皆さんはクレジットカードの魅力はどこにあると思っていますか?決済がラクになること、大金を持たずに済むので安心なこと、財布の中がスッキリすること、など色々な意見があると思いますが、大多数は「ポイントが貯まること」に魅力に感じているのではないでしょうか。
ポイントを重視しない方もいますが、それは少数派でしょう。では、ポイントをお得に貯められているか、と問われたら「はい!」と大声で言えますか?なんとなく使っていたらなんとなく貯まっていた、なんて方は意外に多いのではないでしょうか。
そこで今回はクレジットカードを使った最もお得なポイントの貯め方として、初級者向けから中級者向け、さらには上級者向けとランク分けして解説してみたいと思います。最後までご覧になってくださいね!
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クレジットカード決済が現金決済よりもお得なワケ
ポイントの話を進めるうえで必ず知っておきたいのは、クレジットカード決済と現金決済にある大きな差です。
現金決済の場合、品物やサービスを購入したらそれで取引完了です。現金決済に何か付加価値があるわけではありません。
しかし、クレジットカード決済の場合、品物やサービスを購入するとその利用金額に対し、還元率に応じたポイントが貯まるようになっています。決済にクレジットカードを利用するだけでポイントという付加価値が生み出されるようになるのです。
還元率はカード会社やカードのランクなどによって異なりますが、平均的に0.5%前後に設定している場合が多いです。例えば、通常還元率0.5%のクレジットカードであれば、10,000円の商品やサービスを購入した場合、50ポイント貯まることになります。
現金決済の場合はポイント還元を受けることはできませんから、ポイントを受け取れるクレジットカード決済のほうが現金決済よりもお得といえます。
政府は2019年10月の消費税増税に伴い、クレジットカードを含むキャッシュレス決済に対しポイント還元を行うことを明らかにしましたので、これを機に、より一層キャッシュレス決済が日本国内に普及することが期待されます。
クレジットカード決済でお得にポイントを貯める方法【初級編】
クレジットカードの選び方や使い方によってポイントの貯まり方は大きく変わります。便利だから日々なんとなく使っている方は多いかもしれませんが、それではお得にポイントが貯まっているとは言えません。まずは誰でもできる【初級編】のお得なポイントの貯め方をいくつか紹介していきます。
高還元率カードを作るor乗り換える
ポイントをお得に貯めるために準備したいことが一つあります。それは、高還元率カードを作るor高還元率に乗り換えることです。現在クレジットカードを保有していない方はこれから高還元率カードを作り、今現在クレジットカードを保有している方は高還元率カードに乗り換え、メインカードとして使うことを考えてみましょう。
なぜ高還元率カードを保有することが大事なのか、その答えは単純です。ずばり!還元率が高いクレジットカードのほうがポイントが効率的に貯まるからです。
例えば、10,000円のバッグを買ったとしましょう。クレジットカードAは還元率が1.0%なのに対し、クレジットカードBは還元率が0.5%だとしたら、クレジットカードAは100円分のポイントが貯まるのに対し、クレジットカードBは50円分しかポイントが貯まりません。利用金額が多くなればなるほど獲得できるポイントの差は大きくなるので、高還元率カードを作るor乗り換えることは大事な最初の一歩です。
どのカードを選んだらいいのかわからない方に筆者が個人的におすすめしたいのが通常還元率1.0%の「PayPayカード」もしくは通常還元率1.2%の「リクルートカード」です。数字だけみるとリクルートのほうが通常還元率は高いですが、PayPayカードの場合はYahoo!ショッピング利用時に還元率が3.0%にアップすることやポイントがTポイントで貯まるので使い道に困らないなどメリットが多いです。
クレジットカード加盟店では極力カード決済をする
「クレジットカードが使える場所なんて限られているんじゃないの?」と思う方は多いかもしれませんが、近頃は私たちが思っているよりも実に色々なシーンで使えるようになっていますので、そんな心配はもういりません。クレジットカード加盟店では極力カードを利用する癖をつければ、効率よくポイントが貯まっていきます。
日常生活に欠かせないスーパーやドラッグストアをはじめ、デパートや商業施設ではほとんどのところで使えますし、大手コンビニで使えないところはありません。意外なシーンでいえば、各種保険料や医療費、自動車税などの税金類、引越し費用にも使えるなど、挙げればキリがないほど利用できるシーンは多くなっています。
使えないと勝手に思い込んでいたシーンで使えることは意外と多いので、レジまわりに国際ブランドのロゴ表記がなくても、カードが使えるかどうかをとりあえず聞いてみる癖をつけるのがおすすめです。
