クレジットカードを選ぶときにカード会社を判断材料にしている方は少ないかもしれません。しかしながら、カード会社にはそれぞれに特徴があり、実はカード会社で選ぶことは賢い選び方の一つだと言われています。
例えば、国内で絶大な人気を誇る三井住友カードはセキュリティに力を入れているだけでなく、銀行系ということでステータス性があるので、保有しているだけで安心感と優越感を得られたりします。このようにカード会社の特徴を知っておくとより充実したカードライフを送れるようになります。
今回取り上げたいカード会社が「クレディセゾン」です。クレディセゾンというと聞き慣れないかもしれませんが、「セゾンカード」といえば聞き覚えがあるかもしれません。クレディセゾンは国内大手のカード会社であり、満足度が高いことでも知られていますので、気になっている方は要チェックです。
クレディセゾンの基礎知識
クレディセゾンは、東京都豊島区東池袋に本社を置く日本を代表するカード会社です。「セゾンカード」という名称でよく知られています。
ひとまず歴史を振り返ってみましょう。クレディセゾンは、1946年に岡本商店として創業し、1951年に株式会社緑屋を設立、その後、1968年に西武百貨店と資本提携を結び、1980年に商号を株式会社西武クレジットに変更し、1983年にセゾンカードを発行、1989年に称号を株式会社クレディセゾンに変更し、1989年に提携カードの発行を開始しました。
カード会員数は2,679万人(2019年2月公表)で、国内トップクラスの会員数を誇り、名実ともに国内の大手有名カード会社となっています。
クレディセゾンを代表するクレジットカードとして人気なのは、「セゾンカードインターナショナル」や「セゾン・アメリカン・エキスプレス・カードシリーズ」です。クレディセゾン発行のクレジットカード一覧はこちらをご覧ください。
クレディセゾンは様々なクレジットカードを発行していますが、年会費無料のものが多いのが特徴の一つです。通常、年会費無料のクレジットカードは維持費かからないため、稼働率が低いと言われていますが、セゾンカードは西友などでお得になったり、優待サービスがあるため、稼働率の高いカードとして知られています。
また、全体的にカードデザインがおしゃれであることなどから、特に女性の会員が多いのも特徴の一つです。
さらに、ポイントの有効期限がないことも特徴の一つです。多くのカード会社はポイントに有効期限を設定しており、カードの利用頻度が少ない方はポイントが貯まりにくく、上手に使い切れないことが多いです。ポイントの有効期限がないことで、好きなだけ貯めることができるので、使い勝手の良いクレジットカードとしても評価されています。
クレディセゾン発行のクレジットカード一覧
カード会社によって発行されるクレジットカードの数は全く異なります。通常、10券種もあれば多いと言われますが、クレディセゾンはそれ以上の券種を用意しています。非常に数が多いので、各カードの簡単な特徴と一緒に表にまとめておきました。
カード名称 ()内は提携先 |
年会費 (税抜) |
セゾンカードインターナショナル |
永久無料 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード |
20,000円 |
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード |
20,000円 |
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード |
10,000円 |
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード |
3,000円 |
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード |
1,000円 |
セゾンゴールド・アソシエ・アメリカン・エキスプレス・カード |
2,000円 |
ゴールドカードセゾン |
10,000円 |
Meiセゾンカード (めいてつ・エムザ) |
永久無料※ |
ウォルマートカード セゾン (西友・リヴィン・サニー) |
永久無料 |
JMBローソンPontaカードVisa (ローソン・日本航空) |
永久無料 |
PARCOカード (PARCO) |
永久無料 |
三井ショッピングパークカード《セゾン》 (三井不動産株式会社・三井不動産商業マネジメント株式会社) |
永久無料※ |
三井アウトレットパークカード (三井不動産) |
永久無料※ |
ラゾーナ川崎プラザカード《セゾン》 (三井不動産商業マネジメント株式会社) |
永久無料※ |
MIO CLUBセゾンカード (天王寺ミオ) |
永久無料 |
MUJI Card (無印良品) |
永久無料※ |
ロフトカード (ロフト) |
