審査なしも同然?審査が甘いクレジットカード比較【即日あり】

本サイトはプロモーション広告が含まれています。

アップルカードの発表シーン



2019年3月に米アップルから“とある商品”が発表されました。それが「アップルカード(AppleCard)」です。アップルカードはクレジットカードですが、これまでのクレジットカードとは違ったものになりそうだと期待の声が上がっています。



今や生活に欠かせないアイテムとなっているクレジットカード。国内でのクレジットカードの保有率は8割を超え、1人複数枚保有するのが当たり前の時代になっていますが、未だにクレジットカードを保有していない人がいるのも事実。



クレジットカードを利用することで生活が非常に豊かになるので、まだクレジットカードを保有していない方にはぜひとも保有してもらいたいと筆者は思っています。アップルカードがはじめてのクレジットカードになる方もいるかもしれないので、今回はアップルカードについて詳しく解説していきます。



今回は、2019年3月発表時点でのアメリカ仕様のアップルカードついての解説となります。日本仕様のアップルカードは発表があり次第、解説を加えていく予定です。発表直後に記事を書いているため、変更の可能性があることを前提に読み進めていただけますと幸いです。





まずはこちらの動画を見ていただくのが手っ取り早いかもしれません。2分半ほどの動画ですが、必要な情報がわかりやすくまとまっていますので、ぜひご覧ください。





イベント全体の動画を見たい方はこちらの全編動画をご覧になってください。少し長いですが、細かい情報が紹介されています。



これから私のほうでも詳しく解説していきますので、見るのが面倒な方は読み進めていただいても構いません。





アップルカード(AppleCard)とは?


アップルカード(AppleCard)は、米アップル社が考案したクレジットカードです。


アップルカードはMastercardブランドでアメリカ仕様の発行会社は米ゴールドマン・サックス



国際ブランドであるMastercardと提携して発行する形となっています。アメリカ仕様のアップルカードの発行会社は米ゴールドマン・サックスとなっています。



アップルカードは2019年夏にアメリカでサービスを開始



発表時点では、2019年夏からアメリカでサービスを開始する予定とアナウンスされています。この記事は3月に作成していますので、あと3〜6ヶ月で開始されることになるでしょう。



世界中のApplePay対応店舗で利用できる



Apple Payが利用できるところであれば、世界中どこでも利用できるとのこと。



アップルカードにはカード番号がない



アップルカードの最も大きな特徴と言えるのが、一般的なクレジットカードには必ずある「カード番号」がないことです。



カード番号をiPhoneの内部に取り込むことで、Face IDやTaouch IDでカードを認証し決済できるようになっており、一般的なクレジットカードよりもセキュリティー面で優れているとアップル側は自負しています。



アップルカードはiPhone内にカード情報を集約させる



一般的なクレジットカードの場合、カード本体にカード番号や氏名、セキュリティーコードといった決済に必要な情報が全て記載されているので、見ず知らずの人が利用できてしまう弱点があります。



一方、アップルカードは他人がカード情報を引き出せないので、セキュリティー力は格段に向上しています。飽和状態にあったセキュリティー面に関して新しいアイディアを出してくるあたりは流石としか言いようがありません。



さらに注目されているのが、iPhoneから簡単に発行ができることです。これまでApple Payを利用するにはお手持ちのクレジットカードをiPhoneに登録する必要がありましたが、アップルカードを発行すれば、カードを登録することなくApple Payを利用できるようになります。



Apple Payを使う以前にクレジットカードを作るのに厳しい審査を乗り越える必要がありましたが、その必要や手間さえなくなってしまったということです。この革新的な仕組みを作り上げることができるのはアップルだけだったかもしれません。クレジットカードの一番の難関は審査なので、そのあたりにメスを入れたのはユーザーとしては有り難い限りです。




費用(年会費や手数料)



年会費などの費用面の多くは無料



皆さんが気になっているであろう「年会費」ですが、年会費無料でサービスを開始するとのこと。



アップルは様々なサービスを有料で展開するイメージが強いので、無料というだけでもなんとなくお得感を感じてしまいますよね(笑)。



今や年会費無料のクレジットカードなんて溢れるほどあるわけですが、これから紹介するアップルカードの特徴を最後までご覧になった方は「これだけやってくれて無料なの?」ときっと驚くはずです。