余談ですが、筆者の場合、友人と旅行に行く際、筆者のクレジットカードを使って旅行予約サイトで決済し、あとから友人に旅行代金を請求することで友人の分までポイントをもらっています。予約という手間を代行してあげているのでこれぐらいのことはしてもいいだろう、というのが筆者の考えです(笑)。
日本では今もなお現金決済派が多いですが、近年はグローバル化やインバウンド需要、世界で進むキャッシュレス化の流れに追随する姿勢を強めています。通販サイトでカード決済のみ可能なケースがちょくちょく見られるようになるなど、クレジットカードがないと逆に不便になるシーンが徐々に増えているため、少なくとも1枚はクレジットカードを保有しておきたいところです。
一昔前は「少額の利用にカード決済はどうなの?」という見方がありましたが、今はそんな時代ではないので少額決済でも遠慮なくカード決済を選びましょう。塵も積もれば山となるという言葉があるように、少額でも極力カード決済を行っていけば、気づいたときにはポイントがたくさん貯まっていたりするものです。
メイン1枚、サブ1〜2枚にまとめる
ポイントを貯める趣味があるユーザーの中には、クレジットカードを何枚も保有して使い分ける方が一定数います。カードを複数枚保有することは確かに一理あります。例えば、クレジットカードAはBというお店で還元率が高くなり、クレジットカードCはDというお店で還元率が高くなる、ということであればカードを使い分けるのは効率よくポイントを貯めるための1つの策といえるでしょう。
しかし、クレジットカードを複数枚に分け“すぎる”のはポイントを効率よく貯めるうえで逆効果になってしまいます。常時4〜5枚以上を使い分けている方は特に注意したほうがいいかもしれません。というのは、カード会社の多くはポイント交換の際に最低ポイント数や100ポイント単位で、といった条件を設けているので、ポイントが分散して効率よく貯まらないと結果的に使い勝手が悪くなってしまうからです。
クレジットカードによっては年間・月間の利用金額によって翌年・翌月のポイント還元率が変移するタイプもありますので、カードをある程度の枚数にまとめておかないとお得にポイントを貯められなくなってしまいます。おすすめはメインカードを1枚にし、サブカードを1〜2枚保有しておくことです。
メインカードとサブカードに分けることでメインカードを常時利用してポイントを集中させる狙いと、メインカード1枚では国際ブランドに対応できないシーンがある(例:JCBブランドのカードはJCB加盟店でないと使えない)ので、そういったシーンに備える狙いがあります。サブカードを使ったほうが明らかにお得にポイントが貯まる場合(例:提携店でポイント還元率がアップするなど)はサブカードを利用するなどして上手に使い分けていきましょう。
固定費をクレジットカード決済にする
クレジットカードを使ってお得にポイントを貯めたい方は、まずは固定費の支払いにクレジットカード決済を選ぶといいでしょう。固定費は水道光熱費や通信費、各種保険料など生活していくうえで毎月必ずかかってくる費用のことです。毎月かかってくる費用なので、これをクレジットカード決済に変更してあげることは全く損にはならないどころか、むしろポイントを効率よく貯められるようになります。
まず、水道光熱費についてですが、電気料金はカード決済が可能なシーンが多いです。ガス料金や水道料金については都市部であればクレジットカード決済が可能ですが、地方の場合はクレジットカード決済不可の場合も未だ多いので、可否については各供給会社の支払い方法をチェックする必要があります。
次に通信費ですが、大手キャリアは全て携帯電話料金のカード決済が可能です。携帯電話料金は今後も必ず固定費として支払い続けることになりますし、月7,000〜10,000円ほど平均してかかってきますので、ポイントを効率よく貯めるために必ずクレジットカード決済に変更しておきたいところです。自宅でWi-Fiを利用するためにプロバイダと契約している場合はプロバイダ料金もクレジットカード決済にしましょう。NHK受信料もクレジットカード決済が可能です。
最後に各種保険料です。あまり知られていないですが、実は多くの保険料の支払いがクレジットカード決済に対応しはじめています。身近なものでいえば、生命保険や自動車保険がカード決済可能です。それぞれプランにもよりますが、それなりに利用金額は多いでしょうから、こういった固定費もクレジットカード決済に変更しておきたいものです。意外なところでは国民年金保険料がカード決済可能で、年額20万円程度になりますので、こちらも固定費として考えてカード決済を選ぶといいです。国民年金保険料は2年分を一気に支払うことも可能なので、金銭的な余裕がある方は2年払いを選ぶのもいいでしょう。
クレジットカード決済でお得にポイントを貯める方法【中級編】