永久無料※ |
JAPANカードセゾン (JFA 財団法人日本サッカー協会) |
永久無料※ |
シネママイレージカードセゾン (TOHOシネマズ) |
300円※ |
タカシマヤセゾンカード (タカシマヤ) |
永久無料 |
ジェイアール東海タカシマヤセゾンカード (タカシマヤ) |
永久無料 |
SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン (西武グループ) |
永久無料※ |
SEIBU PRINCE CLUBカード セゾンゴールド (西武グループ) |
15,000円 |
みずほマイレージクラブカードセゾン (みずほ銀行) |
永久無料 |
みずほマイレージクラブカードセゾンSuica (みずほ銀行) |
永久無料 |
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・ アメリカン・エキスプレス・カード (ヤマダフィナンシャルANA) |
500円 |
メイワン フレンズカードセゾン (メイワン) |
永久無料※ |
ラスカルカードセゾン (日本アニメーション) |
永久無料 |
WOWOWセゾンカード (WOWOW) |
永久無料※ |
MileagePlusセゾンカード (ユナイテッド航空) |
1,500円 |
MileagePlusセゾンゴールドカード (ユナイテッド航空) |
15,000円 |
MileagePlusセゾンプラチナカード (ユナイテッド航空) |
50,000円 |
マツダm’z PLUSカードセゾン (マツダ) |
永久無料 |
マツダm’z PLUSカードセゾンゴールド (マツダ) |
10,000円 |
東京ミッドタウンカード《セゾン》 (東京ミッドタウン) |
永久無料※ |
J:COMMUNITY Cardセゾン (J:COM) |
永久無料 |
ヤマカタヤカード (山形屋) |
永久無料※ |
まるひろMクラブカード (丸広百貨店) |
永久無料 |
まるひろスターカード (丸広百貨店) |
1,000円 |
アトレMクラブカード (アトレマルヒロ) |
永久無料 |
JQ CARDセゾン (九州旅客鉄道株式会社) |
1,250円 |
マネックスセゾンカード (マネックス証券) |
永久無料 |
mont-bell CLUB MEMBER’Sカードセゾン (mont-bell) |
永久無料 |
mont-bell CLUB MEMBER’Sゴールドカードセゾン (mont-bell) |
10,000円 |
リウボウカードセゾン (リウボウ) |
永久無料 |
JAFセゾンカード (JAF) |
永久無料※ |
山と渓谷カードセゾン (山と渓谷) |
永久無料 |
トイザらス・カード《セゾン》 (トイザらス) |
永久無料 |
ベビーザらス・カード《セゾン》 (ベビーザらス) |
永久無料 |
コクーンシティカードセゾン (コクーンシティ) |
永久無料 |
カワトクカード (カワトク) |
300円 (2年毎) |
Northportカードセゾン (ノースポート・モール) |
永久無料 |
Latovカード《セゾン》 (ラトブコーポレーション) |
永久無料 |
YMセゾンカード (山口フィナンシャルグループ) |
永久無料 |
nimocaセゾンカード (ニモカ) |
永久無料 |
SMARKカードセゾン (SMARK) |
永久無料 |
PADIカードセゾン (PADI) |
1,500円 |
千趣会セゾンメンバーズカード (千趣会) |
永久無料 |
日本白血病研究基金カードセゾン (日本白血病基金) |
永久無料 |
L.L.Bean Clubカードセゾン (L.L.Bean) |
永久無料 |
サッポロファクトリーカードセゾン (サッポロファクトリー) |
永久無料 |
Francfrancカードセゾン (Francfranc) |
永久無料※ |
福銀セゾンカード (福井銀行) |
永久無料 |
京信セゾンカード (京都信用金庫) |
永久無料※ |
西武信用金庫《セゾン》カード (西武信用金庫) |
永久無料 |
tano card《セゾン》 (大塚商会) |
永久無料 |
セゾンエルセーヌカード (エルセーヌ) |
永久無料 |
Being GIZAカードセゾン (Being GIZA) |
永久無料 |
早稲田ゴールドカードセゾン (学校法人早稲田大学・早稲田大学校友会) |
10,000円 |
長谷川ほっとかーど《セゾン》 (スイートデコレーション) |
永久無料 |
さくら野セゾンカード (さくら野百貨店) |
永久無料 |
VERMILLION CARD (B’z PARTY) |
永久無料 |
※アメリカン・エキスプレスは3,000円
クレディセゾンが今後注目される理由
