審査なしも同然?審査が甘いクレジットカード比較【即日あり】

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クレジットカードを作るときに多くの方が心配しているのは審査です。たしかに審査に通らなければクレジットカードを持つことはできませんし、審査は厳しく行われますので、心配になる気持ちは理解できます。



しかし、審査のほかにも注視してもらいたいことが実はいくつかあります。その一つが引き落とし口座の選び方についてです。「銀行口座ならなんでもいいんでしょ?」と思っている方が多いみたいですが、適当に選んでしまうと後で後悔するかもしれません。



クレジットカードと引き落とし口座、一見そこまで関係ないような気がしますが、実は大アリだということを知ってもらうために、今回はクレジットカードの引き落とし口座の選び方やおすすめの銀行について紹介してみたいと思います。





クレジットカードは引き落とし口座の設定が必要



ウェブ申込時に引き落とし口座を設定



クレジットカードは、その性質上、利用料金が後日の支払い(通常は翌月一括返済)となるため、その支払いのために引き落とし口座を設定する必要が出てきます。口座を設定しておくことで利用料金が自動で引き落とされるため、手間が省けるだけでなく、支払いの遅れを防ぐのにも役立ちます。



近年は、クレジットカードの申し込みをウェブ上で行うのが一般的となっており、引き落とし口座の設定をウェブ上で完結できるようになっています。流れとしては、クレジットカードの申込画面から連携が可能な各銀行のウェブサービスへ移動させ、そこから引き落とし口座を連携させる形です。



紙面による申し込みをしていた時代は、銀行名や口座番号、銀行印(届出印)、口座名義などを申込書に手書きしなければなりませんでしたが、ウェブ申込が主流となったことでこういった面倒も省けるようになりました。面倒が省けるようになっただけなく入力ミス等による設定の遅れなども解消されました。



ウェブ上での引き落としの設定には、口座番号をはじめウェブサービスの暗証番号が必要になりますので、スムーズに設定できるように予め準備しておくといいでしょう。



銀行のウェブサービスによっては暗証番号が2つ、3つある場合があり、どの暗証番号を使うのか銀行によっては異なりますので、実際に口座の設定をしてみないとわからないところがあります。なので、利用する可能性がある暗証番号を事前に確認しておき、設定がスムーズにできるように備えておきましょう。



銀行口座をお持ちでない方のために他の支払い方法を用意しているカード会社は少なくないですが、ウェブ申込に対応しているのは引き落とし口座のみ、というパターンも結構多いため、基本的には銀行口座をお持ちのほうがスムーズに申し込める時代になってきています。



そもそも、銀行口座は普通の人なら作れるものだと考えられています。銀行口座を作れないのは反社会的勢力に該当される方やその関係者、犯罪者等となりますので、そういった方はそもそもクレジットカードを作ることもできませんから、スムーズに設定を進めたいなら銀行口座を保有しておくのがベターです。





口座引き落とし以外の支払い方法はある?


「引き落とし口座を設定したくない」「引き落とし口座を設定するのが面倒だ」とおっしゃる方は一定数います。理由はさておき、クレジットカードの返済に口座引き落とし以外の方法を選ぶことは可能なのでしょうか。結論からいえば、カード会社によっては口座引き落とし以外の方法を選ぶことが可能な場合があります。口座引き落とし以外の方法は主に3つあります。




振込でお支払い



振込でお支払いは様々なシーンで必要となる



「振込でのお支払い」は、主に銀行口座をお持ちでない方のために用意されているお支払い方法です。稀に銀行口座をお持ちでない方がいますので、そういう方でもクレジットカードを利用できるように振込でのお支払いに対応してくれる場合があります。



また、申込時に引き落とし口座を設定したはずが申告内容が間違っておりうまく引き落としできなかった、なんて場合にも振込でのお支払いをお願いされることがあります。その後、再度引き落としの設定をすることで次回からは口座引き落としが適用されます。



さらに、口座が残高不足となり引き落としできなかった場合にも振込でのお支払いがお願いされることがあります。この場合、故意でなくても故意に返済が遅れたと判断され、信用情報に傷がつく場合があるため、注意が必要です。振込でのお支払いは返済の遅延をしやすいので基本的にはおすすめできません。



また、そもそも振込によるお支払いができないカード会社もありますので、全てのカード会社で利用できる支払い方法ではありません。基本的には引き落とし口座を設定させるカード会社が多いことを覚えておきましょう。