【初級編】については既に実践されている方は多いかもしれません。しかしまだまだクレジットカード決済でお得にポイントを貯める方法がありますので、ここで満足してはいけません。ここからは中級者向けに【中級編】として解説していきます。【初級編】と同じく誰でもできるので実践してみてはいかがでしょうか。
提携店で積極的に利用してポイント還元率アップ
クレジットカードを作るときにカード本体のポイント還元率に注目される方が多いですが、クレジットカードの中には提携店で利用するとお得にポイントが貯まる券種も多く用意されています。例えば、「PayPayカード」の場合、通常還元率は1.0%ですが、Yahoo!ショッピングの利用時には還元率が3.0%になります。ポイントが3倍多く貯まることになりますのでかなり旨味があります。
提携店でお得にポイントを貯められることを考慮すると、あなたが頻繁に利用するスーパーやコンビニ、デパート、ガソリンスタンドなどを提携店にもつクレジットカードを選ぶのがおすすめといえます。かなり頻繁に利用される提携店があれば、その提携店に関連したクレジットカードをメインカードとして使ってもいいでしょう。それほど頻繁に利用しないけど利用するときはいつもそこ、という場合はサブカードとして使えばいいでしょう。
ただし一点注意が必要なのは、提携店での利用が必ずしもお得になるとは限らないことです。たしかに提携店でポイントは高くなる、しかし、その品物やサービスが提携店ではないところよりも明らかに高い金額であれば、お得でないどころか、損をしてしまう可能性もあります。金額が安いもしくは他と同程度であれば、提携店で利用してあげるといいでしょう。
ネット通販はポイントモール経由でポイント大量ゲット
提携店で利用してポイント還元率がアップすることは先述したとおりですが、ネットショッピングの際はさらなるテクニックがあります。テクニックと言っても難しいものではないので、全く知識のない方でも大丈夫です!
ネットショッピングで通販サイトを利用する場合は、「ポイントモール」を経由しましょう。簡単にいえば、ポイントモールとはネット上の商店街のことです。ポイントモールを経由して通販サイトでクレジットカード決済をすることで、ポイントモール内でポイントを貯めることができ、効率よくポイントを貯めることができます。
ポイントモール経由で平均2〜3倍のポイント還元を受けることができます。しかし、ポイントモールを経由するとなると購入までのステップが増えてしまうので面倒に感じ、次第に利用しなくなる方が多くなります。全てはポイントのためと思って、面倒ではありますが経由する癖をつけて効率よくポイントを貯めていきましょう。
基本的には、ポイントモールで通販サイトを検索→通販サイトで商品やサービスを選択→クレジットカードで決済→ポイントゲット、という流れになります。
各クレジットカード会社がポイントモールを独自に運営していますので、「クレジットカード名 ポイントモール」と検索して、お手持ちのクレジットカードでお得にポイントが貯められるポイントモールを探してみましょう。(※お財布.comのような非クレジットカード会社が運営するポイントモールも存在します。)
主要なクレジットカード会社が運営するポイントモールを下記にまとめておきました。
主要なカード | ポイントモール |
---|---|
JCBカード | Oki Dokiランド |
アメリカン・エキスプレス・カード | アメリカン・エキスプレス・オンラインショッピングモール |
ダイナースクラブカード | ダイナースクラブポイントモール |
三井住友カード | ポイントUPモール |
セゾンカード | 永久不滅ポイントサイトhセゾンポイントモール |
MUFGカード | POINT名人.com |
SBIカード | SBIポイントモール |
ライフカード | L-Mall |
イオンカード | ときめきポイントTOWN |
セディナカード | セディナポイントモール |
オリコカード | オリコモール |
ジャックスカード | JACCSカード |
UCSカード | ぽいん貯モール |
dカード | dカードポイントUPモール |
Tカード | Tモール |
会員限定の通販サイトでポイント還元率アップ
会員向けの通販サイトを運営しているカード会社があり、その通販サイトで利用することでポイント還元率が高くなる場合があります。
例えば、三井住友カードはVpass会員限定の通販サイト「V-collection」を運営しており、ポイントが通常の10倍貯まります(1ポイント3.78円で還元率は3%以上)。V-collectionは大手通販サイトに比べると品揃えは少ないですが、ブランド品やグルメ、ファッション、生活雑貨、家電、キッチン用品、工芸品、スポーツ・レジャー、美容・健康用品などを揃えています。
このような会員限定の通販サイトを利用する際の注意点が1つあります。欲しい商品が見つかった場合、他の通販サイトでどのぐらいの金額で提供されているか確認する癖をつけてもらいたいのです。いくら還元率が高くなると言っても、付与されるポイント分を差し引いても他で安く購入できる場所があればそちらを選んだほうが結果的にお得になるからです。