クレディセゾンは既に人気のカード会社となっていますが、筆者はクレディセゾンが今後さらに注目を浴びるカード会社になると予想しています。今後さらに飛躍する理由はいくつかあります。
信販系カードなので審査が甘い
まず注目したいのは、クレディセゾンが信販系のカード会社であることです。クレジットカードの発行元の業種は信販系のほか、流通系、銀行系、外資系、交通系と様々あるわけですが、その中でも信販系のカード会社は審査は甘い傾向があります。
審査が甘いと言われる所以は、信販系のカード会社はクレジットカード事業が主業務であるため、顧客の獲得に躍起になっているためです。顧客の獲得=収益拡大につながるため、多少審査を優しくしてでも会員数を伸ばしたい狙いが各社あります。
実際にクレディセゾンは国内でトップクラスの会員数を誇っているわけですから、顧客の獲得に躍起になっていることは明白です。
ただし、審査なしというわけではないので、ある程度、信頼できる属性でなければもちろん審査に落とされてしまうことはあります。それでも、銀行系のようにカチカチに審査を行うわけではないので、銀行系や外資系を選ぶよりは安心して審査に臨めるというわけです。
特に審査が厳しいと言われているのは国際ブランドがダイレクトに発行するプロパーカードの審査だと言われていますので、それに比べると審査は格段に甘いといえます。
ただし、審査が甘い傾向にあると言っても他のカード会社と同様に過去に金融事故を起こしている方は敬遠されるため、金融事故を起こしていないことが審査に通過するための第一条件となってくることは忘れてはいけません。カード会社から信頼を得るためにはやはり金融事故を起こしていないことがとても大事な要素となってきます。
金融事故とは消費者金融からの借り入れだけでなく、カード会社への支払いの遅延なども含まれますので、過去にクレディセゾンとの間で金融事故を起こしている場合には社内情報としてブラック情報が残っている可能性があり、指定信用情報機関に記録されるブラック情報(社外ブラック情報)がなくても審査に落とされる可能性がありますのでご注意ください。
提携カードが多いので選択肢が多い
クレディセゾンの面白いところは、提携カードが非常に多いところです。
まず、提携カードとは何か、について解説しますと、カード会社と民間企業がタッグを組んで=提携して発行するクレジットカードで、民間企業の色合いをより強めたクレジットカードとなるのが特徴的です。
例えば、PARCOカードはご存知、ファッションビルPARCO(パルコ)と提携しているクレジットカードで、カード決済でPARCOが発行するPARCOポイントとクレディセゾンが発行する永久不滅ポイントを同時に貯めることができたり、PARCO指定のホテル・映画館などをご優待価格で利用できるのが特徴です。
タカシマヤセゾンカードは、国内大手の百貨店である高島屋と提携しているクレジットカードで、通販サイトを含む高島屋でのお買い物で100円で2ポイント(還元率2%)になったり、ポイントアップ特別ご優待会の期間中には100円で4ポイント(還元率2%)にアップするなど提携により独自のサービスを受けられるようになっています。
このように、普段よく利用する店舗やサービスと提携したカードを選んであげるとよりお得にポイントを貯められたり、優待価格でサービスを利用できるようになるため、提携カードは選び方によって大きなメリットを得られるのが特徴と言えます。
逆にいうと、普段利用しない店舗・サービスの提携カードは保有するメリットはあまりないです。なので、頻繁に利用する店舗・サービスと提携しているカードでないと保有する価値は下がります。この点だけは注意点として覚えておきたいところです。
各カードの提携先のご確認はこちらをご覧ください。
国際ブランドの選択肢が多い
例えば、国内で絶大な人気を誇る三井住友カードの場合、基本的には国際ブランドはVISAしか選ぶことができません(一部例外あり)。
JCBカードの場合は、国際ブランドがダイレクトに発行するプロパーカードとなりますので、こちらも原則としてJCBしか選ぶことができません。
国際ブランドを自分で選ぶことができないのは、ときに大きなデメリットとなることがあります。
例えば、JCBは日本国内では様々なシーンで使えますが、海外だとJCBが利用できない場所はかなり増えてくるため、JCBブランドのクレジットカードしか保有していないとカード決済ができず不便に感じることがあります。こういった状況に備えて、他の国際ブランドも用意しておきたいものです。
実は日本国内でも手数料の高さからJCBを避ける店舗がちらほら見られるようになってきていますので、国際ブランドを選べないとクレジットカードの強みを活かしにくくなります。
一方でクレディセゾンは、VISA、Mastercard、JCB、American Expressの4つの国際ブランドと提携・発行していますので、お好きな国際ブランドを選べるようになっています。