年会費のほか、残高繰越手数料(Balance transfer fee)、返金手数料(Returned payment fee)、限度額超過手数料(Over-limit fee)、紙の利用明細書の発行手数料(Paper statement fee)、キャッシング手数料(Cash advance fee)、融資手数料(Financing fee)、これら全ての手数料が無料になるとのこと。





還元率



アップルカードはApplePay対応店舗の利用で還元率2.0%



アップルカードの登場で今回最も注目されたのが「還元率」でした。アップルカードはApple Payの支払いで還元率2.0%と、一般的なクレジットカードと比較しても高還元率カード、いえ、“超”高還元率カードとして登場するようです。



近年、高還元率カードの改悪案件が増えており、0.75〜1.2%でも超高還元率と言われる時代に、2.0%の還元率を実現させたことで、他のカード会社は戦々恐々としていること間違いなしです。



2.0%の還元率がどのぐらいすごいのかというと、1万円の買い物をしたら200円分のポイントがつくわけですから、年間100万円利用すれば2万円分のポイントが還元されることになります。即座にメインカードにしたいぐらいの還元率です。



アップルカードでアップル関連の決済をすると還元率3.0%



さらに、Apple Musicなどアップル関連で買い物をした場合には還元率が3.0%にアップするということで、自社サービス利用で還元率がアップする施策を実施するあたり、抜け目がありません。



アップル製品を好んで利用している方にとってはこれほど嬉しいことはないはずです。自社サービスを優先的に利用してもらいたい、というアップルの意図が見え隠れしています。



アップルカードは物理カードを利用すると還元率は1.0%にダウン



ただし、アップルカードの物理カード(チタン製のカード)を利用した場合は還元率1.0%となるので、Apple Pay非対応の店舗での利用時は還元率が下がることに注意が必要です。物理カードについては「利用できるところ」でさらに詳しく解説しています。





使い方



アップルカードはFaceIDやTouchIDで認証し決済を行う



発表時点で「使い方」はまだわかっていない部分が多いですが、動画内から、従来のApple Payの利用時と同様にiPhoneを読み取り端末にかざし、Face IDやTouch IDでカードを認証し、決済する形であることが見て取れます。Apple Payを日頃から利用している方なら煩わしさを感じることなく利用できるでしょう。



Face IDやTouch IDでカードを有効化できるため、一般的なクレジットカードのようにカードを店員さんに手渡す手間やサインをする手間を省くことができるのが大きなメリットとなっています。



Face IDは顔認証、Touch IDは指紋認証となりますので、カードは本人しか利用できない仕組みとなっており、セキュリティー力の高さも評価されています。



アップルは過去にiCloudの不正アクセスで情報の流出が相次いだこともあり、セキュリティーに関しては議論を呼ぶところがありますが、Face IDおよびTouch IDの導入のおかげで不安を感じずに利用できるようになりそうです。





保険


発表時点では「保険」についての言及は特にありませんでした。



日本のクレジットカードの素晴らしいところは保険がかなり充実していることです。多くのクレジットカードには紛失・盗難保険がついており、不正利用されても基本的には補償額の範囲内で補償してもらうことができます。



また、旅行傷害保険がついているクレジットカードが増えています。旅行傷害保険には国内旅行傷害保険と海外旅行傷害保険の2種類あり、通常は別途で加入が必要な海外旅行傷害保険が“自動付帯”しているようなカードも登場していますので、クレジットカード1枚で様々なトラブルに備えることができるようになっています。



クレジットカードのみの機能であればアップルカードは必要ない、と考える方が日本では多いかもしれません。そこで、アップルカードが日本でサービスを開始するにあたり保険を強化しなければならない、と筆者は感じております。



現在、アップルはAppleCareと呼ばれるハードウェアの保険を提供しているため、クレジットカードを提供するにあたり付帯保険についても何か考えている可能性は十分にあるでしょう。





利用できるところ



アップルカードはFaceIDやTouchIDでカードを認証しカード決済する



基本的にはApple Payが利用できるところでアップルカードは利用できるようになっています。iPhoneを読み取り端末にかざし、ユーザーはFace IDもしくはTouch IDでカードを認証することでカード決済ができるようになるとのこと。



アップルカードは物理カード=チタンカードの発行が可能



では、Apple Payが利用できない店舗では利用できないのか、というとそうではありません。任意でチタン製の物理カードを発行することが可能なので、物理カードを利用すれば、Apple Pay非対応の店舗でもカード決済が可能になります。