クレジットカード決済でお得にポイントを貯める方法【上級編】
【中級編】では提携店やポイントモール、会員限定の通販サイトを上手に利用することでお得にポイントが貯まると紹介しました。ポイントモールを利用したことがある方は多いかもしれませんが、経由というステップが増えるので、面倒に感じるものです。でも、面倒なことをすることでポイントは効率よく貯められるので、そこをできるかが【上級編】を極めるうえで大きなポイントになってきます。では、どのような方法でポイントをお得に貯めていくのか引き続き解説していきます。
電子マネーへのチャージ&利用でポイントの二重とり
実は上級者ほど実店舗でクレジットカードを使わない傾向があります。それは電子マネーの普及が大きく関係しています。今や多くの店舗で電子マネーが利用できるようになっており、クレジットカードよりもスピーディーに決済できてしまうことから、クレジットカードと電子マネー両方が利用できる場合には上級者は電子マネーを選ぶ傾向があります。
スピーディーな決済が可能なことだけが電子マネーの魅力かといえばそうではありません。電子マネーを使うことでお得にポイントを貯められるのが最大のメリットです。
電子マネーは大きく分けると前払い式(プリペイド型)と後払い式(ポストペイ型)の2つのパターンがあります。ここで注目したいのは、「前払い式(プリペイド型)の電子マネー」です。
前払い式の電子マネーは事前にチャージが必要で、クレジットカードを使ってチャージすることが可能です。チャージの際にポイントがつき、さらに利用によってポイントがつきます。これを「ポイントの二重とり」と呼んでいて、効率よくポイントを貯めるのに欠かせないテクニックとなっています。お店のポイントカードを提示すれば、ポイントの三重とりも可能です。
ただし、全てのクレジットカードが電子マネーにチャージできるわけではありません。また、チャージはできてもチャージでポイントがつかないクレジットカードもありますので、ポイントの二重とりに対応しているクレジットカードなのか否か事前に調べてから作ることをおすすめします。
ちなみに、前払い式でメジャーな電子マネーには「楽天Edy」「nanaco」「WAON」「Suica」「PASMO」などがあります。
税金や公共料金の支払いができるnanacoでポイントゲット
国民の三大義務の1つである納税。皆さんしっかりと納税されているはずですが、未だに振込で納税されている方は多いですよね。近年はコンビニなどでも納税ができる時代ですので、一昔前に比べれば納税がしやすい環境は整ってきていますが、納税は高額になることが多いので現金では面倒ですし、何よりもったないです。
あまり知られていませんが、実は電子マネーの「nanaco」を税金の支払いに利用することができます。nanacoで支払えるのは国民年金をはじめ、国民健康保険、所得税、住民税、固定資産税、不動産取得税、自動車税です。また、nanacoは納税だけでなく、公共料金※1の水道代、ガス代、電気代の支払いも可能となっていますので、セブン-イレブンでnanacoを使って税金や公共料金を支払うのもおすすめです。
※お住まいの水道会社・ガス会社・電力会社によってnanacoで支払えない場合がありますので、事前に確認しましょう。
ここで一点注意したいのは、nanacoの利用に対してポイントがもらえるのではなく、クレジットカードにnanacoへチャージした際の「チャージポイント」がもらえるということです。つまり、チャージ&利用によるポイントの二重とりはできず、チャージによるポイントのみ受け取れることになります。
また、全てのクレジットカードがnanacoへのチャージができるわけではないことにも注意しなければなりません。nanacoへのチャージができるクレジットカードは多くあるものの、実はチャージポイントがもらえるカードはそう多くないのです。
nanacoにチャージができ、かつ、チャージポイントがもらえる代表的なクレジットカードとして「PayPayカード」や「リクルートカード」「セブンカード・プラス」「JMBローソンPontaカードVISA」「ファミマTカード」がありますので、覚えておきましょう。
特に「PayPayカード」と「リクルートカード」はどちらも高還元率カードとして非常に人気で、審査もそこまで厳しくないので属性に不安のある方にもおすすめできます。
家族カードでポイントをまとめる
「家族カード」の存在をご存知でしょうか。家族カードは家族の中で誰か一人が契約者となり、その家族に発行できるクレジットカードのことです。この家族カードの登場により、専業主婦やアルバイトなどの属性に不安にある方でもクレジットカードを保有することができるようになりました。