ATMでお支払い



ATMでお支払いは手数料で損をする場合がある



「ATMでのお支払い」とは、その名のとおり、ATM(現金自動預払機)から支払う方法のことです。カード会社によってはコンビニのATMからのお支払いに対応していたりもします。



例えば、国内大手のカード会社クレディセゾンではセブンATMでのお支払いが可能になっています。ただし、クレディセゾンの場合、ご利用件数1,000件以上、ご利用金額100万円以上の場合は振り込み不可となっています。



以上のように、ATMでのお支払いを選択できてもケースによっては振り込みができないことがあるので、その点に注意しなければなりません。そもそも、ATMでのお支払いに対応していないカード会社も多いので、必ずしも選択できる支払い方法ではありません。



また、振込でのお支払いと同様に返済が遅れてしまう可能性があることに注意しなければなりません。ATMに直接出向いて支払う、という行動を自ら起こさなといけないわけですから、どうしても返済が遅れてしまう方は一定数出てきてしまいます。



返済の遅延が起きるとクレジットカードが利用停止処分になることもありますし、長期延滞をしてしまうと最悪の場合、強制解約となってしまうこともありますので、ATMのお支払いも基本的にはおすすめできません。





ペイジーでお支払い



ペイジーでお支払いは便利な反面使いづらさも...



「ペイジー(Pay-easy)」とは、インターネットバンキングやATMなどを使って電子的な支払いを行うサービスのことです。例えば、インターネットバンキングを利用すれば、PCやスマホから支払うことが可能になりますので、振込やATMでのお支払いよりも手軽に利用できるのがメリットです。



ただし、注意点も多いです。例えば、国内大手のカード会社クレディセゾンの場合、入金はウェブサービスのNetアンサーより毎月17日〜翌月14日の6:00〜22:30の期間のみお支払いが可能になっています。つまり、限られた期間・時間内でしかペイジーを利用できない場合があるということです。



クレディセゾンの場合、期間・時間はそこまで限定的といえませんが、入金しようと思っていたタイミングでできないとまた後日手続きをする必要が出てきて、それでまた忘れて後日になり、やがて支払うのを忘れて...というような状況が生まれやすいことを考えると、この方法もまたおすすめできる方法とは言えません。



ただ、ペイジーは税金や公共料金、各種料金の支払いに利用できますので、普段から利用している方にとっては使いやすい一面もあると思います。初めて利用される方は最初は使い方に苦労するかもしれませんが、慣れてくるとかなり便利に使えるので、ペイジーをメインに使いたいと考えている方はまずは使い方に慣れるところからはじめたいものです。



しかし、ペイジーで利用料金を支払えるカード会社はそう多くありません。自分が欲しいと思ったクレジットカードがペイジーでの支払いに非対応だった、ということは大いにありえることなので、基本的には選択肢として入ってこない可能性のほうが高いです。





引き落とし口座を設定するメリット


「支払い方法なんて自分の好きに設定させてほしい」とお思いの方は多いはずです。では、なぜほとんどのカード会社は申込時に引き落とし口座を設定させようとするのでしょうか。それは引き落とし口座を設定するメリットがたくさんあるからです。カード会社にとってもそうですが、私たちユーザーにとってもメリットは多いです。




支払いの遅延を防止できる



滞りなく支払いできるので信用情報に傷をつけずに済む



引き落とし口座を設定する最大のメリットは支払いの遅延を防止できることです。予め引き落とし口座を設定することでクレジットカードの利用料金は支払日に自動で引き落としされるため、支払日にわざわざ振込をする必要がなくなります。支払いの手間も省けます。



言い換えると、振込の最大のデメリットは支払いの遅延が起きやすいです。銀行やATMなどに直接出向く必要があるため、時間が取れない忙しい方は特に支払いの遅延を起こしやすいです。中にはここで払うと生活に困るという自分勝手な理由で故意に支払いを遅らせる方もいますので、カード会社側からしても支払いの遅延を防止する意味で引き落とし口座を設定させたいと考えているわけです。



なぜ、支払いの遅延はそこまで問題視されているのでしょうか。それは、クレジットカードは信用で成り立つものだからです。クレジットカードのクレジットとは英語でCredit、つまり、信用という意味があります。信用がある方に発行できるのがクレジットカードというもので、そこには支払いを滞りなく行うことが契約の大前提とされています。



