半数のスマホユーザーが利用できないということになるので、これは大きなデメリットとなります。

おサイフマイルの仕組み自体はFelicaを利用するため、AndroidのみならずiPhoneも利用できるようにできたはずです。何らかの利権が絡んだのでしょうか、真相はわかりませんが、両者ともに利用できる環境は実現しなかったようです。この点はいかにも日本らしいと感じたのは筆者だけではないはずです。

正直なところ、iPhoneユーザーが使えないサービスが話題になることは難しいです。近年、スマホ関連で盛り上がりをみせるニュースは必ずiPhoneが絡んでいるからです。今後、おサイフマイルをさらに盛り上げていきたいのであれば、iPhoneユーザーは必ず取り込む必要性があります。iPhoneユーザーは今後の動向を注視しましょう。

ポイントの交換先が限定的

おサイフマイルで貯めたマイルは、JRE POINT、楽天Edy、nanacoポイント、WAONポイントに交換することができます。ポイント交換先が4つに限られるのはデメリットと感じる方が出てくるかもしれません。実際、これ以外への使い道がないわけですから、利用したいサービスが限られてくるのはデメリットと言えるでしょう。

ただ、他の共通ポイントの場合、共通ポイント→他のポイントへ移行ということは基本的にできないので、それができるという意味ではおサイフマイルは他の共通ポイントよりも優れていると言えます。

例えば、楽天スーパーポイントはANAマイルへの交換は可能ですが、他は自社サービスのポイントへの交換に限られ（例：楽天EdyやRakuten Kドリームス）、他サービスのポイントへの交換ができません。

おサイフマイルは、これまでの4大共通ポイントとは少し勝手が異なるので、同類として考えるのは相応しくないかもしれません。それでも、今後主軸となる共通ポイントとして注目されているのは確かです。注目されているからこそ、他の共通ポイントと一線を画する部分が出てくるのでしょう。

ポイントの交換先が限定的だと書きましたが、例えば、楽天Edyの場合、コンビニやドラッグストア、ファミレス、書店など様々なシーンで使えるので、限定的なのはポイントの交換先のみで利用シーンは全く限定的ではないので、実はかなり使い勝手はいいです。

ポイントの管理が面倒になる

一般的にキャッシュレス決済を利用する層は、決済における面倒を省きたいと感じている方が多いです。少しでも早く決済を済ませたい、と考えている方が多いので、そこにおサイフマイルが追加されると余計な時間かかってしまい、好ましくないと考えている方は意外に多いと思います。

また、ポイントの管理も面倒になってきます。ポイントが勝手に貯まるならまだしも、アプリを使ってポイントの管理をすることになるので、面倒に感じてしまう方は出てくるでしょう。それでも、強制的に使わなければならないわけではなく使いたい方だけ使えばいいので、面倒なら使わなければいいだけの話です。

とはいえ、お得になるのなら使いたいものですよね。今後、キャッシュレス決済を利用していく中で、ポイントがもらえるシーンは必然的に増えていきますので、これをきっかけに複数のポイントを管理する習慣を作ってみてはいかがでしょうか。ポイントが一括管理できるアプリができたりするといいのですが...。

実は筆者もポイントの管理が面倒になるのが嫌で、共通ポイントの利用を一時期やめていたのですが、様々なお店で共通ポイントの提示を求められることが多く、「断るのもなんだかなぁ」と思い、最近また共通ポイントを利用しはじめたところ、みるみるポイントが貯まり、「やはり共通ポイントはお得だなぁ」と思いはじめました。管理が面倒なのは事実ですが、お得感はそれに勝ります。

ずばりおサイフマイルは使うべき？

Androidユーザーで電子マネー（Suica／楽天Edy／nanaco／WAON）を頻繁に利用する方は使うべきです。無料でアプリをインストールでき、無料で使えて、かつ、ポイントが貯まるわけわけですから、使わないのはむしろ損です。

よほどの面倒くさがり屋でない限り、使うことをおすすめします。ここまで読み進めていただいたということはあなたはきっとキャッシュレス決済に興味がある、もしくは、精通しているはずですから、いずれは使うことになるはずです（笑）。

無料なのでまず損をすることはないわけですから、とりあえず実際に使ってみることが大事です。使わないにしてもいずれ使うシーンに備えてインストールだけでもしておきたいところです。

話は少し逸れますが、これまでに電子マネーを一度も利用したことがない方は、電子マネーにはクレジットカードが必要と思われている方もしれません。しかし、Suica／楽天Edy／nanaco／WAONの場合はクレジットカードがなくても利用できます。

Suica／楽天Edy／nanaco／WAONはチャージ型の電子マネーとなり、専用のチャージャー（現金入金機）やコンビニやATMなどから現金でチャージできますので、必ずしもクレジットカードを保有している必要はありません。つまり、誰でも気軽に利用できる電子マネーなのです。

4つの電子マネーの現金チャージが可能な場所を下記にまとめておきましたので、どの電子マネーが自分に合っていそうかチェックしてみてください。

スーパー、駅ビル、家電量販店、ドラッグストアなどに関してはチャージができるお店・できないお店がありますので、詳しくはそれぞれのリンクからご確認ください。

おまけ：電子マネーのお得な使い方

電子マネーにはいくつかお得な使い方があります。前章では、電子マネーの利用にクレジットカードは必ずしも必要ではない、と解説しましたが、お得感をより感じたいならクレジットカードはあったほうがいいです。クレジットカードで電子マネーにチャージするとチャージポイントをもらえる場合があるからです。

例えば、Suicaにチャージできるクレジットカードとして「ビックカメラSuicaカード」や「JRE CARD」「ビュースイカカード」といったビューカードがありますが、これらはSuicaへのチャージでチャージポイントがもらえます。

クレジットカードで電子マネーにチャージする場合、チャージポイントがもらえないクレジットカードのほうが多いので、電子マネーをよりお得に使いたい場合はチャージポイントがもらえる＝相性の良いクレジットカードを作ることを検討してみてください。

こうしてみてみると、リクルートカードとJMBローソンPontaカードVisaが優秀なのがはっきりとわかりますよね！

ただし、クレジットカードは種類によって年会費がかかるものもあったりしますので、チャージポイント目的なら年会費無料のものを選ぶことをおすすめします。頻繁に利用しないのであれば、なおさら年会費がかからないものを選ぶのが理想的です。メインで利用するなら年会費有料でもいいと思います。

電子マネーにはiDやQUICPayといった後払い型の電子マネーもあります。後払い型の電子マネーはその性質上、クレジットカードが必要となりますので、電子マネー未経験者はまずはチャージ型の電子マネーから利用しはじめるといいでしょう。

電子マネーを実際に使ってみると「え？これだけで決済完了？」「今まであんなに時間がかかっていたのは何だったの？」ときっと驚かれるはずです。そして、一度使ってしまうともう現金には戻れなくなってしまうほど便利です。ぜひとも皆さんにもその驚きの体験を早くしてもらいたいものです。