アップルカードのチタンカード



もちろん、このチタン製の物理カードにもカード番号はありません。“チタン製の物理カード”と当たり前のように言いましたが、実はこれはものすごいことです。



知らない方が多いようなので解説しておきます。日本国内でチタン製のクレジットカードを発行しているのは「SuMi TRUST CLUB リワードカード」「ラグジュアリーカード」「アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード」の3券種しかありません。



特にラグジュアリーカード、アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カードは業界の中でもトップクラスの審査難易度を誇るクレジットカードとなっていますので、いきなりやってきてそこに肩を並べようとするアップルカードは流石の一言です。



チタン製の物理カードの発行の費用についてはまだ発表されていませんが、無料で発行されることになるのであれば発行しておいて損はないはずです。(追記:無料で発行されていることが確認できました。)



ただし、物理カードを利用した決済の場合、2.0%の還元率が1.0%になりますので、Apple Pay対応店舗では基本的にiPhoneを使ってキャッシュレス決済したほうがいいです。チタン製のカードを見せびらかしたくなる気持ちはわからなくないですが、よりお得な方を選ぶのが賢明です。





利用明細



アップルカードの利用明細は週単位や月単位での利用金額を表示できる



一般的なクレジットカードと大きく違う点の一つに「利用明細」が挙げられます。通常、クレジットカードの利用明細は利用日・利用店舗・利用金額がズラーッと並んでいるだけですが、アップルカードの利用明細は週単位・月単位でどのぐらい利用したのか、まで細かくわかるようになっています。



アップルカードの利用明細はカテゴリ別に明細をチェックできる



また、「ショッピング」「フード・ドリンク」など、カテゴリー別に利用明細を表示までできるようになっており、どの週にどのカテゴリーでより多く利用しているのか、などより細かくチェックできるようになるようです。



アップルカードの利用明細書は利用店舗の場所をマップで表示できる



例えば、カテゴリーの「フード・ドリンク」から利用店舗をタップして選ぶと、マップ上に利用店舗の場所を表示できるので、「これはどこで使ったのかな?」といった従来の利用明細のわかりにくい部分が改良された点はすごく評価できます。



「重要なのは競争に勝つことではなく、Appleのユーザーにとってどんな製品が生活の改善につながるかを考え抜くこと」とアップルのトップであるティム・クック氏が語ったことがクレジットカードの分野にも活かされることになると誰が予想できたでしょうか。この企業理念が続くかぎり、アップルカードはサービス開始後も改良に改良を重ね、より使いやすくなっていくことでしょう。





メッセージ機能



アップルカードはメッセージ機能を使ってわからないことを尋ねることが可能



筆者が個人的に驚いたのが、「メッセージ機能」です。



動画内では「How do you update my address?(住所の変更はどうすればいいですか?)」というメッセージを送り、「I can help you with that.(お手伝いします)」と返事が返ってきています。



これまでクレジットカードについてわからないことは、自分でウェブサイトのFAQを参考にしたり、電話で直接聞いたりするのが慣例でしたが、そうした従来の常識を覆そうと革新的なサービスを打ち出す姿勢はすごく評価できます。



このメッセージ機能、まだ詳細が明かされていないため、AIによる返信なのか、社員による返信なのかわからないのですが、便利な機能が増えることは歓迎すべきです。





アップルカードと平均的な一般カードの比較表


クレジットカードには様々なステータスがあります。ステータスの高い順に、ブラックカード>プラチナカード>ゴールドカード>ヤングゴールドカード>一般カードとなります。多くの方が入会しているのが「一般カード」となりますので、ここではアップルカードと平均的な一般カードとの比較表を作成してみることにしました。


アップルカード 平均的な一般カード
年会費 無料 無料〜3,000円
還元率 1.0〜3.0% 0.5〜1.5%
付帯保険 紛失・盗難保険
旅行傷害保険
利用店舗 Apple Pay加盟店
Mastercard加盟店
各ブランドの加盟店
利用明細 わかりやすい わかりにくい
カード番号 なし あり
セキュリティー 高い カード会社による
メッセージ機能 あり なし
物理カード チタン製 プラスチック製




2019年3月の発表時点では日本での導入は未定



日本導入は未定だが十分に期待していい



もっとも残念なのは、2019年3月の発表時点ではアップルカードの日本での導入は未定であることです。



アップルはアメリカの企業なので、アメリカで優先的にサービスが開始されることは予想できました。と同時に、日本での導入が未定であることを予想できた方も多いはずです。



というのは、Apple Payのサービス開始時も同じだったからです。2014年10月にアメリカで先陣を切った後、イギリス、カナダ、オーストラリアと次いだのですが、日本はアメリカから遅れること2年、2016年10月にやっとサービスを開始することとなった経緯があります。