実際に支払いの遅延を起こすと、CICやJICCといった個人信用情報機関に遅延の記録が残ってしまい、これは今後、クレジットカードの審査だけでなく様々なローン契約へ悪影響を及ぼすことになりますので、信用情報を傷つけないためにも引き落とし口座を設定されるのが賢明です。





振込手数料がかからない



年間3千円〜1万円近くかかる振込手数料が一切かからない



クレジットカードの利用料金は設定された支払日に毎月支払う必要があります。例えば、月末締め・翌月26日支払いのクレジットカードの場合、毎月26日が支払日となりますので、振込によるお支払いを設定された場合、毎月26日までに振込の手続きをしなけれならなくなります。



毎月支払いの手続きをするだけでも手間なのに、振込には手数料がかかる場合があるのが大きなデメリットとなってきます。振込手数料の金額・有無については銀行によって異なりますが、振込手数料がかかる場合は1回あたり数百円かかることもあり、振込手数料次第でかなり大損をすることだってありえるのです。



例えば、三井住友銀行の場合、窓口で他行あてに3万円以上の振込をする場合の振込手数料は880円(※2020年現在)となっていますので、1年間で振込手数料だけで10,560円(880円×12ヶ月)もかかってしまうことになります。銀行に出向く手間なども含めると、やはり振込でのお支払いは割に合いません。



引き落とし口座を設定すれば、振込手数料は一切かかりません。それだけでなく支払日に自動で引き落とししてくれるため、振込の手間も省けます。これだけのもてなしを受けられて、引き落とし口座を設定しない理由はないのではないでしょうか。





支払いの手間を省ける



銀行やATMに出向く手間が省ける



引き落とし口座を設定する以外のお支払い方法として、振込・ATM・ペイジーでのお支払いが可能だと先述しましたが、これらすべての共通にしているのが支払いの手続きを自ら行う必要があることです。



クレジットカードの利用料金の支払いは毎月行うもので、ときには大金を動かすことになるものですから「自分の手で確実に行いたい」という気持ちもわからなくないですが、振込やATMでの支払いは毎月のことになるのでどうしても手間に感じてしまうものです。



例えば、毎月26日に支払日が設定されているクレジットカードの場合、支払日の26日には確実に支払いを済ませなければなりません。26日に支払いを行おうと思っていたのに急な用事ができたり、悪天候で外出するのが難しくなってしまった、なんてことが起きる可能性を考慮して、実際はもう少し余裕をもって支払いをされる方が多いでしょう。支払いの手続きだけでも手間なのに、こういったことを考えるのもまた手間になります。



特にこんな場合は注意が必要でしょう。給料日が25日でクレジットカードの支払い日が26日の場合です。給料が入ってやっとクレジットカードの支払いができるような状況だと支払いまでの猶予が1日しかないわけですよね。ここに休日が絡んできたりすると給与の振込日とカードの支払日がズレて、余計に支払いの遅延が起きやすくなります。



こういう場合、毎月4日支払いor10日支払いなど、支払日が上旬に設定されたクレジットカードを選ぶのが理想的ですが、ほとんどのクレジットカードは支払日を自分で設定することができませんし、申込時に設定できる場合でも発行後は変更不可なので、支払日を変更することは基本的にはできず、振込・ATM・ペイジーによるお支払いを設定されるとかなり支払いに不便を感じやすくなります。



対して、引き落とし口座を設定すれば、支払いの手間は完全に省けます。申込時に引き落とし口座の設定するのが少々面倒なだけで(※と言っても昔に比べるとウェブ完結できるのでラクになっています)、あとは自動で引き落としされるので手間は一切感じさせません。





通知設定で引き落としタイミングがわかる



ウェブサービスと連携すれば引き落としが即座にわかる



長年、クレジットカードを利用してきた筆者が近年感じるのはクレジットカードの利用環境が年々よくなっていることです。これは各社の努力の賜物といえるのではないでしょうか。



例えば、近年でいえば、ネットバンクをはじめとして銀行口座に動きがあった際に利用通知を受け取れるサービスを展開しているところが増えてきています。



従来の銀行口座は、銀行に出向いて記帳をして口座の動きを確認するしかありませんでしたが、通知サービスのおかげでPCやスマホで利用通知を即座に受け取ることが可能になったため、引き落としのタイミングまでわかるようになりました。



クレジットカードは、特に契約後の初月に引き落としがうまくいかないことが多く、そのせいで返済が遅れてしまうことがあるため、引き落としのタイミングをしっかりと確認できるのは大きなメリットです。