家族カードのいいところは、ポイントが合算されることです。契約者は親カード、家族カードは子カードという形で個別にカードが用意され、それぞれ個別に利用できますが、ポイントは合算されるので非常にポイントの管理しやすくなっています。複数人でポイントを貯めていけるので気づくとポイントがたくさん貯まっていたりします。
例えば、定期券で電車通学をしている大学生の息子に毎回現金を渡してみどりの窓口まで出向いて定期券を買わせるのやめ、息子には家族カードを渡して定期代を家族カードで支払ってもらいましょう。日本人の定期代の月平均は15,000円前後だと言われていますので意外と大きな出費です。定期代のように、本来払うはずの固定費をカード決済に回すことができれば、よりお得にポイントを貯めていくことができるのです。
リボ払いでポイント還元率アップ
支払い方法を「リボ払い」に設定することでポイント還元率をアップさせる施策を実施しているカード会社があります。リボ払いとは、金利を上乗せする代わりに月々の支払額を一定にする支払い方法(例:毎月5,000円コース、10,000円コース等)のことです。
「リボ払いは危険」とよく言われます。たしかにその通りです。それは支払いの終了時期が明確ではないことが大きな理由としてあります。リボ払いは利用するたびに支払総額が増え続けていきますが、毎月の支払額は一定なのでなかなか支払い残高が減らず、支払いの終了時期が先延ばしになってしまうだけでなく、結果的に金利手数料をかなり多く支払ってしまうパターンが多いからです。
そこでこのポイント還元率アップ施策を逆手にとる方法が編み出されました。リボ払いの支払日までに全額返済することで金利手数料がからないようにし、ポイントまで一緒にもらおうというものです。たしかにこの方法でポイントをもらうことは可能ですが、うっかり支払日までに全額返済することを忘れると金利手数料がかかってしまいますので、常に注意が必要で危なっかしい方法です。なので、上級編として紹介しています。
ポイント目的だとしてもリスクの高い方法なので、行うにしても自己責任でお願いします。筆者はおすすめしません。そもそも、リボ払いについてはしばしば議論を呼ぶところがあります。リボ払いで支払いの目処が立たなくなってしまう方が続出していますので、計画的な利用が求められます。
貯まったポイントの使い道を考えよう
「なんでこんなにポイントに執着しているのだろう?」と考えたことはありませんか。
クレジットカードのポイントを貯めるのが趣味の方は、お店が独自に発行するポイントカードでポイントを貯めるのも趣味だったりしませんか?それはそれで全然構いません。お店側にすればたくさん使ってもらえますし、私たちもたくさんポイントが貯まるのでむしろウィンウィンな関係といえるでしょう。
ただし、ポイントを貯めることだけが目的になってしまっては元も子もありません。大事なのは貯まったポイントをどのようにして使っていくか、です。
一番残念なのは、ただ単にポイントだけを貯めているパターンです。例えば、「10,000ポイント貯めたい」とポイントを貯めることだけに執着している方は、「10,000ポイント貯まったから次は20,000ポイント」を目指そう、なんてことになってしまいがちです。
ポイントには有効期限がある場合がありますので、有効期限が切れたらそれまでの努力は水の泡です。半年に1回でいいので、貯まったポイント数の確認、および、有効期限を確認するようにしたほうがいいです。
また、貯まったポイントをレートの悪い交換先に交換してしまうのも残念なパターンです。例えば、家電などの市販品との交換。市販品との交換レートは良くない場合が多いのでおすすめできません。
貯まったポイントの使い道としておすすめなのは、「電子マネー」もしくは「プリペイドカード」へのチャージです。どちらも交換レートは悪くないですし、どちらも加盟店が多く使い道に困りにくいです。貯まったポイントを利用したい店舗が既に決まっている場合は、対応している電子マネーや国際ブランドをチェックしておくといいでしょう。
「共通ポイント」への交換もおすすめです。共通ポイントとは楽天スーパーポイントやdポイント、Tポイント、Pontaポイントなど幅広いお店で貯まるor使えるポイントです。電子マネーやプリペイドカードほどではないですが、様々なシーンで利用できて便利です。ただし、カード会社によっては特定の共通ポイントの交換レートが悪い場合がありますので、交換レートを確認した上で交換するようにしたほうがいいです。
意外とおすすめなのが「商品券」や「ギフトカード」です。商品券やギフトカードなどの金券類は使い道が限られるのがデメリットですが、交換レートが1ポイント=1円であることが多いのでポイントを無駄なく使ってあげることができます。
ポイントを貯めることはいいことですが、使い道も考えながら貯めてあげるようにしましょう。クレジットカードは私たちの生活を豊かにしてくれるものなので、生活スタイルに合ったクレジットカードを利用して、これからも上手にポイントを貯めていきましょう!