アップルカードもApple Payのときと同様に2年の遅れをとっても何ら不思議ではありません。その背景にはやはり日本特有の利権争いが挙げられるのではないでしょうか。どの会社がこのサービスを牛耳るのか、アップル側との交渉を重ねなければならないため、サービス開始が遅れることは覚悟しましょう。



逆に言うと、サービスがより成熟した状態で日本に上陸する可能性が高いため、より安心して使えるとプラスに捉えたいものです。アップルカードに関してはまだわからないことが多いので、そのあたりの不安を解消してから利用できるのはむしろ私たちにとってプラスであるはずです。



ゴールドマン・サックスのCEOであるRichard Gnodde氏はCNBCに対して、「アップルカードはアメリカからサービスを開始するが、世界展開も考えている」と発言したので、日本でのサービス開始については現実味が高まっています。





最大の争点は審査、発行会社はまさかの◯◯?



発行会社次第で審査が大きく変わる?!



筆者が個人的に最大の争点となるのは「審査」だと感じています。通常、クレジットカードを作るときにはカード会社の審査を受け、それに通過(合格)しなければなりません。属性など一定の条件をクリアできていなければ、クレジットカードの審査に通ることさえできないのが今日のクレジットカードの“形”です。それを覆してしまうかもしれないのが他でもないアップルカードです。



2019年3月の発表時点では、アップルカードの発行会社は米ゴールドマン・サックスとなっていましたが、これはあくまでアメリカ仕様のアップルカードの話であって、日本でサービスが開始された場合、どのカード会社から発行されるのかはまだ決まっていません。



国内のカード会社の売上高を比較すると、1位が株式会社クレディセゾン、2位が三菱UFJニコス株式会社、3位が三井住友カード株式会社、4位が株式会社オリエントコーポレーション、5位が楽天カード株式会社となっていました。この中だと、1〜3位のどこかのカード会社が選ばれる可能性が高いのではないか、という意見が多く占めています。



ただ、アメリカ仕様のアップルカードの発行会社である米ゴールドマン・サックスは、2016年に個人向けネット銀行事業「マーカス」をアメリカで始めたばかりで、カード事業ではまだ経験が少ない企業ですから、日本でどうなるか予想は難しいです。



日本でサービスを開始するにあたりカード事業の経験が少ない企業を選ぶことはなかなか想像ができませんが、そこはアップル、何をしでかすかわからないので、私たちの想像を超える企業と提携してカードを発行することになるかもしれません。例えば、ソフトバンクの子会社であるヤフージャパンあたりになると個人的に面白くなりそうな予感がします。いずれにせよ、乞うご期待といったところです。



「アップルカードはこれまでの審査とは少し変わった形になるのではないか」という予想もちらほら出ているようです。基本的にはiPhoneユーザーが対象になるでしょうし、また、Apple IDも必要になってくるでしょう。Apple Musicなどの月額制の有料プランの加入歴が長い方は審査が優遇されるような仕組みになると面白くなりそう、と個人的には感じています。





カード会社を滅ぼすかもしれない理由



アップルカードの利用増で困るのは他のカード会社



発表時点でわかっているのはアップルカードは“iPhoneで簡単に発行できる”ということなので、審査なしで発行できるクレジットカードになる可能性が0.1%以下でも秘めていることになります(実際問題として可能性は低いでしょうが...)。



これまで、デビットカードやプリペイドカードなどの決済カードを除き、審査なしで発行できるクレジットカードは実在しませんでした(実はデビットカードにも一定の審査があります)ので、審査なしとなれば、属性に不安を抱える方も安心して利用できる革新的なクレジットカードになることは間違いないでしょう。



そうなると困るのが他のカード会社です。カード会社がこれまでに築き上げてきた実績やプライドはズタボロになってしまうのではないでしょうか。



国内のiPhoneシェア率は、2017年10月68.2%→2018年9月43.9%→2019年1月41.1%と下落傾向にあるとはいえ、アップル一社で国内の4割を超えるシェアを誇っているわけですから、多くのiPhoneユーザーがアップルカードを新規に作成する可能性があるわけです。