銀行からだけでなく、カード会社からも利用料金の通知を受け取れます。例えば、三井住友カードの場合、利用料金が確定すると支払日の前に「お支払金額のお知らせ」という旨のメールを送ってくれ、URLから支払い総額を確認できます。アプリなどからも利用料金は確認できるようになっています。





返済が遅れると信用情報に傷がつくので要注意



返済の長期延滞は信用情報を傷つけカードやローン契約に悪影響を及ぼす



今回は、クレジットカードの引き落とし口座について詳しく解説しています。実は筆者がこの記事を寄稿しようと思ったのは、人生で初めてクレジットカードを作ろうとしていた後輩から「クレジットカードの引き落とし口座のために口座を新しく作ったほうがいいですよね?」と言われたことがきっかけでした。



このようにクレジットカードの引き落とし口座のために、普段利用しているメインの口座とは別の口座を新規に作ろうと考えている方は意外と多いようです。



メインの口座と引き落とし用の口座を分ける理由を後輩に尋ねてみると「メインの口座から引き落としされると不正利用のときにたくさん引かれそうで怖い」というのです。たしかに一理あります。引き落としされてから不正利用に気づいたらおそらくかなりゾッとしますよね。



実際は不正利用に対しては全額補償されるのでそこは安心なのですが、連絡が遅れると補償が適用されないケースもあるので、口座を分けたい気持ちは十分に理解できました。



しかし、メインの口座と引き落とし用の口座を分けることは不正利用のリスク以上のデメリットがあります。それは、返済が遅れやすくなることです。一般的に給与振込口座はメイン口座となっているはずですから、毎月、引き落とし用の口座に対してクレジットカード利用分の金額をいくらか送金をしなければならないはずです。毎月のことになるのでいつ忘れてしまってもおかしくない状況なのです。



返済が遅れると信用情報に傷がついてしまい、今後のクレジットカードの審査をはじめ、様々なローン契約の審査に悪影響を及ぼすことになるので、返済が遅れることはあってはならないことだと自分に言い聞かせなければなりません。



実は一度や二度の返済の遅延であれば、見逃してもらえる場合がありますが、そういう事実を伝えると「それなら大丈夫か」と感じてしまい、それがやがて何度も支払いの遅延を繰り返すきっかけとなってしまうことがあるので「一度でもやらかしてしまったら駄目だ」と思ったほうがいいです。事実、一度や二度返済の遅延をしてしまった方はその後も繰り返す傾向があります。



今後もクレジットカードを利用していきたいのであれば、返済の遅れは命取りになると肝に銘じることが大事です。





クレジットカードの引き落とし口座の選び方


クレジットカードを計画的に利用している方は実は引き落とし口座の選び方に気を使っています。その理由はずばり、支払いに関する煩わしさを避けるためです。では、どのような口座選びをしているのか、早速見ていきましょう。




最もおすすめなのは給与振込口座



給与振込口座を選べば残高不足になる可能性が低くなる



クレジットカードの引き落とし口座として最もおすすめしているのは「給与振込口座」です。給与振込口座とは、その名のとおり、給与の振込に指定している口座のことです。メイン口座となっている方が多いはずです。



給与振込口座を引き落とし口座に指定することで支払いの遅延を防ぐことができるのが最大のメリットです。給与が振り込まれる口座は常に一定の残高がある口座になるでしょうから、単純に支払いの遅延を防止できるだけでなく、残高不足による支払いの遅延も防ぐことができます。



また、メイン口座から引き落とし口座への振込の手間も省けます。振込手数料もかからずに済みますので、最も賢い口座の選び方とも言えるのではないでしょうか。



稀に会社が指定した給与振込口座がカード会社の引き落とし口座に対応していない場合があります。この場合、会社へ給与振込口座を変更してもらうのも一つの手です。「そんなこと無理じゃないの?」と思うかもしれませんが、実は法律上、会社は給与振込口座の指定に協力要請はできますが、そこに強制力をもたせることはできないので、変更は可能となっています。



とはいえ、会社にそこまで強く言える方は多くないです。なので、もし給与振込口座がクレジットカードの引き落とし口座に指定できなかった場合はそのクレジットカードを諦めてしまうのが最も手っ取り早いです。クレジットカードはこの世に数百券種ありますので、あなたにピッタリの券種は必ず他にもあります。