現時点ではこれら4つの国際ブランドを選べれば、世界中で困ることなく利用できます。海外旅行をする機会が多い方はVISA・Mastercard・American Expressの3つから選ぶといいでしょう。
理想は、2種類以上の国際ブランドのクレジットカードを保有することです。例えば、1枚はVISAで1枚はJCBといったように保有しておけば、国内ではもちろん海外での利用に困ることもないでしょう。
筆者は個人的には、VISA×Mastercard、VISA×American Express、Mastercard×American Expressのいずれかの組み合わせをおすすめします。やはり、これら3つに比べるとJCBは劣ってしまう部分がありますので...。
即日発行&即日受取可能なカードがある
クレディセゾンは、即日発行&即日受取が可能なクレジットカードを発行しているのが魅力の一つです。
即日発行が可能なクレジットカードは他社にもありますが、即日受取ができるのが大きなポイントです。即日受取が可能なのは、セゾンカウンターがあるからです。カード審査後、合格通知をもらい、セゾンカウンターまで受け取りに行くことで即日受取、そして、その日からカードを利用できます。
「その日すぐにクレジットカードがほしい」という方のためにこうしたサービスを提供している点は非常に高く評価できます。
セゾンカウンターをご利用の際には、16桁の受付番号、運転免許証等の本人確認書類、キャッシュカード・通帳などの引き落とし口座番号がわかるもの、引き落とし口座のお届印が必要になるので、忘れずに持参しましょう。
セゾンカウンターは全国各地にありますが、2019年11月時点では北陸・甲信越(新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県)、中国・四国(鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、愛媛県、高知県)にはカウンターがありませんので、上記以外の地域にお住まいの方が即日発行・即日受取の対象となります。(参照:セゾンカウンターの場所)
また、即日発行・即日受取をご希望の場合、営業時間の兼ね合いもありますので、営業時間内に受け取るために午前中のなるべく早め(審査は24時間行われるので早ければ早いだけ良い)に済ませておくようにしましょう。
永久不滅ポイントはポイントが失効しない
クレディセゾンが多くの方に選ばれている大きな要因といえるのが、ポイントが失効しない「永久不滅ポイント」というポイント制度を展開していることでしょう。
永久不滅ポイントという名のとおり、ポイントは永久的に不滅しない=ポイントの有効期限がないため、貯まったポイントを一切ムダにせずに済むのがいいところです。
多くのカード会社がポイントの有効期限を2年間に設定しているのですが、カードの利用頻度が少ない方だと2年あってもポイントはさほど貯まらず、本当にほしいものや受けたいサービスに交換できないことがよくあります。
例えば、ポイント還元率0.5%のカードを保有していて、月1万円しか利用していない方は年間12万円のご利用が見込めますが、これで貯まるポイントは1年間でたった50P×12ヶ月=600ポイントで、2年間でもたった1,200ポイントです。正直なところ、1,200ポイントで交換できるものに大したものはないです。
これが永久不滅ポイントならどうでしょう?ポイントは永久的に失効しないので、いつまでもポイントを貯めることができます。お望みの商品やサービスが受けられるポイントまで貯めることができるので、有効期限を気にして不要なものと交換しなくて済みます。
クレジットカードの有効期限は基本的には5年単位で設定されるものですから、有効期限が2年間なのは短いと感じている方が多いはずです。永久不滅ポイントは有効期限がないわけですから、5年後にカード更新をしてもなおポイントを貯めていけるので、理想的な仕組みといえるのではないでしょうか。
資産運用サービスに力を入れている
クレディセゾン独自のサービスとして注目されたのが「ポイント運用サービス」です。クレディセゾンは永久不滅ポイントを発行していますが、この永久不滅ポイントを使って投資を疑似体験できるというものです。
“投資”と聞くと縁遠いものという印象を受ける方が多いでしょうが、貯まったポイントを使って運用を疑似体験できることから、利用者は50万人を突破(2019年時点)するなど、かなり注目されています。女性比率が高く、20〜40代で非常に多いと言われています。
利用者からは「将来投資をしたいので練習に役立つ」「ポイントが増えるのが面白い」「お金を使わないから気軽にできる」といった絶賛の声が相次いでいます。
具体的には4つの投資信託コース、株式コースから投資の種類を選べるようになっており、実際の投資のように複数の選択肢の中から自分で選択できるのが面白みとなっています。手数料が一切発生しないのも嬉しいところです。