カード会社が最も恐れているのはアップルカードを新規作成されることよりも、アップルカードに乗り換えるユーザーが増えることです。アップルカードをメインカードとするユーザーが増えれば、自社での利用頻度が減り、収益が大幅に減る可能性もあることから、カード会社は戦々恐々としているはずです。



そうなれば、他のカード会社も何かしらの対策を練ってくるはずです。例えば、2.0%以上の高還元率カードを作る、高ステータスカードの審査難易度を下げる、アップルカードにはないサービスを充実させる、などなど。



ただ、現実問題としてアップルカードは国際ブランドのMastercardと提携するため、カード会社と提携して発行するタイプになることから、審査が全くないということは考えにくいです。それでも他の企業とは全く違うことをしてきたアップルですから、これまでの審査とは一味違った審査を採用してくるのではないか、という期待をしてしまうのは筆者だけではないはずです。





アップルカードは必要?不要?



アップルカードは持っておいて損はない



結論から言ってしまえば、アップルカードは必要、というかiPhoneユーザーなら作るべきでしょう!



基本的にはデメリットがないので、iPhoneユーザーなら持っておいて損はしないです。1.簡単に発行できる、2.超高還元率である、3.利用店舗の拡大に期待できる、4.セキュリティー面で安心できる、などとにかくメリットが多いので、むしろその恩恵にあずかりたいものです。



強いてデメリットを挙げるとしたら、チタン製の物理カードを利用する際に還元率2.0%→1.0%にダウンしてしまうことぐらいでしょう。とはいえ、チタン製の物理カードは希少で、審査難易度の高いカードに採用されるものなので、優良顧客層の中でもごく一部しか持てないレベルのカードと捉えると、チタン製カードを持てるだけでも実はすごく幸運なことだったりします。



発表時点では保険についての言及がありませんでしたが、もし日本でサービスが開始されることになれば、他社との兼ね合いもありますので、保険についても何らかの施策を考えてくるはずです。もし期待していた保険がなくてメインカードにはできないと感じても、サブカードとしては十分すぎる役割を担ってくれるので、やはり、作っておいて損はないでしょう。



一つ大きな障壁となりそうなのが、国際ブランドのMastercardと提携している点でしょうか。日本ではVISAとJCBの二強と言われており、VISAは三井住友カード株式会社、JCBは株式会社ジェーシービーが大きなシェアを誇っています。



VISAとJCBの大きな違いは、VISAはカード会社と提携してクレジットカードを発行しているのに対し、JCBは自社でカードを発行しているのでカード会社と提携せずともクレジットカードを発行できる点(提携することも可能)です。



MastercardはVISAと同じく、カード会社と提携する形でクレジットカードを発行していますので、日本ではどこかしらのカード会社と提携して発行することになります。



問題視されているのは日本でのMastercardの普及率がVISAよりも低いことです。Mastercardは特にヨーロッパでの普及率が高く、日本ではVISAよりも低いため、利用の制限を余儀なくされる心配があります。せっかくアップルカードを作ったのに利用できない、なんてことにならないようにしてもらいたいものです。



しかしながら、アップルカードの利用者が多くなれば、加盟店側も対応せざるを得なくなるでしょうから、そこまで大きな心配はいらないでしょう。





クレジットカードの未来は着実に変わってきている



アップルカードがクレジットカードの未来を変える



実はカード会社はどこも慎重な姿勢をとる傾向があります。10年前までは紙の申込書に個人情報をボールペンで記入していたのですが、それがスマホの登場をきっかけに今では紙の申込書は滅多に見かけなくなりました。



このように何らかの“きっかけ”があるとこの業界は大きく変わっていきます。そして、今回そのきっかけになりそうなのが、他でもない“アップルカード”です。



アップルが常に世間を賑わせてきたのは周知の事実ですよね。スマホをここまで普及させたのもアップルのおかげと言っても過言ではありません。アップルカードの登場は、誰でも自由にネットサーフィンができる時代になったiPhoneが登場したときの衝撃と似たものを感じます。このアップルカードの登場をきっかけにクレジットカード業界は大きく変化していくはずです。



今私たちにできるのは、アップルカードが日本でサービス開始されるのをひたすら待つことです。これまでアップルは様々なサービスを開始してきましたが、日本は遅ればせながらもほとんどのサービスの対象となってきましたので、まずは続報を待ちましょう。きっと私たちにとって良い知らせとなるはずです。






審査項目について 審査難易度について 審査落ち原因の特定方法 クレカの作り方 電子マネーについて