給与振込口座以外なら一定の残高がある口座



常に一定の残高がある口座なら引き落とし口座に選ぶのはアリ



引き落とし口座として、どうしても給与振込口座以外を指定したいのであれば、一定の残高がある口座を指定してみるといいでしょう。例えば、ご家族が亡くなって受け取ることとなった遺族年金や保険金、持ち家や車を売って入ってきたお金、のように一定の残高がある口座を引き落とし口座として指定すれば、残高不足による支払いの遅延は避けられるでしょう。



一定の残高としていくら必要なのか、についてはあなたのクレジットカードの平均利用料金によって捉え方は異なってくるでしょう。例えば、毎月平均10万円使うのであれば、最低でも半年程度は放置しておいても安心して利用できるように60万円以上の残高があったほうがいいでしょう。



一定の残高が口座という意味では、投資信託に利用している口座も候補にあがるでしょう。ただ、投資信託は元本保証されませんので、気づかぬうちに残高不足になる可能性があることを考えるとクレジットカードの引き落とし口座には実はあまり向いていません。残高不足になる心配がゼロであれば、指定しても問題ないでしょう。





カードを複数枚保有している方は口座を一つにまとめる



口座を一つにまとめるだけで支払いの遅延が起きにくくなる



最も問題なのは、クレジットカードを複数枚保有しており、カード全ての引き落とし口座を分けている場合です。これはとにかく管理が大変です。



例えば、クレジットカードを3枚持っており、引き落とし口座を3つに分けているとすると、支払日までに3つの口座にメイン口座からお金を送金しなければならず、面倒なだけでなく、振込手数料でかなり損をしてしまう可能性さえあります。



クレジットカードは支払日がカード会社によって全く違う(※三井住友は10日or26日、JCBは10日、セゾンカードは4日、楽天カードは27日、イオンカードは2日)ので、それぞれの支払日も把握しておかなければなりません。



保有しているクレジットカードの支払日が全て異なる場合、その都度、メイン口座から引き落とし口座に送金しなければならず、面倒なうえ、支払いの遅延・忘れも起きやすくなります。



クレジットカードを複数保有している方は引き落とし口座を一つにまとめることで明らかにお金の管理がしやすくなります。



例えば、クレジットカードを5枚保有していてメイン口座とは別に引き落とし用に口座を一つ指定している場合、まんべんなくその5枚のクレジットカードを使っているなら、今後はメイン口座を引き落とし口座にしたほうがいいいかもしれません。



というのは、先述したようにクレジットカードの支払日はカード会社によって異なるので、引き落とし口座を一つにまとめても、それぞれのカードの支払日が違うため、それに合わせてメイン口座から送金しなければならず、それが面倒であることには変わりないからです。



結局のところ、メイン口座=給与振込口座を引き落とし口座として統一するのがベストな選択なのです。





口座は原則として本人名義のものを選択



専業主婦や学生を除いて本人名義の口座しか選べない



引き落とし口座は原則として本人名義のものしか選択できません。少し極端な話をしますが、例えば、あなたが大金持ちの愛人だとして、パトロン的な役割をしてくれる大金持ちの口座を自分のクレジットカードの引き落とし口座に設定したい、なんて事を考えていてもできないわけです。



ただし、例外があります。専業主婦や学生など収入がゼロの場合は、その家族や配偶者名義の銀行口座を引き落とし口座として指定できる場合があります。家族であることが条件となりますので、専業主婦や学生であっても家族以外の銀行口座は登録できません。



ただ、この例外はカード会社が例外として認めた場合のみ適用されますので、認められない場合は当然ながら適用されませんので注意が必要です。つまり、就職されている方は収入がゼロではありませんので、この場合は本人名義の口座しか指定できないことになります。





指定した口座はあとから変更が可能



引き落とし口座はあとから変更できるので適宜変更しましょう



通常、クレジットカードを申し込む際に引き落とし口座を指定するわけですが、一度、指定した口座はあとから変更することが可能になっています。



近年は各カード会社のウェブサービスが向上しており、ネット上で引き落とし口座の変更ができるようなところが増えていますので、手軽に変更手続きができます。



引き落とし口座を変更する場合、変更先の口座情報、クレジットカードの番号やカードの有効期限などが必要になってきますので、通帳やクレジットカードを手元に用意して変更手続きをするといいでしょう。