資産運用サービスの中でも注目されているのが、2019年11月12日より開始した証券サービス「セゾンポケット」です。
セゾンポケットの注目ポイントは、業界で初めてクレジットカードを使って株式を購入できることです。これまで投資の疑似体験はできましたが、現実に株式を購入できるようになったことで、リアルな投資が可能になったのです。業界で初めての試みということでかなり注目されています。
2019年時点では利用者は50万人を突破したと報告していますが、山下昌宏会長は「100万人を目指したい」と語っているので、このセゾンポケットをきっかけに利用者がさらに増えることが予想されます。
さて、気になるセゾンポケットの内容ですが、「投資信託」と「株式」の2種類の商品が用意されています。
投資信託は、セゾン投信の「グローバルバランスコース」と「資産形成の達人コース」の2種類で、毎月1,000円からクレジットカードで積立可能となっています(永久不滅ポイントでも購入できます)。
株式は、東証上場企業から130銘柄と3つのETF(上場投資信託)から選定し、毎月5,000円から(上限は月間5万円)クレジットカードで積立可能です。銘柄については株式5,000円以下を目安としているとのこと。
株式の購入に対してはポイントが貯まりますが、カードショッピング利用時の1,000円につき1ポイントは対象外となり、株式の購入の場合は5,000円につき1ポイントとなりますので、ポイントのうまみはあまり感じられないです。
しかし、これまでできなかったクレジットカードを使って株式を購入できるという体験ができるので、面倒なイメージがあった投資に手を出す方は増えていくのではないでしょうか。
狙い目はセゾンアメックス
正直なところ、クレディセゾン発行のクレジットカードは種類が多すぎるせいで選ぶほうは大変です(笑)。クレジットカードの知識がない方はもっと数を絞ってほしいとすら思うかもしれません。そういう方のために最後に筆者のおすすめを紹介しておきます。
筆者が個人的におすすめしたいのは「セゾンアメックスシリーズ」です。「クレディセゾン発行のクレジットカード一覧」でも紹介しているように、セゾンアメックスにはいくつかの券種があります。
この中でもおすすめなのは、「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」(以下、セゾンパールアメックスと表記)です。
アメリカン・エキスプレス・カード(通称アメックス)というと、一般的には審査が厳しいイメージがありますし実際にプロパーカードとしてのアメックスは審査が厳しいですが、こちらはクレディセゾンとの提携カードとなりますので、アメックスブランドでありながらそこまで審査が厳しくないのがいいところです。
入会資格をみても「18歳以上でご連絡可能な方(高校生を除く)」としか記載されていませんので、審査は厳しくないどころか、甘いのではないかといえる内容となっています。これなら属性に不安のある方でもチャレンジしてみる価値は十分にあるでしょう。
また、券面デザインをみてもわかるように、アメックスブランドらしさが残されているのでステータスを感じられるのもいいところです。
年会費は1,000円(税抜)とアメックスの提携カードとして破格の価格設定で、しかも初年度は無料かつ年1回の利用で翌年以降も年会費無料となるので実質無料と捉えていいいでしょう。
他のアメックス提携カードと同様にiDやQUICPayといった電子マネーが使えるのはもちろん、ETCカードや家族カードの発行も可能なので、ご家族のいる方にもおすすめできるようになっています。
将来的に上級グレードを狙うのに役立つことも、セゾンパール・アメックスおすすめする理由の一つです。
まずはセゾンパール・アメックスで実績を積んでいくことで(クレヒスを構築し)、セゾンブルー→セゾンゴールド→セゾンプラチナといったように将来的に上級グレードへステップアップしていくことができるでしょう。
特に、ゴールドカードのさらに最上級ステータスとなるセゾンプラチナはかなりおすすめできます。年会費は20,000円ですが、他社のプラチナカードは普通は年会費20,000円では作れません。安くても30,000円、平均的に50,000円前後、高いものだと100,000円を超えるものまであります。
それでいながら、専任コンシェルジュや旅行傷害保険の自動付帯、プライオリティ・パス、ホテル特典・ダイニング特典・スパ特典・ショッピング特典といったプラチナカードでしか受けられない特典を受けられるなど、20,000円ではお釣りが返ってくるほどのサービスを受けられるカードなのです。
実際にプラチナカードの中でもセゾンプラチナ・アメックスはかなり評価が高いので、保有できる属性であるなら保有しておきたいカードです。