ただし、カード会社と銀行口座の相性次第でウェブ上で口座連携ができない場合がありますので、口座連携ができるかどうかを事前に調べておいたほうがいいです。しかし、ウェブ上で手続きできなくても口座連携ができる場合がありますので、詳しくはカード会社にお尋ねください。





クレジットカードの引き落とし口座におすすめの銀行


クレジットカードの引き落とし口座は、基本的に給与振込口座を選択してもらいたいのですが、給与振込口座を変更する予定で新しい口座を作ろうとしている、または、あえて給与振込口座とは別の口座を選択したい、という方のためにおすすめの銀行がありますので、いくつか紹介しておきたいと思います。



メガバンクや地方銀行を利用している方は多いでしょうが、ここではネットバンク(ネット銀行)としても利用できる銀行を紹介したいと思います。ネットバンクはウェブサービスが特に優秀で、利用明細をウェブ上で細かく確認できるだけでなく、振込などもネット上で手軽にできるため、今の時代に口座を一つぐらいは持っておきたいものです。




あおぞら銀行



あおぞら銀行



「あおぞら銀行」は、東京都千代田区麹町に本拠を置く銀行です。



最大のメリットは、ゆうちょ銀行ATMを利用すると入出金手数料が365日いつでも無料となるところです。ということは、ゆうちょ銀行を給与振込口座として指定している方でクレジットカードの引き落とし口座をあおぞら銀行に指定したい方に特におすすめと言えます。



また、普通預金金利が0.20%と業界トップクラスとなっていますので、あおぞら銀行を給与振込口座に指定してメインとして利用していくのもかなりおすすめです。日本銀行によれば、普通預金の平均年利率は0.0001%ということなので、0.20%とういう数字がいかに魅力的なのかがはっきりとわかるでしょう。



ちなみに、定期預金での1年(0.20%)・2年(0.15%)・3年(0.15%)とこちらも平均0.0004〜0.0005%を大きく上回る年利率となっていますので、メイン口座として利用するにはこれ以上ない銀行となっています。





住信SBIネット銀行



住信SBIネット銀行



「住信SBIネット銀行」は、東京都港区六本木に本拠を置く銀行です。



最大のメリットは、手数料無料の定額自動入金サービスに対応していることです。これは、毎月5日もしくは27日に指定の銀行から指定した金額を引き落とし、4日後に住信SBIネット銀行の口座に入金するサービスです。



クレジットカードの支払日は、翌月の上旬もしくは月末となることが多いため、このどちらにも対応できるようになっているのがいいところです。自動で入金してくれるので返済の遅れを防止できるなど、まさにクレジットカードの引き落とし口座としてぴったりです。



しかも、手数料も無料なので振込手数料で損をすることもありません。これなら給与振込口座と引き落とし口座を分けて管理したい場合でも損をせず済みます。



指定できる入金の金額は10,000円以上であれば、1,000円単位で設定が可能なので、請求金額をチェックしたのち必要な金額だけを細かく入金することが可能になっています。





新生銀行



新生銀行



「新生銀行」は、東京都中央区日本橋に本拠を置く銀行です。



最大のメリットは、他行からの入金・振込などでTポイント、dポイント、nanacoポイントが貯まることです。具体的には、1回1万円以上の入金・振込で25ポイント貯まります。貯めたいポイントは自分で選ぶことが可能で、毎月変更することも可能なので、利用したいポイントが変わってもその都度変更して自分の思い通りにポイント管理をすることができます。



普通預金金利は0.0001%と業界では平均なので、そこはあまり魅力的ではありませんが、例えば、新規口座開設や外貨預金の利用でANAマイルをもらえるなど、マイルを貯めるのにも適しているので、航空系のクレジットカードをお持ちの方は新生銀行を選ぶとマイルを効率よく貯めることができるようになるでしょう。



ちなみに、他と少々異なるサービスに「2週間満額預金」というサービスがありまして、これはその名のとおり2週間の定期預金をするもので、業界の平均0.0004〜0.0005%を大きく上回る0.03%の年利率となっていますので、短期間でハイリターンを得られると話題になっています。





auじぶん銀行



auじぶん銀行



「auじぶん銀行」は、東京都中央区日本橋に本拠を置く銀行です。



最大のメリットは、手数料無料の定額自動入金サービスに対応していることです。これは、毎月6日もしくは26日に指定の銀行から指定した金額を引き落とし、auじぶん銀行の口座に4日後に入金するサービスです。



クレジットカードの支払日は、翌月の上旬もしくは月末となることが多いため、このどちらにも対応できるようになっているのがいいところです。自動で入金できるので返済の遅れを防止できるなど、クレジットカードの引き落とし口座として申し分ないです。



普通預金金利に関しても、auカブコム証券の口座と連携させることで平均0.0001%を大きく上回る0.10%を実現しますので、特にauユーザーはメイン口座として利用を検討するといいでしょう。



スマホ事業で順調なauが親会社というだけあってスマホアプリがとても使いやすくなっていますので、スマホで全て完結させたい特に若い層におすすめできるのではないでしょうか。





クレジットカードに合わせて銀行口座を作るのもアリ



同グループのサービスで統一するとお得感を実感しやすくなる



いまお持ちのクレジットカード、もしくはこれから作ろうと思っているクレジットカードに合わせて銀行口座を作り、その銀行口座を引き落とし口座と指定するのもおすすめの方法の一つです。



例えば、楽天カードを保有もしくはこれから作ろうとしている方は、楽天グループが運営する「楽天銀行」に目を向けてみるといいでしょう。



楽天銀行は、振込など様々な銀行取引で楽天ポイントが貯まるほか、楽天証券との口座連携サービス「マネーブリッジ」を利用することで普通預金金利がアップ、コンビニなどのATM手数料が月最大7回まで無料(2020年7月現在)などメリットの多いネットバンクです。



楽天グループが運営する楽天銀行の口座を保有しておけば、楽天カードを申し込むときに口座指定がよりスムーズに進むようになるだけでなく、例えば、引き落とし口座の指定で楽天ポイントをもらえるキャンペーンを過去に実施していたり、利用特典を受け取れるのもメリットとなってきます。



このように、サービス(銀行・クレジットカード)の運営会社を統一するとスムーズに申し込めるだけでなく、特典を受けられることも結構多いので、お得感を感じたいならクレジットカードに合わせて銀行口座も開設してみるといいでしょう。


変更予定の銀行口座を給与振込口座として指定するのがより理想的です。会社側は給与振込口座の指定を協力要請することは可能ですが、そこには強制力はもたせることはできないので、給与振込口座を変更したい場合は、会社に一度相談してみるといいでしょう。





今すぐ見直すべき銀行口座の管理の仕方



放置している口座は休眠口座となり引き出し不可・維持手数料がかかる



日頃、何気なく利用している銀行口座ですが、口座開設が無料だからといって様々な銀行の口座を作って放置していませんか?



ポイントサイト等を利用している方はご存知かもしれませんが、銀行口座を開設するだけでポイントがもらえたりすることがあるので、それで無駄にたくさん口座を開設されている方は少なからずいると思います。また、様々な支払いに対応するために口座をたくさん保有されている方も多いでしょう。



実は、銀行口座を長年放置してしまうと「休眠口座」に指定されてしまい、現金が引き出せなくなってしまう場合があるのです。一般的に10年間利用履歴のない口座は休眠口座に指定されると言われています。ゆうちょ銀行に関しては5年で休眠口座に指定されると言われています。



また、銀行によっては口座維持手数料を設定しているところがあり、口座を維持しているだけで年間の手数料をとられる場合があります。こういった銀行口座の中には年1回の利用で手数料が無料になるところも多く、それで実質無料で維持できている方が多いですが、放置してしまうと口座維持手数料が発生してしまうので注意が必要です。



これは余談ですが、口座維持手数料が必要なのは、金融機関が預金口座を維持するためにはデータ管理などに1口座あたり2,000〜3,000円程度のコストかかると言われているためです。普段から利用している口座であれば、様々な手数料などからこのコストを回収することが可能ですが、全く動きのない口座はただただ維持にコストがかかるだけなので口座維持手数料という形で回収する仕組みになっているのです。



口座維持手数料が発生しはじめたことに気づかず、口座維持手数料が毎年残高から引かれるようになり、そして、最終的に残高が尽きるタイミングで強制的に解約となってしまうことがあるので注意が必要です。その前に連絡が来ることもありますが、勝手に強制解約となるパターンも多いので、複数の口座をお持ちの方は十分に注意したほうがいいでしょう。



そもそも、銀行口座というものは多くて3〜4つもあれば十分です。独身の方なら「給与振込 兼 引き落とし口座」「貯金 兼 定期預金用口座」「投資用口座」などといった形で分ければ十分でしょう。






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